股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

四十九日のレシピ

2014年05月04日 18時38分22秒 | 映画評論サ行
製作年:2012年
製作国:日本
日本公開:2013年11月9日
監督:タナダユキ
出演:永作博美,石橋蓮司,岡田将生,二階堂ふみ,原田泰造
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熱田良平が急に妻の乙美を亡くして2週間が過ぎたころ、派手な身なりのイモが熱田家を訪問する。突然現われ、亡き妻から四十九日を無事に迎えるためのレシピを預かっていると言い彼女の存在に良平は目を白黒させる。そこへ夫の不倫で、離婚届を突き付けてきた娘の百合子が東京から戻って来て…。
NHKドラマとしても放映された伊吹有喜原作の小説を、『ふがいない僕は空を見た』などのタナダユキ監督が映画化した感動作。母が亡くなりそれぞれに傷を負いながらも、四十九日までの日々を過ごす間に再生への道を歩み始める家族の姿を描き出す。主人公に、『八日目の蝉』で高い評価を得た永作博美。その父親を石橋蓮司が演じ、二階堂ふみや岡田将生ら若手俳優も共演を果たす。新旧の演技派俳優が豪華共演を果たした繊細な人間ドラマが心に響く。

母の残した一冊のレシピ帳。そのレシピを巡る父と娘の物語。ほのぼのしていて、ちょっと温かくて、ちょっと切ない話でした。永作博美と石橋蓮司の演技が凄く役に合ってる。母の死の悲しみから救ってくれたのは、母の心温まるレシピだった。四十九日ってこんなに楽しく賑やかにしていいものか。でもこういうのもアリかもしれない。皆で明るく笑顔で天国に送り出してあげようとする事って大切だと思います。色んな事情で子供が産めない人はたくさんいる。いない、できないからといって不幸なんかじゃない。幸せなんて人それぞれだと思います。そして育ててくれた親に感謝すること。どちらかと言えば、女性向きの映画かもしれない。
ただし、“レシピ”というタイトルが付いているにも関わらず、美味しそうな料理がほとんど登場したなかったのが残念でした。

この作品の評価・・・・71点
コメント
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