アニメ化されたウルトラマンの第１回を見たが、原作の漫画をみたことがなかったので昔のウルトラマンとの違いに驚いた。印象としてはジャニーズのようなウルトラマン、あるいはEXILEのようなウルトラマンなのだ。
このULTRAMANは宇宙人ではなく強化装甲を纏った戦士という設定である。そのため、本作の主人公は巨大化することはないのだ。初回のウルトラマンは宇宙人であり、地球人になりすまし、科学特捜隊の早田隊員になるという設定だったが、ULTRAMANでは早田が防衛大臣で登場して、その息子の進次郎がULTRAMAN因子を受け継いでスーパーマンのように活躍するのだ。
なかなか斬新な設定ではあるが、第１回に出て来る早田防衛大臣は、科学特捜隊がまだ活動している事実を知らない。防衛大臣がどうしてそんな重要事項を知らないのかといったツッコミどころはあるものの、オールドファンとしては科学特捜隊の早田さんがでてくるだけでうれしい。
アニメはNETFLIXで２０１９年４月から全１３話が配信されているが、MXテレビで今月から放映されている。海外では日本向けのNETFLIXは見られないので、地上波で放送されると助かる。
このULTRAMANは異星人が主たる敵だが、昔のウルトラマンの敵は地球国内の怪獣だったし、宇宙人と戦ったのはウルトラセブンだったはずだ。巨大化した怪獣と大きなウルトラマンが戦うという設定のほうが好きなのだが。