スポナビに出ている田中碧のインタビューに、面白い発言がある。それは彼にとって「カタール大会は、最初で最後のワールドカップ」であるということだ。これは32チームで開催される大会は、カタール大会が最後になる。32か国出場の中でベスト8以上を狙う最後の大会と位置付けている。
なるほどね、2026年大会は48チーム参加になるし、全く別物と考えているわけだ。違った視点から見れば、2026年大会のフォーマットでは日本が決勝T, ベスト8以上に進めるのは不可能と考えているのだろう。
2026年大会は48チームを3チームずつ16グループに分ける。各グループのうち、上位2チームが決勝T, つまりラウンド32、ラウンド16と進んでいく。仮にグループの中にブラジルと他の強豪がいれば、上位2チームに入るのは限りなく不可能である。そして決勝Tもラウンド32,ラウンド16とハードルが高くなる。ベスト8以上なんて雲の上だろう。
選手も同じ認識であるわけで、田中碧にとってのカタール大会は、最初で最後のワールドカップという発言になったわけだ。しかしドイツとスペインと一緒であることは、2026年大会の前哨戦であるようにも思える。
最初で最後のワールドカップ。