股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ

2014年05月07日 01時38分09秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年4月26日
監督:和泉聖治
出演:水谷豊,成宮寛貴,伊原剛志,釈由美子,風間トオル,及川光博,石坂浩二
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東京から約300キロ離れた島・鳳凰島で馬に蹴られた男性が死亡する事故が発生。警視庁特命係の杉下右京と甲斐享は、不思議なうわさのある島の実態を調査することに。その島は実業家が所有し、元自衛隊員が集まり訓練に励んでいた。右京は男性の死亡理由が事故ではなく殺人であると確信。島には特命係、捜査一課、鑑識課が集結するが、彼らを何者かが襲撃し…。
2002年より連続テレビドラマとしてオンエアされて人気を博す刑事ドラマ「相棒」のおよそ3年半ぶりとなる劇場版。太平洋に位置する孤島を舞台に、水谷豊演じる警視庁特命係の刑事・杉下右京とその相棒で成宮寛貴演じる甲斐享が、実業家が所有し、元自衛隊員が訓練をする謎の島の真相を探るべく捜査に乗り出す。六角精児や川原和久らレギュラー陣のほか、伊原剛志や釈由美子、そしてかつての相棒である及川光博などが共演。防衛省や国の権力者の暗躍、ジャングルや岩礁での捜査など、劇場版ならではのスケールに期待が膨らむ。

劇場版1作目(83点)と2作目(76点)は見応えがあって楽しめました。しかし今回は…開始30分で「あれ?つまらない?」と気づいてしまいました。生物兵器、自衛隊、国防…なんだか堅苦しい内容の話でした。まぁそれはそれでいいのだが、スケールを無理矢理に大きくしようとして、逆に安っぽく小さくなってしまった感がありました。生物兵器の扱いも雑で、相棒らしい緊張感がない。右京さんの勘だけで物語が展開されていくので、さらに緊張感に欠ける。この程度の内容ならわざわざ「相棒」で取り上げるネタでもないし、劇場版する内容でもない。肝心の殺人事件も何の捻りもなく解決。犯人の殺害動機もくだらない。警察組織の黒幕がいるとか、そういう演出があれば楽しめたと思います。“相棒史上 最高密度のミステリー”とポスターに書くのは納得いきません。せっかくの孤島という舞台が全く活かされていませんでした。これなら、わざわざ孤島に行かなくても、どっかの田舎で殺せばいいんじゃないの?

この作品の評価・・・・58点
コメント
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