日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

連日の猛暑のなか、今日も涼を求めて右往左往

2012年07月29日 | Weblog


 連日、猛暑が続いています。
 こんにちは…。
 いよいよ7月も終わりです。梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。この季節のなか、ややもすると、体調をこわしやすい時期です。この暑さのなかの健康管理には十分、気をつけていきたいものです。

 さて、ロンドン五輪がはじまりましたね…。
 「4年に一度の腕試し」という世界中のアスリートが活躍する期間がやってきました。
 そして、4年に一度だけ選手たちを世界中が競技に活躍するすがたにくぎ付けになり、選手の笑顔、悲しみ…と共有する瞬間でもあります。
 「メダルがいくつとれるか?」なんてヤボなことは言わないで、必死でがんばっている選手の表情をみているだけで満喫できるのだと思います。…でも、応援する側はわがままなものだということも理解できますが…。

 世の中に「奇跡」という言葉がありますが、その「奇跡」に立ち会える一瞬。先にもあとにもきっとないことを思うと、生きていてよかった、と感動も与えてくれるのも選手です。

 きっと、スポーツが何かを解決するかぎになっているのでしょう。素直に歓べる時間を多く持つことができればいいのですが。
 選手のみなさんに感謝……。ガンバレ!!
 この期間、負けても勝っても、一人ひとりの選手たちの言葉が大事に聞いていたい。

 私のほうは、今週も忙しい毎日を送っていました。なにゆえ、こんなにも仕事の段取りが下手で、わがままな客が多いのだろうかと思った1週間でもありました。
 いやなことばかり…。それでも、「じっとがまんして…」と同僚がいうようにの毎日が続いています。そんなことを思っていても時間はまってくれず、どうにかノルマを消化している連日でもあります。

 現実の生活では、今週、「7割過労死基準以上」(東京7月25日)残業時間の報道がのっていました。東証1部上位100社の三六協定の上限時間について報道だれていました。慢性化した残業時間になんの対策もないまま、経済はすすんでいる様子がわかります。残業時間があってやっと仕事が通常に動いている実態とは、困った現象です。

PHOTO:この時期、どこかで花火が夜空を飾っています。私の住む近所でも夜空に花火があがっていました。この時期、花火を見に行くか、オリンピックを見るか…という選択が続きます。しかし、自分の住むところから、写真のように見えるといいのですね。ちょっとした贅沢な気分…。人間って欲望のかなたまりで、わがままなんですね。まるで、4年に一度のオリンピックのように一瞬の美が舞います。





 今月の読書…暑さもあり、なかなかゆっくり読む時間ができないところです。通勤電車でも、本を読む手と汗を拭くタオルと落ち着く時間もない夏が始まりました。夏休みでもあれば、課題図書ではありませんが、何らかの本を選んで読んでいった時間を思い出しました。でも、こんな読みかたがいちばんつまらないですね。……と、思っても好きなものはト止まらない、好奇心をもってこれからも読んでいきたいものです。

 今月は、いま旬な小説家の一冊を読んでみました。あとは、ルポルタージュ、さらには、また、下手のよこ好きの詩についての本も読んでみました。

  

◎晴天の迷いクジラ/窪美澄著/新潮社


【内容】
 倒産寸前の小さなデザイン会社に働く由人。結婚し、一人娘を残し離婚、東京に出てきて必死に働き自分の好きな絵を追いかけて、デザイン会社の女社長になった野々花。しかし、経営がうまくいかず倒産寸前だった。
 母親の病んだ愛情に自殺を考えた正子。
 この三人が自分の人生をひきずるながら、人と人とのつながりのなかで織り成す人間模様。
 やっと気づいた。ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ??。心療内科の薬が手放せない青年の由人、倒産しそうなデザイン会社の孤独な女社長、親の過干渉に苦しむ引きこもり少女。壊れかけた三人が転がるように行き着いた海辺の村で、彼らがようやく見つけたものは? 人生の転機にきっと何度も読み返したくなる、感涙の物語。
 ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ??『ふがいない僕は空を見た』の著者が放つ待望の二作目。感涙長編小説。

窪 美澄窪 美澄
1965(昭和40)年、東京都稲城市生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。短大を中退後、さまざまなアルバイトを経て、広告制作会社に勤務。出産後、フリーの編集ライターに。妊娠・出産を主なテーマとし、その他女性の体や健康、漢方、占星術などについて雑誌や書籍で活動する。2009年「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。2010年には受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)を発表



【感想】

 この小説を読んでいたら大津市で起きた少年の自殺で世間中が騒いでいた事件を思いだした。誰でも、心の奥に誰にもいえない闇があった。それを、誰にも理解されず、自分の命を絶ってしまう。生きる上の苦しみ、悲しみはみんな一つや二つは持っているのだと思う。
 それをどう解消していくかが、問題があるよりも大事なことだと思う。
 その問題をどう修復し、たちあがってまた生きていくか?というテーマを追った小説だった思えた。

 偶然にも、知り合うことができたことの幸せを感じられれば、会うことができたことに感謝できるであろう。もし、知り合った人が自分をいじめる人であれば、これは回避して生きていくこと考える必要があるだろう。
 それが社会のあり方だと思う。
 自分にとって、誰が大事な人であるのか、避けていかねばならないのか…ということを学ぶことが大事なことだと思えた小説でった。


◎詩とことば/荒川洋治著/岩波現代文庫


【内容】

 知らないうちに私たちは、生活のなかで、詩のことばを生きている。しかし、詩とは、なにをするものなのか?その意味を考えることは、私たちと世界とのあたらしい関係をひらくことにつながっている。詩をみつめる。詩を呼吸する。詩から飛ぶ。現代詩作家が、詩の生きる時代を照らしつつ、詩という存在について分析する。

荒川 洋治
1949年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部卒業。1975年刊の『水駅』でH氏賞受賞。以後、詩、詩論、文芸時評、放送などの分野で活動。詩集『渡世』(高見順賞)、『空中の茱萸』(読売文学賞)、『心理』(萩原朔太郎賞)、エッセイ・評論集『忘れられる過去』(講談社エッセイ賞)、『文芸時評という感想』(小林秀雄賞)など著書多数


【感想】

 自分が好きな「詩」はいったいどんなものだろうかと思うことがある。
 言葉を数行の文章にまとめて、一つの物語をつくる……いう詩についてちょっと勉強をしてみた。要は、その瞬間を、あるべき言葉で(自分の言葉)どう伝えていくかということなのではないかと思えた。

 抽象的なものより、より具体的な言葉で伝えるということだと思う。


◎日本の路地を旅する/上原善広著/文春文庫


【内容】

中上健次はそこを「路地」と呼んだ。「路地」とは被差別のことである。自らの出身地である大阪・更池を出発点に、日本の「路地」を訪ね歩くその旅は、いつしか、少女に対して恥ずべき犯罪を犯して沖縄に流れていった実兄との幼き日の切ない思い出を確認する旅に。大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

上原 善広
1973年大阪生まれ。ノンフィクション作家。自身の出身地である大阪・更池から中上健次の故郷・新宮など日本全国500以上の「路地」(被差別地区)を巡りあるいた『日本の路地を旅する』で、2010年、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、『「最も危険な政治家」橋下徹研究』(新潮45)で、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞


【感想】
 なし



 日々、暑さはましているようです。ややもすると体調を崩し、生命まで危うくする季節だと思えるこのごろです。
 体調は「自己管理」といえでも、電気の節約や電気料金の値上げというなかで「自己管理」も限界ということもいえるのではないのでしょうか。

 暑い休日、友達はクーラーは電気代が高いので外でクーラーのきいた場所を見つけては動いている……とのこと。ある人は、パチンコ屋さんに朝から晩までずーといて涼んでいるとのこと。どうも人間は熱には弱い動物のようです。
 とくに、お金のかかる電気代がかかわってくるとなると、弱いのです。
 同僚はいわく「会社にいたほうが涼しくていい」と……。(納得)

 体調を崩しているくらいなら、休めばもとに戻る希望がもてるからいいのですが、精神まで病んではたまりません。

 また、最近、食中毒を気にしてかお弁当はやめて、昼食時は外の食堂にいったり、社内契約の弁当屋さんに注文したりと、仕事以外にも悩む時期です。
 
 今週、お弁当を注文して食堂で一人食べていたら、若いときに野球をやっていた人といっしょになりました。彼は、なぜか、会話をしたがらない様子でした。なぜかな……??

 だいたい、人間関係っていうのは、向こうがいやだなと思うと、こっちもいやだな……と思うそうです。きっと、私にいいずらいこともあるのでしょう。
 少しずつ、他人からの会話をさけたくなってくるということは対人関係につかれているのでしょうか。私も避けていました。
 いずれ、避けるばかりではらちがあきませんし、強引に話すこともあるでしょうか、そういう時期を少しずつくりあげるしかありあませんね。
 気にせずやる必要があるのかな……と思います。なぜなら、今、話さなくと別に問題がなければ、一生話すこともないからです。そんな割り切りも必要だと思います。

 みなさんはどう解決しているのでしょうか。万人と仲良くなんて無理なのです。

 

 梅雨があけたと思いきや、あつーい夏が到来して、体も心もオーバーヒート気味です。なにをやるにも、だるい毎日です。
 そんなわけで読書もろくに読めず終わった……と、いいわけになりますが。

 仕方のないことです。これが日本の夏だと思いつきあっていくしなないと思います。
 さて、8月に入ると、今年最後の連休イベントの夏休みがありますね。
 以前は、お盆には家族で四国に帰っては、阿波踊りにつりに、観光に楽しんでいたものです。最近は、両親もなくなって、法事でもなければいかなくなりました。さびしいことですね。

 四国の小豆島を中心に小さな島々の瀬戸内海は絶景でした。
 さて、今年はどんな夏休みを計画するのでしょうか。
 なんでも、くるまでが楽しいものですが……。
 8月も少しずつ楽しくしようと思います……ね。

*読んでくださった方、ありがとうございました。
今月もお疲れ様でした!!

子どもたちの夏休みが始まりましたが……

2012年07月22日 | Weblog


 今週に関東地方の梅雨明けがありました。夏もいよいよはじまりました。今年は、昨年以上に「節電」がいわれそうです。

 休日の夕方。
 遠くから夏祭りの音楽が聞こえてきた。昨年は震災と原発事故の節電で中止だったもので、今年はどこでも開催されそうだ。
 さらに、子どもたちの楽しみの夏休みも始まったようだ。

 祭りの音を聞いていたら、私の子ども時代夏休みを思い出した。
 祭りの夜は近所の子どもたちと一緒に、空き缶を改造して、ろうそくの照明をつくって町を冒険したものだった。近所でいちばん怖い場所を「度胸ためし」ということで、作った照明を持って冒険したのもこの日だった。

 近所の大人たちも休みのなか、のんびり過ごしていたようだ。
 最近の子どもたちはどんな祭りの夜をも迎えているのだろうか。

 さて、世の中は「3つの反対」に動いているようだ。一つは毎週金曜日には国会周辺で自然発生的に始まった「原発再稼働反対」。
 大飯原発の再稼働が順次進められていくなか、他原発がある地層だった。にもかかわらず、活断層の上に原発があることが明らかなのにされでも稼働を計画するとは異常な事態。さらには、原発公聴会での電力会社の出席……。

 二つ目は「「財政再建」「社会保障の充実」のための消費税増税に反対。この消費税法案で政権与党でも民主党は分裂状態という異常事態。少しずつ、民主党が第二の自民党化がつくられていっているような気がする。

 三つ目は、沖縄の普天間、山口の岩国に配備されそうしている、米軍の新型輸送機オスプレイの配備に反対である。
 三つの反対でも政府は説得側にまわっているだけで、どれも強行しようとしている。
 「なにがなんでも…」という感じもある。本当に政治が行われているかといえば、本来の民主党の看板のありかたではないような気がする。

 これが日本を席巻している大きな反対である。三つの反対のすべて共通するのは「日本市民の生活が危機」という言葉。どれをとっても、生活する市民にとっては受け入れがたい政治課題でもある。
 なかでも、当事者でもないなか集会が起きている「原発反対」は毎週行われている。関東近辺の、普通に生活する主婦やおじさん、おばさん、大学生も集まりつつあるという。
 今後、どんな方向にむかっていくのか注目に値する。
 どれも、夏祭りの夜を楽しく、安心して冒険できる子どもたちにつながるものであるのだと思いたい。

PHOTO:都会の夕方。少し暗くなってきた公園に「納涼盆踊り」という看板のなか、屋台の照明がまぶしい。昔は、子どもをつれて屋台の焼きそばや綿あめを食べては楽しんでいた。懐中電灯をもって、幾人かの冒険好きな子どもを見かけなくなった……ね。きっと、いるのだろうけれど……。身近に見ない。暗いなか仲間同士の灯りを頼りに、こわーい場所にいっては遊んでいた。



今週は休みます。ごめんんさい!!





 今週、二人の同僚から「辞めたい」という言葉を聞いた。何がそうさせたのか、おおよしの見当はつくが聞き流していた。

 一人にはこまめに話しなどしてどうにか「停止」状態で引き続き、いっしょに働いていくことにした。もう、一人は決心もかたく、とうとう身の回りの荷物をダンボールにつめこむやいなや「あとは有給消化で休む」といって会社を去っていってしまった。

 いずれも仕事はとてもよくできる人たちだった。印刷のことはもちろん、その他にも私以上によくできた二人でもあった。その二人が、いずれも「辞めたい」という言葉を出してきたのだろうか…と思った。

 私は、いまさらだが仕事はできることにこしたことはないと思う。日々、日進月歩の印刷関係の仕事はアナログからデジタル化になり、覚えることも日々更新といったほど多い。さらには、お客からの注文はほとんどがどこから聞いたのかしらないが知識もあいまいなものが多く、それに専門家として助言を加えて、一つの形にしてあげる。さらに、それを商品としていかなかればならない。

きれい、低コストを目標に頑張っていくのがこの仕事の標準でもある。それだけ、担当者は多くの負担を背負うわけだ。しかし、商品になってお客に喜んでもらえば、そんな苦労も報われる…一瞬でもある。こんなときは、ちょっと大変だが、仕事をしていても楽しいもだと思う。

 そんなことは、ひゃくも承知だった二人だと思う。では、なぜ、そんな言葉を発したのか。私なり考えてみた。

 最近、大津市でおきた生徒の自殺事件で教育委員会や管理する側がまりにもいいかげんな対応に理不尽なことだと思った。孤立する人間をつくる。これは、本当に社会を行きていく人間を育てる教育なのだろうか。
 こんなことでは、なんどもいじめは繰り返されるに違いないと思えたのだった。担任の先生もきっと大変な毎日を送っていたと思えた。

仕事していれば日々、大変で理不尽なことが多々あることに気がつく。それでも、どうにか、やっていけるのは隣にいっしょに働く仲間がいるからだろう。それさえもなくなった状態が、おそらく自殺を決意した大津市の少年であったのかもしれない。

どんなに頑張っていても「評価側」のさじ加減で決まってしまう。上へいけばいくほど保身は堅い。全体の流れの中で「なぜそうなるか」も反省せず決めてしまう会社は理不尽となる。
 それでも、頑張れるのは、上からほめられるだけはない。自分のやっていることの確かさを同僚と確認でき、人間同士の信頼ができていることで続けているのだと思う。

 「辞めたい」という言葉をいちばん重く受け止める人は、同僚ではなく、会社という組織を束ねる人だろうと思った。そして、考えを示さなければまた、出てくるだろうと思う。
 誰しもイヤになってしまうことはある。それをた解決していく方向を示すことが大事だなと思う……。

 「自分の仕事の報われ方」は当面、自分を自分で褒めて、週末には頑張った自分をゆっくり休めるようにすることが大事だろう。少なくとも、声をだして褒めてくれる友達をもつことも大事な日々だとも覆える。なぜなら誰も気にしない世の中になってしまっているのだから、なおさらだ。
 そんなことを、再確認した1週間だった。

 とにかく、日々、仕事を通じて悩み付き合い方を身につけていくしかないようだ。
 今週もそれは続くだろう。



 今週も、またまた愚痴の連続であるようだ。これも、仕方があるまい。
 開きなおって、自分の歩く道をさぐるしかない。もう、年だから後ろを振り向くほど余裕はないのは確かなようだ。

 そうこうするうちに、世界はロンドン五輪にむかっている。
 どんな選手が飛び出すか、どんな発言が飛び出すか……これも楽しみでもある。
 愚痴ばかり多いと、おもいしろいことをついぞ忘れやすくなる。
 アブナイ……。アブナイ……
 今週もゆっくり、がんばっていこう。

 *今週も、読んでくださった方、ありがとうございました。




三連休のはざまで考えること……

2012年07月15日 | Weblog


 こんにちは……。
 3連休がはじまったと思ったら、もう最終日。つくづく、日々の速さのなかに驚いています。
 今週、まだ梅雨がつづくのか思っていたら連日の猛暑。この暑さに身をおいていると、老体にとってはキツイですね。
 散歩をしていると、トンボが飛び始めていました。夏も真っ盛でもありますが、一方、季節は秋に進んでいるように思います。
 
 さて、今週、九州地方で「バケツをひっくり返したような雨」が降り、大きな被害をまねきました。川が氾濫して家は流され、土砂崩れによって生命までも埋め尽くされ、多数の死傷者がでました。集中豪雨でこれほどの被害をまねく雨の降りようは異常です。26人が死亡したそうです。まだ、行方不明者もいるそうです。(……合掌)

 また、大津で起きた中学生の自殺事件。いじめはこれまであったが、これほど多くの人を巻き込んだいじめによる自殺事件はなかったのではないのだろうか。
 知れば知るほど、教育がこんなにも生きていこうとする人に無関心になっていることにあきれてしまった事件でした。

 これまでいじめは、学校で、会社でと組織になってしまった集団のなかでは多くあったように思う。事実、私の職場にもいじめは、表にでてきてはいないがある。
 人間が生きていくなかで、どうしてもいじめの矛先は弱者に向けられている。まるで、犯人のように烙印をおしつけていじめられるように思い。
 その烙印によって、自殺でもしようと思っている人もいることは事実だと思う。行き場がなくなり、がんじがらめになってしまっているように思える。

 今回の大津市の中学生自殺事件は、みんな相談相手が自分の保身になっているように思う。そこで、問題をたらいまわしにされ、解決の糸口が切れてしまっていたようだ。切れるというより、切られていったというほうが正解かもしれない。

 最近読んだ小説「晴天のクジラ」窪美澄著(新潮社)を思い出した。
 この小説のバックボーンは「生きる」というより「死ぬな!」というメッセージが流れている。失敗続きの仕事、他人とうまくいかない人間関係……などが書かれていた。そこに、登場人物は一度は「死」を考えている。
 しかし、人間の人をねたむ、裏切るなど葛藤のなかで悲しみばかりのなか、ちょっと横道にそれてみるのも大事だな……。

 その、横道が「死を忘れる」ものをつくっていることに気がつかされます。人生に疲れた3人が、漂流したクジラを見にいくことになる話しで終わります。
 読んで、考えたことは、それぞれ「死」を忘れさせてくれる何かを作る、時間を持つことの大切さでした。
 人間にできるなにかで蘇生しはじめる……。それを見つけることも大事な人間のやることなのではないかと思います。

 ひとりで考えてみても限界。なぜなら、人間社会はひとりで生きている社会ではない。となれば、自分を素直に表現する人間をさがすことから始まるのが大事な行為なのだろうと思う。
 そんな人いますか??

PHOTO:昼下がりの野球場で、少年たちが一生懸命野球の試合を楽しんでいました。そのすぐそぼに、お母さんたちが応援を繰り広げています。野球といえば、いま高校野球は地方大会の真っ最中です。近くの市営球状でも「西東京予選」が行われています。わが子の成長をスポーツで感じるお母さんでしょうか。スポーツはプロにならない限り、楽しむものだと思います。スポーツで苦しし少年がいないようにしてほしいと思います。まだ、この時期は負けても勝っても勉強です。笑って試合終了がいいのではないかと思います。勝手ながら、私はそう思いましたが…これから、いっぱい苦しむことはまっています。それは、生きている以上大事なものだと思います。それを乗り越える、スポーツもその一つの道具だと思います。





 手紙

お元気ですか
ごぶさたしています
やさいい手紙をかいているでしょうか

楽しく送っているか?
いま、大変なことはないか?
どこかへいってきましたか?
人生エンジョイしてるか?
あいつはどうしてる?
たくさいんの疑問を投げかける手紙もらっていますか……

何か楽しみはありますか……
「そうだな一日の終わりビールを飲んでうまい……
という日々をつくりたいです……」と
そんな手紙をもらいたい

地球の自転よりゆっくり、ゆっくりと
日々をむかえるような
人に手紙を書きたいことを思う
一日の終わりを
一杯のビールがうまい…でもいい




 この連休の一日をつかって、山歩きにいってきました。
 コースは、毎度おなじみな「陣場高原~高尾」の予定でいってきました。

 最近になく猛暑のなか、大汗をかきつつ歩きました。水分の補給は準備万端に、自分への思いやりを十分にして歩きました。
 当日は、前日の、雨の影響で、登山道がぬかんるんでいたのが最悪でした。歩いていくと、滑ったりして足をとられることが多い山歩きでした。
 ぬかるんだ山道での不自然な足の動きが悪かったのか、足にマメができて、痛くて往生した山歩きでした。




 私も山を歩きながら考えた。
 『山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。(「草枕」夏目漱石)』
とあるが、こんな世の中のいやなことを忘れるために、きっと山歩きをしているのだろうと。

 そこに、私自身の低山歩きの楽しみ方をみつけたような気がした。
 たとえば、頂上についたら、かならずコーヒーをいれてのんびりすごす。また、昼飯を食べたあとは、必ず1時間くらいは、山で昼寝をする……とか、とことんのんびり、歩いて楽しむ工夫をできるのが近所での山歩きのよさだろうと思った。

 地上でのうさを、ゆっくり歩きながら汗でながし、自分らしさを少しずつ取り返していく……。そんな山歩きがいいのだろうと考えた。

 事実、下山では登ってきたつらさは、すっかり忘れている。
 忘れていないのは、前回の山歩きでけが(およそ2か月かかった)をした下山道……でした。今回は無事通過できました。

 これからも、低山歩きの楽しみを探しつつ楽しみたいと思いました。




 大津市の中学生自殺事件を考えていたら、最近、横のつながりが希薄だな……と思った。

 社会はひとりじゃいきていけない……はわかるが、実際はみんな孤独なのか。
 「孤独死」という言葉も多くきくようになってつくずく、横のつながりがないなあ……と思った。

 人間って弱いものいじめが好きな動物だからね。
 強い人は、弱い人をこらしめ自分の地位をたもっているようなところがありますよねー。

 職場でも言葉にはでてこないが、こんなことがあるように思えます。最近、思うことがおおいのです。
 「大草原の小さな家」のような、おうらかな時代はなくなったのでしょうか。「古きよき時代」とおもう心はいつも持っていたいような日々がつくずく大事な時代になってきたのではないかと思う一週間でした。

「理不尽」が縦横無尽にかけまわっている職場、気にせずいきたい。

*おまけ******大阪の印刷会社で胆管がんが業務で発症という記事***
 大阪市内の印刷会社で従業員に胆管がんが多発した問題がおきている(毎日7月11日)の記事を読んで気になった。私のところも印刷会社だ……。
 担当の人に聞いたところ同じような薬品を機会を洗浄するとき使っているそうである。さて、労災認定まで騒がれ始めたこの問題。今後、労働組合と会社はどう話し合っていくのだろうか……と気になった。

 ただでさえ、印刷会社は高品質・安値競争できびしいなか、人の健康のことまで本当に考えていく余裕があるんだろうか、と思った。
 厚労省がなにかの援助なり、補助なり携わる企業にするなり、あるいは厳しい監視をつくるなりしないとなくならないのではと危惧している。



 3連休はいいですね。
 いろいろとのんびり考えることが大事だなと思うと、人間休まないとだめではないかと思います。
 やりたいこと?と、聞かれると答えに苦労しますが、とにかく休むことが大事だと思います。休めないとゆっくり考えにくい環境だからです。

 
 3連休……初めがあれば、終わりもある。
 楽しい、連休を送りましたか……ね。また、ボチボチとはじまります。
 
 暑さもこれからが本番、食欲や体調を崩しやすい日々が多いと思います。
 くれぐれも、気をつけて日々を楽しみつもりで頑張りましょう…や。

 最近、気のついたこと、私の住まいからスカイツリーのてっぺんが見えます。夜は、照明が点滅し、昼は鉄の鉛筆のようにみえます。大発見!
高いのですね。

 *読んでくださった方、ありがとうございました。

民主党は分裂?時間の問題でした…

2012年07月08日 | Weblog


 こんにちは……。
 散歩の途中、雨にぬれた、たなばたの笹かざりがありました。それぞれの思いを書いた短冊に目をとめれば「友達がいっぱいできますように」とか「家族が元気でいますように」とか、できるだけ楽しい人の世であってほしいという気持が書いてありました。

あいにくの雨。
 天の川の織り姫と彦星は無事、会えたのでしょうか…。この二人、一年に一度しか逢えない間柄…。だから、逢えば一年分の話しに夢中になっているのかもしれません。

 さて、7月もはじまり一週間がすぎました。
 どうしても梅雨の時期で、梅雨の蒸気が体にまとわりつていて、少し体が重く感じる毎日です。

 今週、サッカー欧州選手権で圧倒的なスペインの強さを目のあたりにして始まりした。なんでしょうか、決勝のイタリア戦などをみていると、もう完成されたチームですね。パスの速さ、選手どうしの意思の伝わる速さ…それがゴールまでのアイデア…。もう、脱帽です。これではかなうわけがありませんよね。
 私はイタリアに一票!とばかり、期待していたのですが、あっけなく撃沈されました。
 おそるべし!スペインの強さ。
 これかは、スペインのアイデアが世界基準になるのでしょうか。ロンドン五輪でもきっと強いと思いますよ。

 とうとう民主党政権の限界がみえた週でもありました。やっぱり「野合の集団」にすぎなかったのか…と思えました。
 小沢一郎元民主党代表の離党。
 それに、ついていった50人以上の議員。結局、だれがみても民主党は分裂状態。
 政権誕生時、「官僚政治の脱却」「仕分け」「地方権限の強化」など政治課題も立派なものでしたが、ふたをあけてみたら結局、派閥政治、自民党と同じ路線に入り込んでいました。

 今回は「消費税値上げ」からはじまった分裂。党内に二つの意見があるなかでの政権運営はむじかしかったのでしょう。
 小沢一郎は「壊し屋」という異名がありますが、理由があるから壊すのでしょうが、なんとかならないかと思えました。
 結局、日本の政治は自民党政権いらい、政治という形はずっと続いている感がありました。

 最近、ヒトラー「我が闘争」という本がドイツで出版される、とニュースがありました。ヒットラーのやったことを素直に認め、反省し、何が悪かったのかを解説しての再版とのこと。
 ある意味、ヒットラーの狂気政治がうまれたのは「大衆」によって作られたという問いが大事だということもいちばん知っているのもドイツ人だと思います。
失業者、戦争賠償金の負担など背景にあったなかヒトラーがナチ党をつくり、大衆の前に現れてきたとき、いちばん喜んだのは大衆だったはずです。
 少しずつ政治のおかげで生活がよくなっていくなかで気がつけば「大量虐殺」に手を貸していたわけです。

 ユダヤ人を排除する政治、日本でいえば「非国民」という排除…。そんな政治がまかりとおった政治、今も似ている部分があると思えた週でもありました。そして、気がついて反省したときはもう遅く、人間にとっての大きな罪がのしかかった時代をつくってしまっていました。

 そんなことを思っていたとき、今回の民主党の分裂…。こんなことも必要なことだと思います。誰かが、考えさせる時間をつくってくれないと…という気もしました。

 大飯原発再稼働がはじまりました。
 そのとき、昨年の福島第一原発事故の「事故報告書」が出ました。報告書によれば、政治家が東京電力に振り回された政治実態。
 事故を政治的なテーマにださず、隠蔽したなど真実が行方不明の報告書でした。
 よって、福島第一原発事故は「人災」だという見出しでした。

 人はいやなことは、忘れよう、忘れようという気持が働いて出発するときがあるといいます。確かに、不幸や悲しみばかりひきずっていては前へ進めません。そんな、人間の性質がうまく利用された結果起きた事故でもあるように思えました。
 ともすれば、日本人はリスクと向き合うのが下手な民族だと、どこかで呼んだ言葉が思い出されます。
 本当に下手なのかな…と思うことがあります。しかし、下手は下手なりにもがいて生きていくことが大事だと思えました。

※写真:さすがに梅雨の時期は釣り人も少なく川だけが流れています。
 こんなときは、川を眺めてはボーとしています。遠くを見れば川崎の方がうかがえます。最近発見したのですが、私の住む住宅から、スカイツリーが見えるのです。(ドンだけ高いの)町の眺めより自然の眺めのほうがいいですしね。

 



 今週は小さなニュースを拾ってみました。
◎受刑者80人が原発賠償申請(7/15/毎日/2411)
 福島第一原発事故を受け、福島刑務所(福島市)の受刑者80人が一律8万円の住民賠償を申請した。


 原発事故による損害賠償は県単位の大きいものから、何十人と小さな人まで巻き込んで損害は大きい。その中でも、これから何十年も生きて子どもをどもを生んでいく女性や子どもたちへの保障が大事だろうと思う。
 二度とこういうことが起きないようにするためには廃炉しかない。

◎アユ遡上過去最多(6/26/東京/2409)
 国土交通省京浜河川事務所は25日、多摩川の調布取水堰(大田区)を今春に遡上したアユの調査して以来、最多の285匹上ったと発表。


 いつも散歩するコース。水がきれいになった証拠だろう。確かに、アユつりをしている人が多くいる。のんびり、釣りをしている人をみていると田舎だなあ…と思う。でも、釣った魚は食べているのでしょうか。

◎富士山(3776m)が1日山開きをし、8月末までの2カ月間の夏山シーズンがはじまった。(7/2/毎日)

 一生に一度は登ってにたいです。以前、姪っ子が富士山にいったときの話し嬉しそうに話してくれたことを思い出しました。ちょこんと小さな女子でしたが、それでも一歩、一歩登ることの大切さが印象的でした。
 私もいつか、登ってみたいと思っています。最近、「富士山噴火か」ということがいわれています。まあ、そのときは仕方がないとあきらめるしかありんせん。




 7月がはじまり、恒例の月に一度の朝礼。
 「ミスを今月もなくしていく努力を…」という挨拶があった。
 しかし、現実にはその言葉が無意味なようなことが2件起きた。
 「あーあ、なにやってんだよ!」と思った。よくよく、聞いてみれば、一つは客の持ち込んだ画像の線が出ていない、もう一つはページにあった見出しの向きが逆だった、とのこと。いずれも作業にしてみれば簡単なことだった。

 なんとも不思議に思ったことは、それまで何回もの校正を繰り返していて、いわゆる「赤字」もはいっていなかった…とのこと。

 現場では「校正者の人(客)しっかりやってくれ」と嘆きたい気持ちにもなる。
 とはいっても、結局、印刷しなおせば金がかかる。リスクはあれど、できれば回避できたこと。

 そして、携わった当の本人が事故とのこと。
なんて「理不尽!!」と思い続ければのしノイローゼになり、うつ病患者ができあがる。
 「仕方がない」と思えばいい。
 それぞれの意見はあるだろう。それが、共有できて、公平に聞いて伝わってくることが大事なことだと考えた。ミスを見つけたら素直に直し、お互いが気をつける習慣が大事。
 それを、一気にミスを見つければ「ご褒美」とばかり差別するのは短絡的だ。

 一つの商品ができるまで多くの現場に置かれ、その担当者ががんばっている。だれも間違えをつくろうなどという人はいない。
 「やった人を非難するのは簡単だ」
 大事なことは、なぜそうなるのか、仕事から離れて、時間を設けて討論する場所が大事だといっていたが、本当にやる時間や場所をやろうとしてるのか……。

 経営とは、人と人との会話から作り出されてくる。納得しなければ仕事は不安がつきまとい、間違えを起こしやすい。
そんなことを、つくろうとしている経営者が求められる。理不尽をたくさんつくってしまう経営のあり方は、社員が問題というよりも、経営者の問題かもしれない。
「共有する」はわかる。しかし、そのためにどれだけのことをやろうとしているのかが問われている。

と、思った週だった。



 仕事をする以上、その仕事のリスクは必ずついてくる。そのリスクをいかに回避するか…ということは、利益ばかり追求している間は忘れてしまいがちかもしれない。しかし。リスクが現実になれば利益どころではないのだが……。

 今年、ベランダにあいていた鉢にひまわりの種を投げ込んでおいたら、花が咲きました。「日いずる方向に花、挨拶する」
 昨年、原発事故でひまわりを植えて放射能を除去する方法がいわれていて、そのとき、いただいた種でもあります。一本ではどうしようもないかもしれないですが……。


 また「理不尽」な一週間がはじまります。まあ、自分の原則を捨てず、がんばっていきたいものです。
 人はどうあれ、いばらず、怒らず、焦らずと、謙虚に、自分を信じてやっていくだけでしょう。
 来週あたり、「ひとり山歩会」で山にいってみたいと計画中です。指も少しよくなってきたしね。

*読んでくださった方、ありがとうございました。


7月が始まりました……

2012年07月01日 | Weblog


 こんにちは。
 6月も終わりましたネ。6月という月はいい思いのない月なので嫌いな月になっています。また、祝日がないのがいけません。それに、今月は、仕事が忙しくて残業も多かったのでなおさらです。家に帰って、夕飯食べて…風呂に入って…寝る…と、まさに人間の生活じゃネェーなあと思いつつ送った月でもありました。

 さて、今月、野田首相が民主党政権誕生以来の約束がことごとく反古になっていく様子がうかがえた月でもあったようにも見えます。
 一つに「大飯原発再稼働」でした。
 あれほどの事故を東京電力福島第一原発事故で経験したにもかかわらず誰に押し込まれたか知らないが、稼働を決意しました。それも、放射能の危険性がいまだに残っている福島を裏切ったかのような行動には憤懣しています。
 だいたい、放射性廃棄物の処理場も決まっていないのです。さらには、いまだに帰れずいる住民、さらには、放射能を浴びた子どもたちの健康検査も不十分などなど。クールビズだ節電だ…といっては協力してきたことはいったいなんだったと思います。

 こんな政治があるのか…という気がします。
 かと思うと「作用と反作用」で、国会議事堂の前には「再稼働反対」のデモ隊がいつの間にか集まっていました。これも、いまの情勢の反映でしょうか。どこの政党に頼っていいのかわからない、圧倒的な人たちの集会がありました。これまでの、反省も踏まえての集会のように思えました。
 それにつけても、今、労働組合はどう対応しているのでしょうか?
 とくに「連合」という大組織は……

 二つ目は、アメリカより沖縄に配置通告された危険な飛行機垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの問題。この飛行機、安全性に疑問があり、米国総務省でオスプレイの主席分析官だったレックス・リボロ氏は2009年に、「欠陥がある」という指摘した飛行です。事実、開発・試験段階で4回墜落して30人がなくなった事故を起こしています。また、今年4月モロッコで墜落して2人が亡くなっているといいます。
 まさに安心できない輸送機です。ただでさえ、危険な軍事基地にあり、それが住民の住宅地の屋根の上を飛ぶわけですから危険なわけです。
 これに、政府がどう対応して、配備される土地の住民に説得するのかと思います。すでに、沖縄県知事は「反対」を表明いしています。山口でも反対を表明しているとなっています。

 過去、沖縄では1959年6月30日に宮森小米軍ジェット機墜落で17人が亡くなった事故があります。負傷者200人以上だったそうです。
 何つけ、戦闘機があるわから危険であることは確かです。これまで沖縄は本土から見放され状態でったことは、過去、琉球処分いらいずっと続いています。それが、差別化されてきた現実を、今後どうあなうめしていくのか政治判断をするとき必要になってくるのだと思います。

 最後は、民主、自民、公明三党の賛成多数で可決された「社会保障と税の一体化改革」法案。
 このメインは消費税の値上げ。消費税を2014年に8%、2015年に10%と段階的にあげていく方法をとる消費税増税。結果、給料から20~30万円分が消費税によって減るそうです。また、中小零細企業はお客に値上げを通告しなければならなくなり、理解を得られなければ廃業に追い込まれる危険性がある法案だそうです。

 民主党内ではこの法案に反対する議員もいて50人以上が表明していました。
 小沢元民主党代表を先頭にこの反対の旗振りをしているわけですから、事実上民主党は分裂状態というわけです。

 民主党も政権発足当時から考えれば、こんなはずじゃなかったと思うのでしょうがこれからどうなっていくのか、分裂によって「政治不信」が増長されるのは困ったものです。

 ……いろいろと、あった6月でした。まったくろくなことがありませんでした。
 そんな中、少しはいいこと?あるのか…と考えれば……。
 私の小指の筋が無事、つながったことくらい。あとは散歩コースの多摩川に鮎が泳ぐようになったことくらいでしょうか。
 まあ、今月は前月よりもいい月になるように、プランを立てていきたいものです。

PHOTO:早起きはしてみるものです。午前4時半ころ、東の空の朝焼けが美しいこと。久しぶりにみました。こんな空を眺めていると、それだけで、みんな忘れて気持のいい朝です。平日は、まだ寝床ですが、休日は早く起きてみるものです。まあ、ご褒美でしょうか。
 
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▼第39作品 寅次郎物語

 たいへんごぶさたしていました。
 そろそろ、今年の新企画の第2回目をやらないと、忘れられてしまうかもしれないと思っていました。
不定期な企画とはいえ、今回が2回目とは、この怠慢さを反省しています。
 どんな言い訳をしようと、自分の好きなものがこれほど「後回し…」になっている日々があることを実感しています。だけれど、みると心が「ホット」する作品なのですから不思議ですね…。きっと、日々の生活に忙殺されている中、何か思い出させる「何か」があるのだと思います。大切にしていきたいものです。
 さて、今回は第39作めの「寅治郎物語」です。私なりの感想を書いてみました。


【あらすじ】

 ある日、福島県郡山から一人の少年が京成線の柴又駅に降りた。この少年は、父親に「おれが死んだら柴又の寅さんを訪ねろ」といわれてきたのだという。
 そんな少年を寅屋の人たちは「もしかしたら、寅の子?」というかん違いをはじめます。そこに、寅さんが旅先から帰ってきて、少年の身元が判明される。

 寅さんによれば、少年の父親とは仕事仲間で、その母親も知っている。父親が死に、少年にとっては母を捜すにもあてがない。そこで寅さんが、少年とともに、母を訪ねる旅にでたのだった。

 寅さんと少年がその旅先(奈良県吉野の宿)で宿は先で少年が高熱をだした。その夜、寅さんは混乱する、たまたま、隣に泊まる化粧品のセールスをしていた隆子(秋吉久美子)をも巻き込んで騒動がはじまる。

 その看病をしている一夜だけ、寅さんと隆子は夫婦のように協力して少年を看病したのだった。翌朝、医者をよび診療してみてもらい、にわか夫婦の二人の看病したかいがあって熱がさがる。

 隆子は少年が食べたいというものをつくる材料を買うため隆子は表にでる。神社でお参りをしていた寅とばったり隆子と出会い、昨夜のことを話し合う。そこで、隆子は、本当は昨夜は男と宿泊する予定だった。その男が裏切った形となり、隣に泊まる少年を看病するようになっただけ…と寅さんに告白する。
 でも、男に振られてよかったともいう。そうでなければ、寅さんにも会えなかったともいう。そして「これでよかったのだと思う」。さらに、隆子にも生まれていれば少年と同じくらい子どもいたという。そんな告白をして別れる。隆子はそんな自分のこれまでの身の上話を聞いてもらって、これからも、がんばって楽しい人生をつくっていこうと決意する。
 
 元気になった少年は、また寅さんと一緒に母親を捜す旅にでる。そして、多くの助けをかりてやっとのことで母親に会うことができる。
 

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【感想】

 前回紹介した「寅治郎あじさいの恋」でも、マドンナ役のかがり(いしだあゆみ)も男に裏切られて、その身を心配してくれた寅さんに話しを聞いてもらい、生きることのヒントを気づかされた女性である。

 寅さんのシリーズの登場する女性はみんな何らかの重荷を背負っていきている。ただ、それを聞いてもらう人が誰かは特定していないが、たまたま寅さんに話しているというシーンをつくっている。旅先で偶然にもでくわし、お互いが話しをしているうちに、自分の人生の一部を寅さんに投げかけている。

 そのん話しを聞いて寅さんは冗談を交えながら笑いを誘い、涙を消えさせ、次のステップのスタートラインをつくっているような会話が多いことに気がつく。

 見知らぬ人に偶然出会い、少しずつ話しを聞いてもらい、自分のこれまでの人生のアカを落としていっているように思える。
 まして、寅さんのように旅から旅の毎日。貧しい旅だが、そんなことよりも話しをした人に心の貯金を一人ひとりにさせているような気がする。

 今回も地方回りの化粧品のセールスをしている隆子にあっている。隆子役の秋吉久美子もまたいい女優であることがうかがえる。
 1970年代、鮮烈に登場した女優・秋吉久美子は「しらけ女優」とか「なまいき」とバッシングされた時代がある。しかし、今回の映画に出るため、運転免許も教習所に通い取得して出演するほどまじめな女優である。まさに「生きててよかった……」と思えるシーンを地でいった女優だと思う。

 ちなみに、秋吉久美子さん、昨年4月、福島の避難所で炊き出しやラーメンづくりを手伝ったあと、母校の高校の入学式式に参加し、新入生を励ましたそうです。「私たちの世代はいつまでも青春、というか、感受性の強い世代。敗北感という倦怠感を引きずってきた」「でも、いまやあの人も行動し、励ましあっている。私も『がんぱっぺ!』という気持になったの」(2012/4/8朝日)
……と頑張っている様子です。

 また、ひとり素敵な女優がいました。

 最後に、いつもみて思うことだが、失敗したり、悲しんだり、励ましあったりして生きていく人の世界。そんなことを思うと、世の中「男と女」。生きていてよかったと思える「醍醐味」を小さいけれど投げかけてくれる作品にはいつも感心している。
 東京・葛飾柴又の「寅さん記念館」に
 「一つの言葉で喧嘩して、一つの言葉で仲直り、一つの言葉で頭が下がり、一つの言葉で笑いあい、一つの言葉で泣かされる」という詩を思い出しました。


◎データメモ:1987年12月26日上映

監督:山田洋次/脚本:山田洋次・朝間義隆/ゲストスター:秋吉久美子・五月みどり・すまけい・伊藤祐一郎・河内桃子/ロケ地:奈良県吉野山・三重県志摩・伊勢市・二見浦・和歌山市



 今日から、7月が始まりました。今月はロンドン五輪があります。時差のせいでまた、眠気をさそう平日が続くでしょう。
 でも、一瞬でもいい、みんなで一つを応援する時間があるとこれも楽しいです。おれって、日本人なんだと思う月でもあるのでしょうか。
 素直に日本を応援できる7月になりそうです。連休もあるし、天気がよければ、また、けがにもめげずに山歩きに行ってこようと考えています。

今月、原発に反対する集会も東京・代々木公園である月でもあります。
 とにかく、自分のやりたいこと、言いたいことをしっかり探していきたいつきにしたいものです…ね。自分にできる範囲で原発を考え、行動できるところろで日々を考えて行動したいと思います。

7.16「さようなら原発10万人集会」 ※詳細はこちらでどうぞ。

※日曜日の午前中、雨で散歩はやめて近所の映画館にいって「臨場」という映画をみてきました。テレビドラマを映画用にしたものです。やっぱり、映画館でみると迫力が違います。内容はテレビと同じでしたし、映画にするほど……とは思いました。ファーストデーということもあって、料金が通常の半分近い料金であってのでよかった、と思いました。

また、1週間「ガンバッペ!!」ではまた、来週……

*読んでくださった方、ありがとうございました。