残り2ケ月を切っているカタールWCだが、普通の大会は6月開催だから11月まで待たされるとWCという気分にならないし、世間一般の関心も薄いように思える。これはヨーロッパのシーズンが始まっていて、中断をしてそこから1週間くらいで大会が開幕するという尋常ではない日程も関係する。
いつもは合宿に入り、2-3週間の準備期間がありその間で2-3試合の調整試合がある。前回もスイスとパラグアイと試合をした。今回は直前にカナダと試合をするが、それは気候への順応、選手のフィットネスの状況などをチェックするという意味合いのほうが強い。従って選手起用、戦術の確認などは今回のアメリカ戦、エクアドル戦しかないし、これでうまくいかないとぶっつけ本番となる。まあこれはどの国も同じかも知れない。
このようにカタール大会は問題は多いが、最大の問題は普通6週間程度の日程なのに、それを4週間にぶち込んだことだ。開幕は11月21日、決勝は12月18日であるから正味4週間もない。ユースの大会じゃないんだからこんな日程は論外である。
このために1次リーグは中3日で試合をこなす。ユースの大会よりはましだし、カタール国内の移動はないに等しいからいいようなものの、第1戦の次の日はクールダウン、その次は戦術練習、その次は移動日といったところか。メンバーを固定すれば選手は疲弊すること間違いなし。ドイツ戦とスペイン戦は同じメンツにして、コスタリカ戦はメンバーを大幅に変更するくらいの大胆さが必要。
どうせ勝てないのは分かっているんだから、みんなで大会をエンジョイするつもりで選手をローテーションすべき。みんなでWCを楽しもうではないか。他の国も似たようなことをしてくるはずである。
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