サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

オリンピック・マルセイユ

2020-08-25 08:56:51 | 日記

CL決勝でPSGがバイエルンに負けたことで、マルセイユ(OM)のサポが歓喜したというニュースが話題になった。さもありなん。PSGとOMはライバル関係にあり、OMはフランスのクラブの中で唯一チャンピオンズリーグを優勝したクラブである。といっても1992/1993シーズンだからもう17年も前だ。しかしPSGは優勝したことがないのも事実である。

 

財政難からかなり落ちぶれてしまったOMではあるが、リーグ1で9回の優勝を誇る。これはなかなかの成績である。筆者は昔マルセイユに旅行したことがあるが、海沿いの綺麗な街だがやたらと犬を連れた人が多かった。また公園のベンチで居眠りしていたら、フランス人のおじさんから警察に尋問されるから立ち去ったほうがいいと言われてびっくりしたことを覚えている。フランス語だったので多分そんな内容だと想像したのだが。

 

さてライバル関係にあるクラブをあげてみよう。相手がタイトルを取れなかったことでそれを喜ぶような関係が必要だ。イングランドではマンUとリバプールだろうか。イタリアではユーべとインテル。またはACミランとインテル。スペインではもちろんレアルマドリードとバルサ。ドイツではバイエルン・ミュンヘンとドルトムント、またはシャルケとドルトムント。

 

こういうライバル関係、あるいは試合がダービー、クラシコと呼ばれるようなクラブがJリーグにはない。ひと昔前は鹿島と磐田がそれに近かったと思うが、磐田は完全に没落。ガンバとセレッソは局地的に盛り上がるだけだし、全国的にクラシコとなるような関係のライバルクラブはない。

 

広島にいたミキッチが国民がたとえばガンバ対浦和の試合に熱狂して、テレビではクラシコの前触れ番組で盛り上がる。そういうフットボール文化が日本に根付いて欲しいと発言していた。

 

OMのサポの歓喜を見て、実にうらやましかった。