世田谷美術館「アンリ・ルソーから始まる」にて
この絵は、以前にも見たことがあるような気がした。世田谷美術館で所蔵している物だから、以前も展示してあったのだろう。(そういえば、金太郎飴になって美術館で売っている。)
この絵だけを見たら、それほど好きな絵ではないと思った。
でも、説明書きを見て、胸がいっぱいになってしまった。
アンリ・ルソーは、最初の奥さんを亡くしてしまったが、その後、2番目の奥さんにしたいと思う女性にめぐり合い、心を寄せていた。
しかし、その女性は他の男性と結婚してしまって、アンリ・ルソーの願いはかなわなかった。ところが、その女性の結婚した男性は、程なく亡くなってしまって、その女性は未亡人となり寂しく暮らすことになった。
アンリ・ルソーは、その女性をなぐさめるために、生前の夫の姿を描いてプレゼントした。
それが、まさしくこの絵であり、女性の夫がこの「フリュマンス・ビッシュ」であった。
彼は立派な軍人であったため、絵の背景は、戦地である広野を描いたものらしい。
この絵を見ると、凛々しく生き生きとした、勇敢な姿の男性が、すっくと立っている。めいっぱい格好よく描かれている。男性の特徴も、こういう人だったのかとうなずける雰囲気を醸し出している。
そして、アンリ・ルソーの温かい優しい心が表われている。
自分が想いを寄せていた女性は、自分のものにはならず、この男性に取られてしまったような状況だったにもかかわらず、嫉妬することもなく、この男性をこの女性にふさわしい夫として尊重していたことがわかる。女性がこの絵を見て、生前の夫を想いながら、これからも力強く生きていけるように励ましたかったのであろう。この男性は、女性にとって最も大切な夫であり、またこの男性にとっても、女性は最も大切な妻だったのだ。
この絵は、以前にも見たことがあるような気がした。世田谷美術館で所蔵している物だから、以前も展示してあったのだろう。(そういえば、金太郎飴になって美術館で売っている。)
この絵だけを見たら、それほど好きな絵ではないと思った。
でも、説明書きを見て、胸がいっぱいになってしまった。
アンリ・ルソーは、最初の奥さんを亡くしてしまったが、その後、2番目の奥さんにしたいと思う女性にめぐり合い、心を寄せていた。
しかし、その女性は他の男性と結婚してしまって、アンリ・ルソーの願いはかなわなかった。ところが、その女性の結婚した男性は、程なく亡くなってしまって、その女性は未亡人となり寂しく暮らすことになった。
アンリ・ルソーは、その女性をなぐさめるために、生前の夫の姿を描いてプレゼントした。
それが、まさしくこの絵であり、女性の夫がこの「フリュマンス・ビッシュ」であった。
彼は立派な軍人であったため、絵の背景は、戦地である広野を描いたものらしい。
この絵を見ると、凛々しく生き生きとした、勇敢な姿の男性が、すっくと立っている。めいっぱい格好よく描かれている。男性の特徴も、こういう人だったのかとうなずける雰囲気を醸し出している。
そして、アンリ・ルソーの温かい優しい心が表われている。
自分が想いを寄せていた女性は、自分のものにはならず、この男性に取られてしまったような状況だったにもかかわらず、嫉妬することもなく、この男性をこの女性にふさわしい夫として尊重していたことがわかる。女性がこの絵を見て、生前の夫を想いながら、これからも力強く生きていけるように励ましたかったのであろう。この男性は、女性にとって最も大切な夫であり、またこの男性にとっても、女性は最も大切な妻だったのだ。
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