体調不良で辞退した本田圭をはじめ多くの主力選手不在で臨んだ日本は、北朝鮮のフィジカルを生かしたドリブルとスピードに苦戦、終始押し込まれる展開ながらも少ないチャンスを生かし2-1で勝利した。テレビで見る限りアジア杯のようなえげつないブーイングは少なめの印象だったが、PKとなったシーンを含めて判定は明らかに北朝鮮寄りのものだった。対中国戦での判定が今から思いやられる。
日本は注目のU-20から昇格組の内3人が先発。特に梅崎は左サイドバックの安田とのコンビでチャンスを作り出し、得点も決める活躍でアピールした。同じく森島も得点こそならなかったが、前線の基点となるプレー等まずまずの出来だったと思う。これまでのレギュラー組の選手達にも大きな刺激になるに違いない。初招集された我らが青山隼は後半42分にサイドバックとして途中出場。アピールをするにはあまりに短い時間だった。
今大会は交代枠が6人あるということで、多くの選手に出場のチャンスがあるのはありがたいし、オリンピック本番で使用される会場でプレーできることも将来大きなアドバンテージになるだろう。残念ながら日本でTV中継されるのはこの1試合だけだそうだが、成績はともかく日本にとって得るものが多かったと言えるような大会にしてほしい。