オーストラリアは3月２０日から鎖国状態にある。国籍、永住権を持つ人しか入国できない。例外はその近親者だけ。これによってオーストラリアに生活のベースを持つにも拘わらずに海外にいて再入国できなくなった人々がいる。例えば学生ビザの学生、就労ビザだけの人、つまりテンポラリー・レジデント・ビザの人々である。
その数は約１２００人とニュースに出ていた。テンポラリー・レジデントで再入国できない人の中には日本人もいるかも知れない。中国人が多いのかも知れないが、意外とイギリス人も多い。英語が通じるということでビジネスビザやワーキングホリデーでオーストラリアに来るイギリス人は多い。
中には配偶者はオーストラリアに残っているが、旦那さんが再入国できないという人や、犬を友人に預けていて心配だという人もいる。一番困るのは仕事に戻れないことだろう。学生も困る。
テンポラリー・レジデントといえども長期ビザを持っているのだから、再入国させてあげればいいと思うがオーストラリア政府は徹底していて鎖国をしばらくはやめそうにない。
ニュージーランドとの往来は解禁されたが、それ以外の国はだめ。感染対策といえ、こんな鎖国をいつまで続けられるのだろうか。観光客も留学生も一切来ないのだから、経済に与える打撃は甚大である。