サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

28才の力士の死

2020-05-14 07:41:02 | 日記

高田川部屋の28才の勝武士がコロナウイルスから臓器不全を起こして亡くなった。28才で死ぬなんてご両親、高田川部屋関係者も無念のことだろう。謹んでお悔やみ申し上げます。

 

現役のスポーツアスリートがこんなにあっさりと死ぬのは驚きであり、普通の人よりも身体能力に長けて、日頃から鍛えているはずの力士が死んだという事実はショックである。相撲に限らず、集団行動をするチームスポーツの選手には恐怖を与えるものだ。CNNでもこのニュースは配信されていて、力士でも死ぬということは他の国でも衝撃ということだ。

 

さて勝武士のケースは人災である。問題は2点ある。保健所からPCR検査をさせてもらえなかったことが第1点。すぐに検査して治療が始まっていれば重症化しなかっただろう。第2点は重症化するまで入院できなかったことだ。病院をたらい回しにされている間に重症化してしまった。つまりすでに医療崩壊が起きているということだ。

 

これはレアなケースではなく、誰にでも起こりうることである。あなたがコロナに感染したとしても検査もしてもらえず、病院にも入れてもらえない。自宅で死ぬしかないのだ。PCR検査を絞って重症化した患者を守るのではなかったのか。腹が立って仕方がない。

 

もちろん保健所、医療機関は疲弊しているのだろう。それを手当していくのが、政府と地方自治体の責任でしょう。勝武士が哀れで仕方がない。