山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「手紙」を見た

2006-12-03 23:29:09 | テレビドラマ・映画
今日は、午前中放送大学、午後は映画「手紙」を夫と見に行った。
無料で手に入れた映画の券2枚をはやく使わないと上映期間が終わってしまうというので、忙しい中決行することとなった。
なかなか、夫と休みが合わない。

映画は真剣なテーマで、良いものだった。
エンディングの字幕と曲がすっかり終わるまで、誰一人席を立たない状況だった。
罪を犯すとはどういうことか、償うとはどういうことか、許すとはどういうことか、いろいろ考えさせられた。
許すというのは一緒に負う覚悟を決めることかもしれない。
被害者だって、許せば心が楽になるわけではなく、大切な人を失った喪失の悲しみといまわしい犯人の行為を忘れることはない。
犯罪者の家族、被害者の家族は、罪がもたらした苦しみを犯罪者とともに背負う覚悟をするという形が「許す」ということなのかもしれない。
犯罪者は罪を償う資格さえない人間だといえる。罪とは償うことはできないものであり、罪を犯した人間が人の意識から消えることが唯一、人の記憶から罪を犯した人間のいまわしさを軽減させる方法であるともいえる。だから、犯罪者が罪を償おうと人の意識の上に登場すればするほどそれは逆にはたらく。詫び状は罪を犯した本人の気休めであり、被害者の家族に送れば送るほど、被害者の家族を苦しめることにもなる。そして、いくら拘置所の中で寂しいといっても、身内からの手紙を期待して慰めを得ることすら見分不相応な希望だともいえるだろう。それすらが、甘えのようであって、罪は自分ひとりで償いきれるものではなく、どれだけ人に苦しみと迷惑をかけるかは計り知れない。
しかし、兄がそのことを自覚した時点で、初めて、弟も被害者の家族も「許す」(一緒に重荷を負う)という心をもつことができたのだろう。
重いテーマである。

帰宅すると肉体的にどっと疲れがでてしまった。昨日も一日中でかけていたし、今日はビデオのヤギがウシに見えたり、二人分のご飯をよそればいいところ3人分よそってしまったり、かなり脳みそがイカレているようだ。肩こりがひどく、目の芯が痛い。
洗濯などもぜんぜんしてないし、明日会社に何を着て行ったらいいかも思いつかない状況だ。
今日は早めに寝よう。
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2 コメント

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『手紙…』観られたんですね (YOSHI)
2006-12-04 10:46:00
先月は誕生月だったので、友人と二人で映画館へ。

行った所で観たい映画に私が遅れて(言い訳じみますが、バスが30分も遅れました。)、あとは『手紙』の上映。

玉山鉄二の演技がすごく善い、と聞いていたので、私は観たかったのですが、友人に敬遠されてしまい没に。重すぎる、って。

でも一人で観たら、もっと落ち込みそうな…

色んな人が観た方がいい種の映画だと思うのですが。

映画、普通に見ると高いですよね。
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Unknown (飛鳥)
2006-12-04 23:10:52
最近は購読新聞の応募で当たることが多くて、たびたび映画をみるようになりました。
見始めると、行った先で別の映画のパンフレットやポスターを見たりして、次々にいろいろ見たくなってしまいます。
でも、やはり自分でお金を出してまでして見ることは少なく、数ヶ月待ってレンタルDVDで見ることが多いです。
「フラガール」も見たかったのですが、あとでレンタルかテレビ放送で見ることになりそうです。
あんなに話題になった「ダビンチコード」も見てないし、「パイレーツオブカリビアン」の続編も最近DVDが出たみたいなので、見たいなあと思っています
映画は庶民の楽しみとしていいものですね。

「手紙」は、玉山鉄二さんも山田孝之さんも、迫真の演技でよかったです。杉浦直樹さんもさすがに人生の年輪を感じさせるもので、せりふが印象深かったです。
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