サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ルイ・ピント

2020-05-26 11:54:29 | 日記

ハッカーサイトのフットボール・リークスのルイ・ピントが禁固25年の刑に服することになったとSBSサイトに出ている。他のニュースサイトを見てもこれが判決なのか求刑なのかはっきりしないが、ポルトガルで有罪になることは間違いないだろう。

 

ピントはハッキングで情報を得て、CR7,ネイマールの租税回避(要するに脱税)、マンCITY,PSGなどのクラブのFFP違反などを暴露。ポルトガル人だからポルトガル関連の不正暴露が多く、ベンフィカをターゲットにしてきた。ベンフィカはこれまでかなりあこぎなことをしてきた。審判やスポーツメデイアを取り込み、ポルトガルリーグを支配してきた。ちょうど昔のユベントスのようだ。

 

そのためにピントはベンフィカのサポから敵視されていて、ポルトガルの刑務所に入れば殺される可能性もある。たかだかサッカーのハッキングといえどもピントはあまりにも多くの暴露をしてきた。もっとも影響を受けたクラブはマンCITYだろう。FFP違反で2シーズンのUEFA大会から締め出されたのだから。

 

さて今年1月にハンガリーで滞在中のところを逮捕された。彼の両親がブダペストの空港に降り立ち、警察が両親をつけてきてピントの自宅を突き止めたというスパイ映画のような展開だった。ハンガリーからポルトガルに移送された後は、ピントに身の危険があるということで、拘置所から自宅監禁に変更になっていた。

 

これが刑務所で禁固刑となれば本当に殺されるかも知れない。刑務所で殺されるとはマフィア映画のような展開だ。恐ろしい国だ。しかしサッカー関連の情報だけをハッキングしていたのだから、ピントは本当にオタクなのだろう。


マリオ・ゲッツェ

2020-05-25 13:46:11 | 日記

ゲッツェがドルトムントを退団するようだ。今年28才だから老け込む年齢ではない。MFの選手は全盛期が早く短い傾向がある。ゲッツエの場合は2012年から2014年ごろがピークだったのかも知れない。

 

さてドルトムントから他のクラブに移籍して出戻った選手は、フンメルスを例外として戻った後はあまり活躍できていない。ヌリ・シャヒンはドルトムント、レアルマドリード、リバプールと渡り歩いてドルトムントに戻ったが、ブレーメンに移籍。

 

香川はドルトムント、マンU, ドルトムント、サラゴサ。ゲッツエはドルトムント、バイエルンミュンヘン、ドルトムント、そして他のクラブへ移籍する模様。

 

この3人ともドルトムントの次のクラブはビッグクラブであるが、主力に定着できずに移籍は失敗だった。彼らはドルトムントを離れなければ、少なくとも3シーズンくらいはスター選手でいられたはず。ビッグクラブへの移籍がステップアップばかりではない。ドルトムントからの移籍ということであれば、バルサに行ったデンべレも失敗組だろう。

 

サンチョだって今オフにEPLのビッグクラブに移籍できたとしても、主力になれるとは限らない。サンチョのような選手はゴロゴロいるからだ。ドルトムントはドイツのビッグクラブでありながらもステップアップするための育成クラブのようなものかも知れない。


川島永嗣

2020-05-24 08:06:51 | 日記

川島のインタビューを元にしたコラムがスポナビに連載されているが、代表GKとして無能だった男が堂々とコラムに出てくることが驚きである。川島本人の問題というよりも日本人GKのレベルが低すぎるという問題もあるのかも知れない。

 

川島の下手さは特徴がある。キャッチングが下手なこと、自分の左側のセービングが致命的に下手なことだ。代表の試合を見返してみるとその典型例が出て来る。

 

①2011年アジアカップのQFカタール戦
3-2で日本が逆転勝ちし吉田まやが間抜けなレッドカードで退場したにもかかわらず、香川の活躍で勝ち切った。日本の2失点は川島のミスによるものだ。1失点目は日本の左サイドを崩されて、川島のインナー、つまり左側にグランダーのシュートを打たれた。ボールに触ったものの、はじいてゴールイン。

 

②2失点目は吉田のレッドカードの発端となったファールからのFK。やはり左側からのグランダーのボールをはじいて失点。川島はなんとゴールの中でボールをはじいた。GKはGゴール枠の外でシュートをはじかなければ存在する意味がない。

 

③2014年WCコートジボワール戦の1失点目
やはり左サイドからのシュートをボールに触ったにもかかわらず、はじいて失点。SBSテレビのコメンテーターは‘Stoppable、止められたボールと表現した。

 

④2018年WCコロンビア戦のFKからの失点
左サイドからのキンタロのグランダーのFKを止められずに失点。ラインを超えていないと芝居までした。

 

失点の共通点は左サイド、ボールをはじくこと、グランダーのシュートである。この3つは川島の天敵である。2018年WCの出場国のGKの中でも最悪のGKだったであろう。川島には過去の自分のふがいないプレーで勝てる試合を落としてきたことをサポーターに謝罪してほしいくらいだ。


やっとレストランなどが元にもどってきた

2020-05-23 07:52:42 | 日記

シドニーのあるNSW州は先週から行動制限を緩和し始めて、カフェ、レストランなどはこれまでテークアウエのみだったが10人までならば客を入れていいことになった。そして6月1日からはそれが50人までに緩和される。まだ完全ではないが、これでかなり元の経済活動に戻れることになる。

 

屋外の行動制限もまだ10人が限界。結婚式、葬式は何人までと細かく決まっている。しかし2人以上で友人宅を訪問するのもだめで、警察に捕まれば7万円くらいの罰金だったころと比べてかなり楽になった。

 

今朝、近所の公園を散歩していたら、6人組の中国人が太極拳をしていたし、7人組の中国人のおばさんたちがダンスをしていた。中国の公園、広場でよく見られるダンスグループである。以前は公園でよく見られたが、コロナ以降は全く姿を消していた。行動制限が緩和されたらすぐに出てくるのだから、さすがチャイニーズである。

 

オーストラリアの毎日の新規感染者は10-15人程度。メルボルンの食肉会社でのクラスター感染があり、それが長引いている。シドニーでは毎日一桁である。心配なことは、これから冬になるオーストラリアでは第2波が来ないのか、行動制限を緩和してもぶり返しはないのか、などなど。

 

また感染が終息しても経済が元の状態に戻るには1年以上かかるだろうし、なによりもいつまで鎖国を続けるのか。鎖国をやめれば感染者の入国は少ないだろうが続いていく。


オーストラリアのフットボールへの提言

2020-05-22 07:55:27 | 日記

ゴールデンジェネレーションと呼ばれたオーストラリアの選手たちが、コロナで停滞しているこの時期を利用してオーストラリアのフットボールをフレッシュアップするための提言を行っている。これらの選手は2006年前後に活躍した選手で、マーク・ビツーカ、ルーカス・ニール、ジョン・アロイーシ、ヴィンス・グレラといったヨーロッパのトップリーグで活躍した顔ぶれである。

 

提言は2つあり、1つ目は国内のコンテンツの有効利用である。Aリーグはもちろん、州レベルのリーグまですべてをストリーミングサイトて見られるようにして草の根レベルを含めて全体の収益を向上させる。Aリーグの試合はFOXTELで見られるが、それだけでは露出も低い。コロナ不況で下部レベルのクラブは壊滅的な影響を受けている。

 

2つ目はフットボールシーズンをAFCの他のリーグと合わせること。これはACLを考慮すれば正しい方法だとは思うが、選手がヨーロッパに移籍する際にシーズンが違うと移籍が難しくなる。現在のAリーグは10月から5月までのこちらでは春秋制である。このシーズン期間は移籍だけを考えているわけでもなく、他のスポーツとスタジアム使用が被らないようにしているのである。

 

主にシドニー、ブリスベンではラグビーリーグが盛んだが、そのシーズンは3月から9月である。Aリーグとスタジアムを共有というか同じスタジアムを使用しているクラブが多い。試合はほとんどが週末で仮にAリーグを2月開始とすればもろにかぶる。

 

それにラグビーリーグのほうが人気が高いので、露出を考えればかぶらないほうがいい。メルボルンではオージーボールが盛んでやはりシーズンは3月から9月である。スタジアム、興行面でもラグビーリーグ、オージーボールとかぶらないほうがいいという理由でAリーグは10月開幕なのである。

 

この提言は実現性の薄い付け焼刃に聞こえるし、DAZNを連れてきたほうが早いような気もする。