このあいだ、夕方うす暗がりの中を自転車で走っていたら、犬を連れた女性が歩いていた。
その犬が友人の犬に似ていたのだが、いつもは2匹連れているのに1匹しかいなかったから、友人ではないなと思いつつ、だんだん距離が近づいて行った。
至近距離にきたところで、女性がいかにも挨拶をするためのように顔を上げてこっちを見たので、あっやっぱり友人だったか、と思い、思わず「あっ!」といって自転車の速度を落とすと、相手もすかさず「あっ、こんばんは」と言った。そう言うからには確かに友人だ。「今日は、どうして1匹なの?」と頭の中の質問が口に出そうになると同時に、その人の顔をしかと見た。そのとたん、「あれ?この人友人じゃないけど、私の知ってる人か???」。アタマが自動計算を始めているうちに、とにかく挨拶の返事をということで、「こんばんは」と返した。
そういいつつも「うん、知らない人だよね」と計算結果が出た。そして、二人はすれ違い自然に別れていった。
おそらく相手も「あっ、あの人知らない人だっ」って思っているはずだ。
お互いに知人と間違えて挨拶しちゃうってことは、お互いに似たような年恰好の友人を持っているのかもしれない。
その犬が友人の犬に似ていたのだが、いつもは2匹連れているのに1匹しかいなかったから、友人ではないなと思いつつ、だんだん距離が近づいて行った。
至近距離にきたところで、女性がいかにも挨拶をするためのように顔を上げてこっちを見たので、あっやっぱり友人だったか、と思い、思わず「あっ!」といって自転車の速度を落とすと、相手もすかさず「あっ、こんばんは」と言った。そう言うからには確かに友人だ。「今日は、どうして1匹なの?」と頭の中の質問が口に出そうになると同時に、その人の顔をしかと見た。そのとたん、「あれ?この人友人じゃないけど、私の知ってる人か???」。アタマが自動計算を始めているうちに、とにかく挨拶の返事をということで、「こんばんは」と返した。
そういいつつも「うん、知らない人だよね」と計算結果が出た。そして、二人はすれ違い自然に別れていった。
おそらく相手も「あっ、あの人知らない人だっ」って思っているはずだ。
お互いに知人と間違えて挨拶しちゃうってことは、お互いに似たような年恰好の友人を持っているのかもしれない。