赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

J1リーグ第1節 名古屋1-1磐田

2013年03月03日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数21,748人・・・

 

 新戦力の矢野とヤキモフスキーの2人に加えてルーキー・牟田が開幕スタメンを果たし、怪我を抱える闘莉王も強行出場、新システムの3-4-3で臨んだ開幕戦でしたが、終わってみれば寒風吹きすさぶ豊スタと同様に名古屋の試合内容もまたお寒い出来でした・・・。

 オウンゴールというラッキーな形で先制、ピンチを招きながらも前半を3バックでしのいでおきながら、後半に闘莉王の負傷退場で相手の反撃にさらされる状況にたまらず変更した4バックで失点・・・は皮肉なものです。注目の3-4-3はお世辞にも機能していたとはいいがたく、加えて大半の時間を4バックで戦った後半はまるで昨シーズンの再現ビデオを観ているかのよう。同じく新しいシステムに挑戦中の磐田の方がチームとして戦えていたことを考えれば、勝ち点2を失ったことを嘆くより引き分けで済んだことに感謝するべきなのかも。

 開幕戦を見る限り今の名古屋が格上格下にかかわらず戦術が確立、浸透したチーム相手にはたしてどれだけ戦えるのか大いに疑問です。前田君の初ゴールこそ回避したものの、苦難のシーズンを予感させられる一戦でした。


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J1リーグ第1節 磐田戦前日・・・

2013年03月01日 | 名古屋グランパス

後輩:しぇ、しぇ、しぇんぱーい!待ちに待った2013Jリーグディヴィジョン1がいよいよ明日開幕でーす!
しぇんぱい:「待ちに待った」ね・・・。
後輩:3年ぶりのタイトル獲得を目指す俺達の名古屋のシーズンが始まりまーす!
しぇんぱい:「タイトル獲得」ね・・・。
後輩:・・・・・昨シーズンの名古屋は結局無冠。結果、内容ともにふがいない成績で終わっているだけに今年は監督や選手達も相当の覚悟と危機感を持ってると思いますけど・・・。
しぇんぱい:だといいんだがな・・・。
後輩:出直しに向けてチームスローガンも新たに“Unlimited-不屈の挑戦-”となってます。
しぇんぱい:「不屈の挑戦」ね・・・。
後輩:・・・・・お約束どおりまずはふがいない昨シーズンを振り返った方がいいんですよね?
しぇんぱい:今さら思い出したくもないか?
後輩:・・・・・えー、リーグタイトル奪還を誓った名古屋は15勝3分12敗勝ち点52という成績で結局7位、天皇杯も昨年と同じ横浜相手に準々決勝で敗退し、クラブとして最低限の目標でもあったACL出場権さえも逃がす結果となりました。
しぇんぱい:あの内容を考えれば最後は妥当な順位に落ち着いたってことなんだろうな。最終節終了後の闘莉王のコメントじゃないけど“3位になって勘違い”するよりずっと良かったと思うぞ。
後輩:・・・・・俺達グラサポにとってはひたすらストレスだけが溜まるだけのシーズンでした。
しぇんぱい:とにかく勝負どころの試合で全く勝てなかったからな。
後輩:大一番だったホーム広島戦を落としたとはいえ、その後の新潟戦、大宮戦でしっかり勝ち点3をとってればACL出場はもちろん、最後まで優勝争いにからめてたと思うとホント悔やまれますよ。
しぇんぱい:そもそも上位対決はもちろんのこと、降格圏をさまようチーム相手に優しさを発揮しるようじゃタイトル奪還なんて所詮無理な話だってことだ。
後輩:前のシーズンに勝ち点1の重さをあれほど思い知ったはずなんですけどねぇ・・・。
しぇんぱい:あの悔しさを糧に戦っているとは思えなかったな。
後輩:その証拠にホームでショッキングな試合を嫌というほど見せられましたよね・・・ACLグループリーグ初戦に始まって広島戦や横浜戦、ナビスコカップ準々決勝第2戦と。
しぇんぱい:グラサポとしても精神的ダメージの残る試合が多かったよな。
後輩:極めつきがあの20周年記念試合ですよ・・・。
しぇんぱい:下位に沈むG大阪を相手にお祭りになるはずが逆に血祭りにあげられちゃって。
後輩:まあ、考えようによっては実に名古屋らしい結果なんですけど・・・
しぇんぱい:また一つ名古屋に新たな負の神話が加わったということだ。
後輩:巷で言われているように不振の最大原因はケネディにつきますよね。開幕前のキャンプで出遅れたばかりか、シーズン中もだましだましの合流を繰り返すだけで結局最後までトップフォームのケネディは見られませんでしたから。
しぇんぱい:俺はキャンプ中の「ケネディ別メニュー」の情報にむしろ怪我の功名を密かに期待してたんだけどなぁ。
後輩:チームとして嫌でもケネディ不在時の戦い方を突き詰める機会になるんじゃないかと?
しぇんぱい:ところがどっこいいざ開幕したら・・・
後輩:ある程度結果は出てたとはいえ、前年のチームには遠く及ばない内容で・・・
しぇんぱい:俺は諸事情あってスタジアム観戦するようになったのはシーズン途中からだったんだけど、ケネディ不在で戦った去年の天皇杯と変わりばえしない出来に愕然としたんだけどな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:闘莉王祭りで大勝した神戸戦も全く喜べなかったし。
後輩:・・・・・でもあのFW起用で勝ち点を拾ってなかったらもっと悲惨な成績になってたわけで。
しぇんぱい:闘莉王を見てて気の毒だったよ、守備だけでなく攻撃の責任まで負わされちゃって・・・。
後輩:前線にターゲットを置く名古屋のスタイルを貫いたといえば聞こえはいいですが、他にも実力ある選手が揃っているのにケネディ不在時の策を講じられなかったピクシーの手腕も問われるというものです。
しぇんぱい:ブレまくったよな。採用するはずの3-4-3のシステムは道半ばにもかかわらず、広島を模倣した付け焼刃の戦術で臨んだり、自身消極的だったはずの長時間ミーティングを何度も行ったり・・・
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:夢も希望も感じられず、閉塞感漂う試合を観せられるのかと思うとスタジアムに向かう足も重くなるってもんだ。
後輩:そのあげくホームゲームで試合終了間際に悲劇を見せられた日には・・・
しぇんぱい:ライトなファンは当然離れてくよな。
後輩:ケネディ以外にも主力、準主力陣に怪我人が続出したのも響きました。直志、ダニルソン、玉田、磯村、阿部、楢崎・・・なかでも“ひたむきさ”の象徴である直志の離脱は痛かったですよ。
しぇんぱい:それらの穴を埋めるべく台頭したのが田口泰士ただ1人だったっていうのも名古屋の悲しい現実だよな。
後輩:・・・・・昨シーズン評価に値する働きを見せた選手はトゥーさんだけですかね。
しぇんぱい:あとはリーグ通算500試合出場を達成した正剛だな・・・・・それ以外の主力選手は自主的に年俸を半分返してほしいぞ。
後輩:・・・・・そんななかで泰士のレギュラー定着は数少ない収穫だったと思いますけど。
しぇんぱい:訪れた数少ないチャンスを活かしてものにしたよ。まだまだ物足りないところはあるけど唯一の明るい話題だったな。
後輩:その他の若手はというと・・・
しぇんぱい:依然として主力選手を脅かすには至らないままだ。
後輩:即戦力ともいわれていた田鍋や佐藤は代表との兼ね合いもあってレギュラー獲得が難しかったようです。
しぇんぱい:実戦を体験できる選手はまだいいんだけど、その機会すら無い選手はほんとに問題だよな。
後輩:そんなこともあって早速、先輩お気に入りの吉田眞紀人が出場機会を求めてJ2松本へレンタル移籍してます。
しぇんぱい:今年からレンタル期間の期限が自由化されるみたいだし、シーズン中の移籍も活発になるのかもな。
後輩:一方で巻が引退、永井と金崎が海外移籍を果たし、吉村とアレさんがJ2に戦いの場を求めています。
しぇんぱい:海外移籍が既定路線だった永井と夢生はともかく、チームのことを第一に考え尽くしてくれた吉村と三都主の退団は寂しいな。
後輩:巻は名古屋にスカウトとして加わるようです。
しぇんぱい:ユースのコーチには松尾元太が就任してるな。
後輩:変わって新戦力としてはマケドニア人アタッカーのニコラ・ヤキモフスキーと新潟の矢野貴章を獲得、新人選手では阪南大から本多勇喜、野洲高から望月嶺臣、福岡大から牟田雄佑、渋谷幕張高からチアゴ・ペレイラが加入、ユースからハーフナー・ニッキが昇格してますね。
しぇんぱい:どちらかというと将来を見据えた補強という印象だ。
後輩:ケネディがああいう状況なんで矢野には期待大です。
しぇんぱい:経歴は輝かしいけど昨シーズンは30試合でたった2得点というのはFWとしてどうなんだろうな。
後輩:去年はシーズン途中でのJ復帰ということもあって苦労したようです。まあ、彼の場合はサイドバックでも使えることを考えれば重宝しそうですよ。
しぇんぱい:ヤキモフスキーにしても“荒削りで運動量も少なめ”なんていう記事を見ると前任の9番を連想させるんだけどな。
後輩:・・・・・たしかに未知数ではありますよね。
しぇんぱい:そう考えると戦力の積み上げどころか戦力維持さえも怪しいぞ。
後輩:・・・・・クラブとしても来年から施行されるクラブライセンス制度が施行されることもあって、大型補強を敢行したくてもできないジレンマがあるようです。
しぇんぱい:まずは黒字化が最優先ってことか・・・。
後輩:・・・・・戦術面では3-4-3のシステムを本格導入するようです。
しぇんぱい:DF陣では大型新人の牟田がキャンプからレギュラーに抜擢されてるな。
後輩:タイのチェンマイで行われたキャンプでは体力強化を重視、怪我を抱える主力陣の仕上がりを含めて順調に終えたようで、最終日に行われたプレミアムカップも強豪・ブリラムに2-0で勝利してまずは一冠を獲得してます。
しぇんぱい:寒い名古屋に戻ってからの調整を心配してたら、案の定闘莉王が左アキレスけん痛で完全別メニューになってるぞ。
後輩:・・・・・トゥーさんのことです、しっかり開幕戦に間に合わせてきますって。
それよりどうなんでしょう今年の名古屋は・・・
しぇんぱい:正直、タイトル獲得は相当厳しいだろうな。むしろJ2降格を心配した方がいいのかも、だ。
後輩:・・・・・今年はACL出場を逃したことで過密日程からは解放されますけど。
しぇんぱい:OBの望月君も指摘してるように問題は“個ではなくチームとしてどれだけ戦えるか”だろ。矢野にケネディの役割を課してるだけの戦術だと去年同様苦戦を強いられることになると思うぞ。
後輩:ナビスコカップはどうです?今年は予選リーグから戦うことになりますけど。
しぇんぱい:俺としてはもう結果度外視で出来るだけ若手を起用して戦ってほしいな。
後輩:まずはリーグ戦重視ですか・・・。
しぇんぱい:冒頭のお前の発言じゃないけどそれこそ相当の覚悟と危機感を持って臨んでもらわないと。監督も「ロケットになれ」とか「運が無かった」とか言ってるだけだと本当にG大阪と同じ結末を迎えることになるぞ。
後輩:・・・・・で、明日の開幕戦ですけど。
しぇんぱい:よりによってこういう状況で前田擁する磐田が相手になるとはな・・・。
後輩:皮肉なもんです・・・シーズン初ゴールを許したクラブが6年連続で降格ってホント強烈なジンクスですよねぇ。開幕直前になってその前田がらみのグッズが“不具合”とやらで発売中止になってます。
しぇんぱい:・・・・・ゴール封じの御守な。それ以外にも小川の交通事故とか闘莉王の来日延期とかダニルソンの一時帰国とか、名古屋は開幕前からケチのつく出来事が続いてるな。
後輩:・・・・・えー、磐田は神戸から伊野波、京都からレンタル移籍でチョン・ウヨンを獲得、名古屋同様ピンポイントの補強にとどめています。
しぇんぱい:千代反田、1年で退団してるな。
後輩:磐田でもベンチスタートが多かったみたいですね。
しぇんぱい:システムでも名古屋同様3バックにチャレンジしてるみたいだな。
後輩:磐田は3-5-2みたいです。
しぇんぱい:磐田は昨シーズン前半に快進撃を見せていて監督も現有戦力にある程度手応えを感じてるみたいだし、主力2人が去った名古屋より自信を持って臨んでくるだろうな。
後輩:迎える名古屋も3-4-3の採用が濃厚、牟田の開幕スタメンも確実だそうです。
しぇんぱい:名古屋は勝利という結果だけじゃなく内容でも今シーズンは違うというところを見せてもらわないと。
後輩:NHK解説の早野氏によれば2-0で名古屋の勝利だそうで。
しぇんぱい:凡さん、リップサービスどうもありがとう。
後輩:・・・・・でも勝利は絶対使命ですよ。
しぇんぱい:ここんとこめっきり相性が悪くなった浦和はもちろんのこと、続く甲府や湘南でも勝ち点を落とすようだと前田の初ゴールにかかわらず残留争い及び降格が現実になってくるかもしれないもんな。
後輩:・・・・・なんだか盛り下がる開幕戦前日になっちゃったなぁ・・・。明日は参戦されるんですか?
しぇんぱい:当たり前だろ。
後輩:今シーズンはホーム全戦参戦出来そうです?
しぇんぱい:今年はホームだけでなくアウェーにも参戦してみようかと思っているんだよ、君。
後輩:ほう・・・・・。
しぇんぱい:モデルチェンジしたレプリカユニフォームも購入済みだし、久しぶりにタオルマフラーも新調しようかな・・・。
後輩:なんだ、しっかり期待してるじゃないすか。
しぇんぱい:クラブの黒字化に少しでも貢献しないとな。それよりなにより・・・
後輩:なにより?
しぇんぱい:もしかしたらJ1で名古屋の試合が観られるのも今年が最後かもしれないからな。
後輩:・・・・・。


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