山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

5 ホンダ技研工業

2011-12-22 00:16:58 | 産業・技術
エコプロダクツで、ホンダは、意外にも自動車の展示をしていませんでした。自動車を含めたホンダの環境に対する取り組み、新時代のエネルギーのクリーンな活用システムといったような内容の映像を放映していました。外部とは遮断された四角い部屋のようなところに入って、数分間の映像を最初から最後まで座ってみるという形を徹底していました。
これが、エコを考えるホンダの展示方法だったのかなと思いました。

映像の部屋を出ると、その外側の壁に沿って、電動二輪車と、ハンドルのついた電動車椅子が展示してありました。この電動車椅子は、車椅子というよりも乗り物という感じがします。街中でもよくみかけ、スーパーなどでこれを運転しながら買いものをしている人を見かけたこともあります。足が不自由な人に限らず、年を取って足腰が弱りがちの人にとっても、これは良さそうです。本当に生活に必要なものとは何か、必要としている人はどういう人か、そういう人こそが便利で暮らしやすいような街やシステムを作ることが必要かもしれません。

ホンダ以外のいろいろな会社の展示コーナーでは、とにかくアンケートに答えて景品をもらおうとする人などがいて、いくつかの正解を見つけるだけで、展示内容をろくに見ないで立ち去る人も多いようです。アンケートでさえ、本当は展示内容をみてもらうための手段であるはずですが、それが逆に、展示を単なる正解を探す道具になり下げているようでした。ホンダはそういう落ち着きのない立ち寄り方ではなく、じっくりと座って、とにかく映像を最初から最後まで見せるということを意図しているようでした。一部分を見て立ち去るようなこともありませんし、映像を見ながら他のものに気が散るということもありません。

ホンダ技研といえば、自動車やロボットなどの実物もありそうなので、映像のみの展示はちょっと物足りない気もしましたが、
「Honda 環境年次レポート2011」
「Honda環境ラボ」
「Honda環境ブック」という冊子をもらってきました。
内容はまだよく読んでいないので、これから読みたいと思います。

とりあえず、「環境年次レポート」より一部紹介
先進的取り組み
「次世代パーソナルモビリティーの実証実験を開始
ホンダは、二輪車・四輪車・汎用製品を持つ強みを活かし、既存の商品の低燃費化だけでなく、各モビリティーの電動化技術から太陽電池やコージェネレーションなど低炭素エネルギーの供給と、それらをつなぐ情報通信技術まで総合的にCO2低減に取り組み、「環境エネルギー秘術のトップランナー」を目指しています。」

4輪車エコカーとしては、2010年10月に出た「フィットハイブリッド」が新しいものであり、このフィットは、展示されるとすれば、昨年のものだったかな?と思いました。
4輪車の取り組みとしては、燃費の向上・排出ガスのクリーン化・代替エネルギー製品(燃料電池電気車)の開発などに取り組んでいるようです。

このたび、車を作っている会社の展示として、富士重工を見逃してしまいましたが、ホンダもスバルも自動車だけを作っている会社ではないので、車は一部分という位置づけのようですね。



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2 コメント

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Unknown (しのぴぃ)
2011-12-22 06:14:27
ホンダが小型ジェットを開発したと最近のニュースで知りました。自動車エンジン技術の応用でしょうか?
ロボット技術は部品を組み立てるときなどのオートメーションの応用なのかなとも思います。

飛鳥さんの記事を読んで、ハイブリッド車のみならず、ディーゼルエンジンを改良するなど各メーカーが自動車を通してエネルギーの使い方に知恵をしぼっているんだなぁと感じました。
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Unknown (飛鳥)
2011-12-22 18:00:59
そういえば、ホンダは飛行機も作ってる会社だ、というのは、以前ホンダのディーラーに行ったときに、営業マンさんがそれとなく誇らしげに、におわせていました。それから、ホンダもクリーンなディーゼルエンジンを手掛けているようです。

他の自動車会社との展示の仕方の違いは、一種の差別化(次元の違いをアピール?)かなとも思いました。

でも、見る方にとっては、ホンモノの物体が展示されていたほうが楽しいかな~
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