股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

飛べ!ダコタ

2014年05月08日 11時41分37秒 | 映画評論タ行
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2013年10月5日
監督:油谷誠至
出演:比嘉愛未,窪田正孝,柄本明,ベンガル,洞口依子,中村久美,芳本美代子
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終戦から5か月後の昭和21年1月14日。上海から東京へイギリス総領事を送る途中だったイギリス空軍要人機ダコタが悪天候に見舞われ、新潟県は佐渡島にある高千村の海岸に不時着する。ダコタは砂に埋もれ、滑走路もないことから乗組員は島にとどまることを強いられる。敵国であったイギリス軍人を前に、戦争で家族を失った者、いまだ戦地から戻らぬ息子を待つ者も少なくない住民たちは複雑な感情を抱く。だが、ダコタの第一発見者である千代子の父で村長の新太郎は、率先して彼らを温かに迎え入れる。
1946年に新潟県の佐渡島で起きた、イギリス軍要人機ダコタ不時着をベースにしたドラマ。佐渡島の小さな村に降り立つことになったダコタの乗組員らと、彼らを迎え入れて離陸に協力した住民たちの絆を見つめていく。監督を務めるのは、テレビドラマを中心に活躍し、本作で劇場用映画デビューを果たす油谷誠至。テレビドラマ「ハンチョウ」シリーズの比嘉愛未、『ガチバン』シリーズの窪田正孝、名優・柄本明を筆頭に、実力派が結集。戦争や国境という壁を越えた感動的な物語に加え、海外から取り寄せたダコタ実機も見どころ。

佐渡島に不時着したイギリス空軍要人機の軍人たちと、佐渡の人々との交流を描いた実話を基にしている本作。戦争映画でありながらも、メインは人と人との繋がりを描いていて、言葉や国は違えどお互いを想い合う気持ちは共通なんだと感じました。敵と思っていた人間でも、最後は「飛行機を飛ばす」という1つの目標に向かって協力し合う姿はとても良い。戦争は多くの命が犠牲になり、多くの涙が流れた。しかし、それでも誰かのためにと思う人間の感情って素敵ですね。同じ日本人として佐渡島の人々を誇りに思います。
ベテラン俳優陣の演技力が光っていました。特に息子の帰還を待つ敏江を演じた洞口依子の演技は素晴らしかった!逆に比嘉愛未と窪田正孝の2人の恋愛話がちょっと浮いてたかなと思います。良い話ではあったけど、もう少し感動できるかと期待していましたが、もう1つ何か欲しかった。ダコタの飛行シーンは明らかにCGで笑ってしまった…

この作品の評価・・・・73点
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