サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1第8節 ガンバ大阪対川崎フロンターレ

2020-08-02 08:29:07 | 日記

夕べのガンバ大阪対川崎Fの試合は、川崎の特徴がよく出ていた試合で、0-1で川崎が接戦をものにした。スタッツを見ると、ポゼッションはガンバが53%と多少上回っている。シュート数は14対15、パス数も585対538とほぼ同じ。違いはどこにあるのか。

 

川崎のフォーメーションは4-3-3。要は中盤の3枚だろう。1ボランチに田中碧、インサイドハーフに大島と脇坂。決して守備が強い3枚ではないが、うまく機能していた。川崎には器用な選手が多い。特に大島は後ろ向きでボールを受けると、ターンして相手をかわす。これはスーパーなプレーだ。どこかで見たようなターンだが、香川とそっくり。

 

大島は攻撃に専念させるとクリエイティブな動きができる選手だが、インサイドハーフとしては守備が弱いからヨーロッパのクラブでは無理だろう。怪我が多いために代表にも定着できない。もったいない。イメージとしては柴崎岳のようなタイプだ。柴崎よりも前めかな。この試合ではゴールを決めた。ガンバもチャンスを多く作ったが、宇佐美の独り善がりのボックス外からのシュートばかり。

 

川崎は若手の選手が目立つ。田中碧、旗手、三苫など。これらの若手が選手層を厚くしている。レアンドロ・ダミアンだってベンチなんだから。代表にも呼ばれた守田が飲み悩んでいるのがもったいない。

 

ガンバとの最大の違いは、川崎は後半になっても運動量が落ちないことだ。OPTUSの解説では今季の川崎の得点の85%は後半だそうだ。それと選手の意思統一がしっかりしている。終了2分くらい前に川崎がCKを取った。ボックス内には誰も上がっていない。3人でショートコーナーをして時間を殺していた。よくみるシーンだが、1点差をしっかり守り切るという意思が選手間で統一されていて、さすがだなと思った。