山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

最低賃金が上がるとよいのか?

2016-10-05 22:56:31 | 日記
今後、最低賃金が20円くらい上がるらしい。(いや、もう上がった?)
そうなると、パートタイマーの時給が全体的に上がって喜べるのか?と一瞬思ったけど、いや、待てよ、そんなわけないだろと思った。

今、私の職場は業績が悪くて、毎月大赤字を出しているらしい。そこで、消耗品や光熱費などの出費を極力抑えて、人件費も減らすようにしている。今後、売り上げが低迷し続ければ、社員に給料を払っていけるかどうかもわからない状況だ。

そのような会社に対して、最低賃金を上げろということになると、どうなるのだろうか。

はっきり言って無理である。まず、パートタイマーをクビにするしかなかろう。
一部をクビにして、人数を減らすしかないだろう。その減らした人数で、さらに効率を上げて仕事をすることになる。つまり、サービス残業をするしかなかろう。

全体に使うことのできる人件費は変わらないのだから、値段を上げれば、払う人数を減らすか、労働時間を減らすしかない。
必要な労働量は変わらないのだから、仕事がきつくなるだけである。

政治家の人たちって、小手先で、金利を下げたり、最低賃金を上げたりと、適当に調整すればどうにでもなると思っているようだ。

アベノミクスで、景気が良くなったというのは、全くの見せかけである。

そういえば、最近営業を拡張していると思われたイオンも、今年は大赤字なんだそうだ。セブンイレブンもダメだそうだ。

そうだ、一般庶民の生活はちっとも楽になんかなってないのだから、お店にいろんなものが売っていても、買えるものなんか限られているのだ。
イオンなんか、平日に行くとお客さんなんかいないのである。

これまで、最低の賃金で働いていた人にとっては、基準が上がるのはよいことかもしれない。でも、最低賃金を上げたら、昇給はないだろう。最初から高いのだから。

消費税が上げられる状況ではないのと同じように、実際は、最低賃金を上げられる状況ではないのだと思う。

人件費が捻出できない事業主は、人も雇えなくなり、中小企業や商店がつぶれるかもしれないし、結局は、働きたい人も働けなくなってしまうかもしれない。

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