サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

内田引退

2020-08-21 07:45:37 | 日記

内田篤人の引退が発表された。引退する選手について書くと追悼文みたいになってしまうのがいやだ。まだ32才だから怪我さえなければあと2-3シーズンはできるだろう。こればかりは仕方がないし、自分のパフォーマンスの劣化を感じたのだろう。

 

内田のプレーの中で印象に残っているのは、シャルケ時代にどのシーズンか忘れたが内田が右SBのポジションからボールを奪取。カウンターで右サイドを尋常でないスピードで駆け上がり、真ん中にクロス。それをフンテラールが合わせてゴール。決めるのは簡単だったので、ほとんど内田のゴールのようなものだろう。

 

内田のシャルケ時代のチームメートには、ラウール、ノイヤー、フンテラール、ドラクスラー、ファルファンなどそうそうたるメンツが揃っている。キャリアの晩年だったとはい、あのラウールといっしょにプレーしていたんだからすごい。特に内田と仲良しだったファルファンは今年36才だが、まだロコモティブ・モスクワで現役である。内田の引退を聞いてファルファンも寂しいことだろう。

 

2010年南アWCで試合に出してもらえなかったことを内田は恨んでいるようだが、シャルケでは2010/2011シーズンはCLでベスト4,ドイツカップ優勝と好成績を残して、その主力選手だった。内田をもっとWCで起用していればもっといい成績を残せたいたのかも。

 

ちなみに内田は筆者の出身地、静岡県三島市の隣のド田舎、函南町出身である。函南のような田舎から代表選手がでたことが不思議でならない。


J1第11節 川崎フロンターレ対セレッソ大阪

2020-08-18 09:10:15 | 日記

首位を独走する川崎を止められるのは2位のセレッソしかないと思っていた。第10節までセレッソは得点力はないものの、失点9と守備は固い。ここでセレッソまで負けるともうどこも川崎を止められない。

 

セレッソがブルーノ・メンデスのゴールで先制し、先制した試合はここまでセレッソは負けていない。このままセレッソが得意の堅守で守り切れば勝てるような気がしたが、それは気がしただけだった。終わってみれば5-2で川崎の圧勝。首位攻防戦なのに5失点はないだろう。

 

川崎もセレッソもパスミスは多いが、川崎の場合はボールを失ってもすぐに取り返す。前線からのハイプレス、中盤でのインテンシティの強さはピカイチ。とにかくすぐにボールを奪う。ドリブルだとかビューティフルなパス回しなどしなくても、中盤でもぎ取ってそこからカウンターをかければそれで十分である。単純だがこれで勝てる。

 

川崎は中3日ということもあり、前節から6人メンバーを代えた。これはセレッソも事情は同じだろう。しかし川崎の場合は戦力が落ちない。これが強さの秘訣だろう。

 

まだ11節にして10勝1分。以前のマンCITYのようなぶっちぎりで優勝できるかも知れない。


CL SF ライプチヒ対PSG

2020-08-18 09:10:15 | 日記

レッドブルズ対カタールとでもいうべき試合はPSGが3-0で圧勝。これでPSGはクラブ史上初のCL決勝進出。MOMのデイ・マリアも大喜びである。ライプチヒは守備のミスが多く、攻撃のタレントではPSGにかなわない。こういう結果は予想できたが、ここまでネイマールがニコニコしながらプレーすると、こいつはトップフォームを取り戻したのかと思ってしまう。

 

試合直後にネイマールはユニフォームを交換していたが、これがコロナ対策のUEFAの規定違反になるようで、決勝はプレーできない可能性が出てきた。ネイマールがいなければバイエルンには勝てないだろうから、トップフォームを取り戻してもユニフォームでつまずいてはしゃれにもならない。

 

さてライプチヒの中にケビン・カンプルをみつけた。以前ザルツブルクにいて香川がいたころのドルトムントに移籍したが、先発が少なく半年で退団。その後ソンフンミンの後釜としてレバークーゼンに行き、ライプチヒには3シーズン目である。インサイドハーフでもあり、ウイングとしても起用できる器用な選手ではあるが、ビッグネームのレベルまではいかない。こういう選手は中堅以上のクラブでなんとか生きていけるのだろう。

 

PSGの攻撃を見ていて、サッカーの攻撃とは相手の裏を取ることにあると痛感できた。その方法がワンツーでもいいし、ロングボールでもいい。ふたりいる相手の真ん中を通してもいい。相手の守備が手薄なスペースを突いていく。ネイマールとムバッペはそれを忠実にこなしていた。スペクタクルなドリブル突破ではなく、相手の裏を取るだけでチャンスは作れる。PSGの攻撃の質は高い。

 

本当にネイマールは決勝に出られないのだろうか。


メッシ、バルサ退団か

2020-08-18 09:10:15 | 日記

もちろん憶測記事だろうが、メッシがバルサを退団する可能性が騒がれてきた。バルサのフロント、監督への不信感が極限に達しているからという理由からだ。クーマンが新監督になるようだが、ペップの再登板以外はメッシを納得させる材料はないだろう。メッシのゴール数が減ってきているから、メッシがいなくなっても問題ない、メッシのプレースタイル依存が強すぎるからバルサは復活できなという論調も多い。

 

メッシは2008/2009シーズンからCLまで含めた公式戦で毎シーズン40ゴール、20アシスト前後は稼いでいる。これがストンとなくなればどうなるかは火を見るよりも明らか。確かにメッシは守備をしないし、自分のポジションを気にせずにフラフラしているので、メッシが動けばその周りに広大なスペースがあいてしまう。だがこれは今に始まったことではないし、それがメッシであり、それがバルサなんだから仕方がない。

 

さて仮にメッシが退団となり、800億円とも言われる移籍金を払えるクラブはPSGとマンCITYしかない。カタールのクラブなら可能性もあるが、メッシがカタールに行くとは思えないので、これは対象外。メッシは今年33才。38才くらいまで現役を続行できるとしても、当然トップフォームは劣化していく。だからメッシ獲得というのは、選手の実力+マーケティング面も加味されることになる。

 

メッシの肖像権とか個人スポンサーとの兼ね合いとかにクラブが割り込むことができなければ、メッシを獲得するうまみがなくなる。またメッシがPSGに行けばネイマールはバルサに戻るかも知れない。いろいろなことが起きる可能性が出て来る。メッシがいなくなればコウチーニョを連れ戻して司令塔にするかも知れない。

 

リバプールサポのエジプト人の同僚は、コウチーニョはメッシがいる限りバルサでは輝けないだろうという。リバプールでは司令塔として活躍できたが、バルサではボールがメッシに集まるので誰もコウチーニョにボールをパスしないからだそうだ。これは極端な意見ではあるが一理ある。

 

果たしてメッシはクーマンに納得するかどうか。

 

 


J1第10節 鹿島対神戸

2020-08-17 08:58:07 | 日記

鹿島が後半ATに追いついて2-2でドローになった試合。神戸の拙いゲーム運びが目立った。後半16分にそれまで役に立っていなかった郷家が驚きのゴールをあげて2-1と勝ち越し。後半28分に鹿島が一挙に4人を交代させてアクセルをふかした。神戸は防戦だけになり、GK飯倉にしては珍しい好セーブでなんとかしのいだ。やればできるじゃん、飯倉君。でもロングフィードは相変わらずだめ。

 

なんとか神戸が勝ち切るかに見えたが、後半37分に藤本とサンペールが出てきたが、サンペールが不用意なパスミスでカウンターをくらったり、嫌な雰囲気が出てきた。後半ATに残り1分くらいで、藤本にボールが出た。普通の間隔であれば、ボールをコーナーに運んでうじうじと時間をつぶすところだ。残り1分で追加点はいらない。

 

しかし藤本は何を考えたのかドリブルで仕掛けてしかもボールを簡単に取られた。そこからカウンターを食らってものの見事に失点して2-2のドローになった。神戸にしてみれば必ず勝ち点3が取れる試合だっただけに、藤本のバカさ加減に落胆というか腹が立った。

 

フィンケ監督も試合後のインタビューで、この藤本のプレーに言及していた。しかしそれよりも後半の残り20分の試合運びを検証すべきだろう。どうすれば相手の猛攻をかわすことができるのかを、チームとして意思統一していないからこうなる。神戸はこういう最後に追いつかれる試合が多い。

 

それにしても若い小田と郷家を先発に起用せざるを得ない選手層の薄さが気になる。イニエスタにあまりにも巨額を費やしているので、それ以外の外国人のレベルが低い。サンペールなんてどうしてこんな選手を獲得したのか意味不明である。ピケがバルサ退団を示唆しているから、サンペールを解雇してピケに来てもらったらどうだろうか。ミッキーのお友達でしょう。