山野草
■ついに自生地で■7/2
ガガイモ科の高知県内に産するものを全部見ようと目標を立て散策しています。少しずつですが見てはいるもののまだ見ていなくて気にかかってた「フナバラソウ」を昨日ベストの状態でみることができました。タカネバラが見たいという知人のリクエストに応えるべく先にそちらへ向かったのですが・・・・なんとそこはほとんど終わり。花びらが無残にも散っている。辛うじてあったのを撮影したのでした。

例年なら東赤石へ登るのですが今年は行けないのでこれであきらめて見たということになります。

ウツボグサも今年はなぜかお目にかかっていなくてようやくここにきてみる始末。散策をしばらく休むとあれもこれも新鮮にみえます。
さて目的のフナバラソウの場所へと移動していると旧知の散策仲間と遭遇。近くにあるというので無理を言って案内していただきました。「ありました~」
ガガイモ科特有の花。でも、大きい花です。

すくっと立っています。ヤマワキオゴケ・ツクシガシワなど先端部が蔓になり巻きつきますがこれはなりません。
下から順に咲きあがり上へ伸び花をつけるのでまだ咲き始めのが多いですね。対生した大きな葉、その両面に軟毛がある。葉腋(ようえき)に暗褐紫色の五弁花を開いている姿は地味な色ですがガガイモ科好きにはたまらない魅力があります。タカネバラより奥深い魅力をたたえているように思うのです
フナバラソウ 山地の日当たりの良い草原などにやや稀に生える多年草
名の由来は袋果からきています。大きな船の腹の形にそれがにているので船の腹「フナバラ」です。別名のロクオンソウは中国名の老君鬚に由来があります。袋果に入った種子には白毛がありそれを老人の鬚(ひげ)に見たて「老君鬚」
案内してくださったIさんには大感謝です。というのはこの後まだ別の場所へ連れて行っていただいたのす。