
青空と霧氷・雪1/25

天狗の森を後にして歩き出すと雪が作り出す造詣の妙に幾度と無く足を止め感嘆の声をあげることとなった。が「青空があればねえ」との声も続いていた。声が届いたのだろう、雪雲がさっとどこかに消え去り青い青い空が出てきて霧氷を引き立たせてくれる。眼が痛くなる。サングラスを持ってくればよかったと後悔する・・今日顔を見ると・・雪焼け。(若くないのでなかなか元に戻りそうに無いな~~。)

霧氷・雪を存分に楽しみつつ歩けだした。

黄色い声があちこちからあがる。「ここがえい・そこもえい」土佐弁丸出しで大騒ぎ。「この年になって雪遊びが出来るとはおもわざった」との声もでる。

誰しもこの景色を見れば騒ぐだろう。しんどい思いをして歩いてきてこんな木姿を見られると。

風が吹くとぼっさと雪が落ちてきてそれで又騒ぐ。

みんなの口元には笑いじわ。


歩いてきた道を振り返ると雪又雪。ずっと大騒ぎをしてここまできた。

前方から声が聞こえる。スキー客だ。天狗の森から30分歩いたからあと少しでお昼ご飯にありつける。声をだしてのども渇いた、お腹もすいた。あと少しで天狗荘だ。

足取り軽く雪を行く。登りの時にはしんどいと思っていたのにそんなことはどこへやら!!軽く軽く進む。トレース(雪の上の踏み跡)もあるのでずいぶん歩くのが楽になった。

天狗荘前には巨大な雪山。ここまで積み上げるのは大変だったろうな!!
到着。