サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ヒデインク

2020-08-22 07:49:43 | 日記

オランダ人監督のヒデインクがカリブ海の島のキュラソーの代表監督になるというニュースをみつけた。なんでも断れないようなオファーをもらったということだから、いい条件だったのだろう。元々オランダ領だから、オランダ人監督はピム・ファーベック、パトリック・クライファートなどがいた。ヒデインクはオランダ、韓国、ロシア、PSV,チェルシーなどで監督をしてきた。典型的なオランダ人監督の経歴である。

 

他に似たような経歴のオランダ人監督にはベルト・ファン・ワルマイク、ディック・アドフォカートなど代表でもクラブでも請われればどこにでも行きますというタイプがいる。一方クラブチームしかできませんというのがルイス・ファン・ハールだろう。選手ともめてばかりのファン・ハールだが、オランダ代表を除けば、アヤックス、バルサ、AZ, バイエルン、マンUとビッグクラブばかり。

 

面白いところではピエール・ファン・ホーイドンクも監督業を修行している。小野のフェイエノールト時代のチームメイトで強烈な突破力のあるCFだった。同じオランダ人でいえばニステロィのようなタイプだ。ホーイドンクは50才だが、2007年に引退して2011年にトルコ代表のアシスタントコーチ、2013年から古巣のフィエノールトのユースチームの監督をしている。

 

オランダ人、スペイン人、アルゼンチン人に名監督が多いのは戦術を駆使するタイプが多いからだろうか。同じ戦術オタクの多いイタリアでは他国に出かけて監督業をするという人は少ない。


エジプトはアフリカか中東か

2020-08-22 07:49:43 | 日記

ジンバブエ人の同僚とアフリカについて熱く語った。ナイジェリアは人口が2億5千万人もいて、実にオーストラリアの10倍。世界中どこにでもいる。アフリカ人をみたらナイジェリア人と思って間違いない。それにナイジェリア人に英語は強いアクセントがあるので、話せばすぐにわかる。

 

次の話題はエジプトである。エジプトはアフリカか中東か。地政学的にはもちろんアフリカであるし、エジプトはOAUのメンバーだし、サッカーでいえばアフリカ連盟である。しかしアラブ連盟のメンバーだし、アラブ人の国である。アラブの定義はアラビア語を話し、ムスリムであることだ。だからペルシャ語のイランはアラブではないのだ。

 

エジプトのアラビア語が正統アラビア語ということをエジプト人から聞いたことがある。これが本当ならばエジプトはアラブの宗主国のようなものである。イメージからいえばアラブ=中東である。それがアフリカ人といえるのだろうか。

 

アフリカでは北にいくほど肌の色が白くなる。その境界がエジプトとスーダンだそうだ。文化面でも大きく違う。結論からいえば地政学的にはアフリカだが、文化、宗教ではアフリカではなく中東である。この中東という概念の定義があいまいである。だから中東ではなくエジプトはアラブだというべきだろう。

 

この話はまだ同僚のエジプト人にはしてないので、今度、ジンバブエ人、エジプト人、筆者の3者会談をしてみたい。