山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

テンペスト

2010-12-11 00:00:34 | 日記



ベートーベン ピアノソナタ 第17番 テンペスト3楽章

ピアノの曲で、印象に残っているのは、昨日載せたラ・カンパネラとこのテンペストだ。
ラ・カンパネラはとにかく美しい曲だ。それと比べてみると、テンペストもきれいな曲だが、ドロドロとしたものさえ感じる部分がある。「嵐」だから当然と言えば当然である。テンペストを何度も聴いていると、その曲中の変化はすばらしいものだ。そして、最後はなにげなく自然におさまるところが素敵だ。
テンペストは、大昔、テレビドラマで初めて知ったように記憶している。子どもの頃、赤いシリーズっていうのをやっていて・・・

と、ここで、グーグルで「水谷豊 赤い」で、調べてみたところ、なんと、ラ・カンパネラもテンペストもこのドラマ「赤い激流」(1977年)で水谷豊が弾いたものだったようだ。このころ、私は高校生だった。
テレビドラマが、一般庶民にクラシック音楽への興味を持たせる、その影響力の強さとしては、最近の「のだめ」と同程度かもしれない。
「のだめ」に使われた曲はあまり覚えていないが、高校生の時に「赤い激流」で初めて知った曲のインパクトは強かった。ショパンのエチュードなんかもあったかな。

テンペストのいろいろな人の演奏をYou Tubeで聴いていて、これがいいな、と思ったのが、文字を読んでみると、ウィルヘルム・ケンプ、と書いてあった。
ああ、有名な人だ、名前は聴いたことがあると思った。たぶん、実家にあったレコードもこの人の演奏だったかもしれない。姿は見たことがなかったので、映像まで見えるようになった便利さには驚くばかりだ。

昨日の、ラ・カンパネラは、最初「フジコ・ヘミング」のを載せていたが、やはり「ルービンシュタイン」という人の演奏にした。ちょっと古い人だけど、やっぱりこっちのほうがいい。辻井伸行もよかったけど・・・。その他にも色々な国の男性女性が弾いていて、それぞれに個性があって面白い。ただ流れるように美しく弾く人や、メリハリをつける人などさまざまである。私としては、最後のほうは迫力が欲しいが、途中はテンポ崩れず軽快に美しく進んでもらいたいと思う。

素人の演奏もYou Tubeで聴けるが、やっぱり弾ければいいってもんじゃないということが良くわかる。ピアニストってすごいなあ。

そして、クラシックは、何度聴いても飽きないな。

ちなみに、赤い激流はこんなドラマだったようです。




水谷が弾くピアノのシーンがなくて残念。
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