テレビドラマ“ボンビーメン”が終わった。
本当に気持ちの良い人だったな~
ところで、あのドラマによく出てきたコインランドリー
あの人たちは貧乏人らしく、喫茶店なんかで出くわすんじゃなくて、コインランドリーに行くと会えるってのが現実的だ。
あんな感じのコインランドリーを、独身時代、私も使っていた。
洗濯を待ちながら、コインランドリーにあるピンク電話で電話をしていると、どこからか
「飛鳥さん?」
という声。
「ああ、やっぱり飛鳥さんだ」
電話を切って声の主を確かめると、高校時代の同級生の男子Tだった。
なんでこんなところで同郷人に会うんだ?
お互いに目を丸くした。
話を聞くと、大学に入ってこの近所のアパートに住んでいるとのことだった。
当時Tは大学4年であり、すでに就職先は決まったとのことだった。
私は短大だったから、すでに会社に勤めていた。
Tのアパートと私のアパートは目と鼻の先で、コインランドリーから1分のところだった。
Tは自分の部屋に招き、飲み物かなんか出してくれた。
一通りの近況や思い出話をしたところで、
Tは「Y美さんは今どうしているかな~」と言い出した。
Tにとっては最初からそれが知りたかったに違いなかった。
私の親友Y美とTとは、かつて恋人同士だった。
2人は特にキライになったわけでもなかったようだが、Y美は故郷に残っていて、Tは東京の大学に入ったということもあり、結局交際は続かなかったらしい。
「Y美さんはどうしているかな~」という問いに対して
私はY美の消息を詳しく知っていた。
Y美はその後別の人と付き合って妊娠し、故郷でその相手と結婚し、その時点でもう子どもが生まれていたのである。
しかし、そんな現実をTに言ったら、かなりのショックを受けるだろう。
「さあ、どうしているかな~」
とシラを切った。
「卒業してから、全然やり取りはないの?」
TはY美と私が、いつも同じグループで行動していたことも知っているし、卒業をして急にやりとりがなくなるような仲ではないと思っているはずだった。
「うん、卒業してからぜんぜん会わないから、最近どうしてるか、わからないね~」
と答えておいた。
「どうしてるかわかったら、今度教えて」
とTが言った。
「うん」と答え、Tの部屋を去った。
その後、ばったり出くわすこともなかったが、
それ以上、Tと話す機会を作ろうと思わなかったゆえ、なんとなく、出くわさないようにしていたともいえる。
アパートの場所は教えていたが、引越すときに連絡もしなかった。
Tはその後、Y美の消息をどこかから聞いたはずだ。
本当のことを教えたほうがよかったのかどうなのか、わからない。
むろん現実を伝えても問題はなかったろうし、Tの希望に合わせて現実を知らせてあげたほうがよかったのかもしれない。
でも、まだ大学に行っていてこれから社会人になろうとしているTに、なんかショックを受けさせたくなくて、とっさに知らないことにしちゃったんだ。
さっき、テレビで芸能人が「言うに言えない状況」っていう経験談を話していた。
それで、このことを思い出した。
そして、その後私はY美にも何回も会ったのだが、Tの話は出したことがない。
やけぼっくいに火がつかないようにね。
この間、同窓会のときはTは素敵な中年紳士になっていました。
元々背が高くてスポーツマンだったけど、今も体型は崩れていない。
Y美はどうしたかって。
Y美は早々と子供を育て上げたあと、また別の人と再婚して楽しくやってるらしいよ~。
昔から男性遍歴はいろいろあったようだけど、
Y美はかなりやり手な女性で、事業も成功しているようです!
ということで、誰にも言えないけど、
ブログに書いちゃったよー。
本当に気持ちの良い人だったな~
ところで、あのドラマによく出てきたコインランドリー
あの人たちは貧乏人らしく、喫茶店なんかで出くわすんじゃなくて、コインランドリーに行くと会えるってのが現実的だ。
あんな感じのコインランドリーを、独身時代、私も使っていた。
洗濯を待ちながら、コインランドリーにあるピンク電話で電話をしていると、どこからか
「飛鳥さん?」
という声。
「ああ、やっぱり飛鳥さんだ」
電話を切って声の主を確かめると、高校時代の同級生の男子Tだった。
なんでこんなところで同郷人に会うんだ?
お互いに目を丸くした。
話を聞くと、大学に入ってこの近所のアパートに住んでいるとのことだった。
当時Tは大学4年であり、すでに就職先は決まったとのことだった。
私は短大だったから、すでに会社に勤めていた。
Tのアパートと私のアパートは目と鼻の先で、コインランドリーから1分のところだった。
Tは自分の部屋に招き、飲み物かなんか出してくれた。
一通りの近況や思い出話をしたところで、
Tは「Y美さんは今どうしているかな~」と言い出した。
Tにとっては最初からそれが知りたかったに違いなかった。
私の親友Y美とTとは、かつて恋人同士だった。
2人は特にキライになったわけでもなかったようだが、Y美は故郷に残っていて、Tは東京の大学に入ったということもあり、結局交際は続かなかったらしい。
「Y美さんはどうしているかな~」という問いに対して
私はY美の消息を詳しく知っていた。
Y美はその後別の人と付き合って妊娠し、故郷でその相手と結婚し、その時点でもう子どもが生まれていたのである。
しかし、そんな現実をTに言ったら、かなりのショックを受けるだろう。
「さあ、どうしているかな~」
とシラを切った。
「卒業してから、全然やり取りはないの?」
TはY美と私が、いつも同じグループで行動していたことも知っているし、卒業をして急にやりとりがなくなるような仲ではないと思っているはずだった。
「うん、卒業してからぜんぜん会わないから、最近どうしてるか、わからないね~」
と答えておいた。
「どうしてるかわかったら、今度教えて」
とTが言った。
「うん」と答え、Tの部屋を去った。
その後、ばったり出くわすこともなかったが、
それ以上、Tと話す機会を作ろうと思わなかったゆえ、なんとなく、出くわさないようにしていたともいえる。
アパートの場所は教えていたが、引越すときに連絡もしなかった。
Tはその後、Y美の消息をどこかから聞いたはずだ。
本当のことを教えたほうがよかったのかどうなのか、わからない。
むろん現実を伝えても問題はなかったろうし、Tの希望に合わせて現実を知らせてあげたほうがよかったのかもしれない。
でも、まだ大学に行っていてこれから社会人になろうとしているTに、なんかショックを受けさせたくなくて、とっさに知らないことにしちゃったんだ。
さっき、テレビで芸能人が「言うに言えない状況」っていう経験談を話していた。
それで、このことを思い出した。
そして、その後私はY美にも何回も会ったのだが、Tの話は出したことがない。
やけぼっくいに火がつかないようにね。
この間、同窓会のときはTは素敵な中年紳士になっていました。
元々背が高くてスポーツマンだったけど、今も体型は崩れていない。
Y美はどうしたかって。
Y美は早々と子供を育て上げたあと、また別の人と再婚して楽しくやってるらしいよ~。
昔から男性遍歴はいろいろあったようだけど、
Y美はかなりやり手な女性で、事業も成功しているようです!
ということで、誰にも言えないけど、
ブログに書いちゃったよー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます