サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ムスタファ・アミニ

2020-04-01 10:31:03 | 日記

オーストラリア代表に何度か呼ばれたことがあるムスタファ・アミニは、所属先クラブのあるデンマークからシドニーに戻ってくることを断念した。アミニの父親が今週の月曜日に亡くなり、アミニは葬式に参列することをあきらめた。なぜならばシドニーに入国後に強制的にシテイ宿泊施設に2週間隔離されてしまうからである。

 

アミニの父親はアフガニスタンからの難民、母親はニカラグアからの難民で二人は難民収容施設で知り合い結婚。ムスタファはシドニーで1993年に生まれた。ローカルクラブで才能を発揮して、2010年に17才でAリーグのセントラルコースト・マリナーズに入団。2011年シーズンからボルシアドルトムントに移籍。つまり香川と同じ時期にドルトムントに在籍。

 

ドルトムントには所属先として2011年から4シーズンいたが、出場機会はなんとゼロ。2011年シーズンにはレンタル移籍でセントラルコースト・マリナーズに戻り、18試合に出場して2ゴール。2012年シーズンにはドルトムントにレンタルバックしたが、ドルトムントIIに3シーズンいただけで、トップチームでの出場機会はゼロ。

 

2015年からデンマークのクラブに移籍して現在はデンマークリーグのAGFに所属。今年のオフには契約が切れる。現在の状況では多分契約の延長はないだろう。

 

ユースカテゴリー、フル代表にも呼ばれていたが、フル代表では大した活躍はできていない。天才と呼ばれ、オーストラリア代表のホープと呼ばれていたころもあったが、鳴かず飛ばずでおそらくAリーグに戻るのだろうが、今年の状況ではどうなるのか先が見えない。

 

赤毛のアフロヘアのアミニはやんちゃ坊主のイメージだったが、結婚して子供もいる。アフガニスタンの英雄として彼のフェイスブックのフォロワーは115000人以上いてそのほとんどがアフガニスタンからである。