イングランドの代理人にギャリー・ウイリアムズという人物がいて、この人がEPLの今季の残り試合をすべてパースで開催しようと動いている。このプランの概要は、6月１６日から8月2日までの間にEPLの全２０チームをパースに集めて、４スタジアムを使用して無観客で試合を開催するというものだ。試合数は９２試合で試合日の間隔は分からないが、試合日のパース時間の午後６時、８時、１０時にキックオフ。イングランドとパースの時差は７時間だから、イングランド人が見るにはちょうどいい時間帯となる。
ウイリアムズはすでに西オーストラリア州政府のスポーツ大臣にこの話をしていい感触を得ているといういう。パースのある西オーストラリア州は今日現在でコロナウイルスの感染者数が５５１人でかなり落ち着いてきているし、イングランドとの時差が７時間とオーストラリアの東海岸よりも少ないからだろう。
ウイリアムズによると複数のEPLのクラブからこのプランへの賛成を取り付けているという。まあ、これはかなり眉唾ではある。また西オーストラリア州はまだ州境を閉ざしていて、これから緩和されるとしてもこのプラン実現までに間に合うのかどうかも疑わしい。
EPLの残り試合を感染者が少ない中立地でまとめて開催するというアイデアは出ているようで、中東からもオファーがあるという。イングランド以外で開催という場合、それが何故パースなのか、２０クラブの選手、スタッフが一堂に集まって感染の恐れはないのかなどなど、疑問も多く出て来る。面白いアイデアだとは思うが、実現性は怪しい。