サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

Too little, too late

2020-04-08 06:56:54 | 日記

日本の緊急事態宣言が地域限定に出て、自粛要請でビジネスを閉める事業所が出る。しかしこれは要請であって、強制力はないので行政から補償は出ない。これっておかしいだろう。大騒ぎして改正した法律の割にはほとんど役に立たない。この間抜けな緊急事態宣言は1か月早く出すべきだった。

 

昨日の終わり時点で日本の感染者累計は5100人あまり、オーストラリアは5900人あまり。先週くらいまではオーストラリアのほうが毎日の新規感染者は日本より多くて、300-400人は出ていた。今週に入って100-150人に減少してピークは過ぎたように見える。日本は3月23日の東京五輪延期決定を境にして毎日200-300人出始めた。日本がオーストラリアよりも多くなるのは時間の問題だろう。

 

休業補償、失業手当にしても日本の対策は遅いし、感染対策はぬるすぎる。だからToo little, too lateなのだ。オーストラリアではNon essential service、不要不急の行動は細かく規定されて制限されている。先週にやりすぎると思われる2つの事例があった。

 

①仮免運転の練習で捕まる
これはメルボルンで起こった事例だが、母親と10代の子供が仮免で運転の練習をしていた。オーストラリアでは仮免があれば、免許証を取得してから3年以上の人が助手席に座れば路上で練習できる。仮免はペーパーテストだけで実技はないので、仮免運転者の運転は非常に怖い。

 

さてこの親子が練習中に警察に捕まり、罰金1600ドル(約11万円)をくらった。自宅の近くで食料の買い出しも兼ねていたのだと言い訳したが、捕まった場所が自宅から離れすぎていたのでこの言い訳は却下。後日、この親子が警察に再考をクレームして、罰金は免除された。特殊な事情があれば罰金が免除されることもあるし、ならないこともある。

 

②デート中に捕まる
これはシドニーの事例だが、カップルが二人で車を運転中に警察に捕まり、何のために外出していたのかを説明できずに罰金1600ドルをくらった。この二人も説明の仕方が悪い。なんとでも言い訳できそうなものだろう。しかし車でデートが不要不急とされるとこれは辛い。レストラン、カフェ、パブなどはテイクアウエー以外は営業していないので、行くところもない。この取り締まりはやりすぎだよ。