サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

デンべレとオーバーメヤン

2018-01-21 13:39:25 | 日記
ドルトムントのオーバーメヤンがクラブと移籍をめぐってもめている。普通の常識のある選手であれば、練習やミーティングを故意に欠席してクラブに移籍を強要したりしない。そんなことをすれば次のクラブでもその次のクラブでもいい態度とみられない。過去にデイシプリン問題を起こした選手はいい目で見られない。回りまわって自分の不利益になる可能性がある。


しかしオーバーメヤンはお構いなしにチームの試合際中に仲間内でフットサルをするという問題行動を起こした。これは確信犯だろう。自分をアウエーへの遠征に帯同しなかったことへのあてつけであることは明白。


どうしてそこまで我儘ができるのは、前例があるからだ。昨年の夏の市場でデンべレがバルサへの移籍を強行して、移籍が成立する前に引っ越ししたりクラブにたてついてバルサへの移籍を認めさせた。巨額の移籍金をドルトムントは得たが、その結果第2のデンべレともいうべき、オーバーメヤンが問題を起こしている。


もちろんアーセナル移籍が成立すればドルトムントは巨額の移籍金を得られる。しかしチームの和は当然壊れたままだし、クラブの弱腰の態度に他の選手もサポーターもあきれてしまい、不信感を持つ。ムヒタリアンがマンUに移籍した際もここまでひどくはなかったが、似たような行動だった。


安く選手を獲得して高く売る。これは当然の戦略だろうが、ドルトムントほどのビッグクラブが今回のような選手の問題行動を許容するのであればその名声は地に落ちる。