木曜日に筆者の住む地域、車で１０分の距離にあるハイスクールの生徒一人にコロナウイルス感染が確認された。この生徒の母親が公立総合病院で勤務していて、その病院の医師の感染が確認されている。つまり院内感染からその家族への感染というわけだ。この病院は我が家から徒歩で１０分の距離にあり、多分、この生徒の家族も近くに住んでいるだろう。
昨日、金曜日からこのハイスクールは臨時休校となり、まだ正式決定ではないが多分２週間は休校となるだろう。この学校は１１００人も生徒がいて、公立校だからほとんどの生徒がこの地域に住んでいるはず。こちらのハイスクールは日本でいう中高一貫の６年生でこの学校は男子校である。１１００人もの中高生が２週間も急に休みになれば、自宅でおとなしくしているわけがない。暇だから徒党を組んで遊び惚けるだろう。
州政府の保健当局が１１００人全員に対してウイルス検査をするかどうかは分からないし、初期症状を出している生徒がいるかどうかも発表されていない。仮に５％が感染しているとしても５０人である。そしてその家族も感染しているかも知れない。さらなる問題はその人々が半径５キロくらいの地域に住んでいるということである。これは大きな脅威である。
近くのスーパーマーケットではトイレットペーパーはもちろんのこと、パスタ、缶詰、小麦粉、ロングライフミルクなど自宅にこもることを想定した食材が売り切れていた。しかし普通の新鮮なミルクはちゃんとあったので、人々は自宅にこもることを覚悟したのだろうか。
キッチン用の洗剤も売り切れていたのには驚いた。