バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ポリペプチドおよび当該ポリペプチドを含む医薬組成物

2012年07月25日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2009/055165 国際出願日 : 2009年3月17日
国際公開番号 : WO2009/116529 国際公開日 : 2009年9月24日
出願人 : 国立大学法人北海道大学 外1名 発明者 : 阿部 理一郎 外5名

【課題】 本発明は、血管新生を抑制することのできる、新たなポリペプチドとその利用を提供することを目的とする。
【解決手段】 配列番号1~3に示されるいずれか1種または2種以上のアミノ酸配列を含み、かつアミノ酸残基数が120以下である、血管新生抑制作用を有するポリペプチド。本発明のポリペプチドは、血管新生抑制作用を有しており、PEDFと比較してより低分子のポリペプチドであり、生体、特に患部への浸透性乃至吸収性に優れる。J-Store >>国内特許コード P120007784


腫瘍集積型抗癌剤

2012年07月25日 | 癌 ガン がん 腫瘍
出願番号 : 特許出願2010-285707 出願日 : 2010年12月22日
公開番号 : 特許公開2012-131743 公開日 : 2012年7月12日
出願人 : 国立大学法人京都大学 発明者 : 二木 史朗 外4名

【課題】膜透過性ペプチドの新たな利用手段、それを利用した新たな抗癌剤及び癌の治療方法を提供することを目的とする。
【解決手段】(Arg)n[nは、4~12の整数を示す]で示されるオリゴアルギニンペプチドを含む、細胞傷害性物質を腫瘍に集積させるためのキャリアーを提供する。J-Store >>
国内特許コード P120007798

福井県立大、薬の効き目あげる酵素発見

2012年07月25日 | 医療 医薬 健康
細胞浸透力高いアミノ酸集め

細胞に浸透しやすい構造のアミノ酸「ベータ・リジン」を集める力がある酵素「ORF19」を、福井県立大生物資源学部の浜野吉十(よしみつ)准教授(40)らの研究チームが発見した。

 浜野准教授は「細胞に浸透せず効き目がなくなった薬にORF19を加えれば、再び効果を発揮する可能性もある。新薬開発などに役立つのでは」と話している。

 研究グループは、ベータ・リジンが細胞に浸透しやすい上、動物への副作用がない点に着目。土壌微生物の放線菌が抗生物質「ストレプトスリシン」を生成する過程を分析したところ、ORF5、ORF18という新発見の酵素が放線菌の細胞内の化合物に働きかけた後、ORF19がベータ・リジンをいくつもつなげていく様子が確認できたという。

 浜野准教授らによると、抗がん剤の場合、長期間投与すると、薬への耐性ができてがん細胞に薬が届かなくなり、効き目が低下するが、ORF19によってベータ・リジンをいくつも結合させれば、理論上、効果が復活する可能性があるという。

 研究結果は米科学誌「ネイチャー・ケミカル・バイオロジー」電子版に掲載された。
2012年7月23日 読売新聞