日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

働きつづける条件は何だと思いますか?

2009年05月31日 | Weblog
 連日の曇り空…さらに雨、雨。
 そろそろ梅雨がきたようですね。ゆっくり散歩をするとき雨の日は傘をさし、長靴をはいて装備をして出かける。それにしても長靴をはいて3時間ばかり歩くとやはり…なれない靴しっかると靴ずれができたりします。でも、雨の日の散歩は人も少なく静かな時間を満喫できるのもいいです。それでも、雨の日は傘をさす、長靴をはくと重装備って感じでつかれますね…。
 5月も終わりですナ…。
 新型インフルエンザで毎日、右往左往していた5月でした。それでも、まだ日本ではこのインフルエンザで死亡した人が出ていないということが幸いです。今後、この状態はどう修復されていくのでしょうか…大切なことは体力をつけておくことでしょうか。忙しい毎日でヘトヘトではウィルスに負けてしまいます。

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃事┃…┃
 北朝鮮が「核実験を強行」という記事。
 世界的にみれば北朝鮮の核実験なんてアメリカ(1030回)、ロシア(715回)、フランス(210回)、中国(45回)の比ではないほど少ないのにこれほど騒ぐのかと思った。おそらく、北朝鮮の実験は核爆発の成功よりむしろちがう政治的な面で大きな影響をもったいるため世界中が騒ぐのであろう…。それほど、核兵器が問題のであれば保有各国は自らの自国の核をもう少し具体的に減らして、さらには世界的に軍事行動を減らしたらいいものなのに…と思うのも自然なのでなないかと思います。
 いずれにせよ、核兵器の外交政策を全世界的に改めてみてはいいのではないか思います。まして、被爆国の日本は世界中にむかってもっと核兵器の恐さを政府が先頭になってやればいいと思いますが…。
 これまで、アメリカはこの手の外交を冷戦時代からの手段でやってきたのではないか思います。超大国はみんな最期の切り札としていたように思います。この機会をいかして反省のうえにたってはどうでしょうか。
 それにしても、こんなことしかできない北朝鮮の外交手腕ってのはいったいどうなっているのでしょうか。孤立をまねくだけでしょう。

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 それはしれおき、6月はサッカーワールドカップアジア予選が最終戦をむかえます。どこまで活躍するのか日本代表の選手がおもしろいです。そして、いま一番期待しているのは浦和レッズの山田選手。若さを武器にこれからも得点をとってほしいものです。ガンバレ、日本代表!!!

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┃今┃週┃の┃現┃場┃は┃…┃
 5月にはいって初めて有給休暇をとって休みました。この日、予定では天気がよければ「山歩き」か「神田川」ウォーキングの続きを思って時間を使おうと思っていたのですが、雨のため中止でした。残念。
 週末に12年ぶりに女房の大阪の友人が仕事の出張で東京にきたついでに寄ってくれました。来年の12月には定年退職だそうです。うらやましい…。
 女性でこれまで勤めてこられたのはさぞ大変だったろうと思うと、本人はそれほど大変な様子もみせずきたそうです。なぜなら、勤めている会社が堅実であったためだといっていました。少しでも儲けを得ようとあちらこちらに設備投資をしたり、色気をださなかったおかげでて多くの借金をかかえず済んだようです。そんな会社も世のかなにあるのだと思いました。
 今、日本中を騒がせている派遣切りや生産休止をだしているのはほとんどが大手の企業です。利益も一桁も二桁も違う利益を得ている会社でしょう。そのつけは全部、下請け、孫請けになっている会社です。さらには、アメリカの企業の経営手法ときっと同じなのでしょう。利益をあげるために、即戦力という従業員の使い方。そこで悩んでいてもいっこうに解決しない従業員がノイローゼになって「鬱」になってもおかまいなし…そんなことなのでしょう。
 最近「終身雇用」っていうのが大切だと思いました。人を育てる…会社を育てるということでは時間をかけ、お互いの信頼関係をつくっていくことが大切な時代なのではないかと思います。それが企業文化をつくっていくのではないかと思います。
 さて、6月がんばんべ…。

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 たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。

健康は自分でわかります…禁煙について

2009年05月23日 | Weblog


 暑さも少しずつですが夏にむかっている様子です。街路地には紫陽花が咲いていましたし、そろそろ梅雨が始まりそうです。沖縄ではすでに梅雨にはいっています。これから雨とのつきあいがおよそ2カ月の間続きそうです。こんなときは体調をくずしやすいので注意したいものです。
 体調といえば「新型インフルエンザ」は今週とうとう、関東地方にも上陸しました。今週の初めに兵庫の親戚から「マスクが売り切れてないので、東京から送ってくれないか…」と電話があったばかりなのに、週末には、関西から東京へと誰が運ぶというわけでもないのでしょうがその勢いは、一つの国の政府を麻痺させるほどの勢いをもっているようです。とうとう、厚労省はその対策にサジを投げたわげではないのでしょうが、縮小にむけた対応にはいってきたようです。
私たちにできることは限りがあります。手を洗うことやうがいをすることくらいでしょうか…。さて、このインフルエンザの今後がどうなっていくのかやや不安を隠せませんが、状況をみるばかりです。東京でもマスクはソールドアウト!…

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃事┃…┃
 今月21日から「裁判員法」が施行されるようになりました。新聞によると、この実施には「不安」が多く、参加したくないという人が多いと報道されているようです。
 「裁判員法」とは、市民がおもに刑事事件の裁判にかかわるということなのでしょうが、やることはプロの裁判官と同じで判決にもたずさわるということです。すでに、全国で約630回開催された模擬裁判(毎日新聞報道)では問題点が出されてきたようです。一つに「守秘義務=(①どのような過程で結論に達したか②裁判官や裁判員がどんな意見を述べたか③評決の多数決の数などを話すと6か月以下の懲役または罰金を科される)」を裁判員に参加した市民はその内容についてはいっさい口外してはいけないということだそうです。毎日新聞の全国世論調査によると、罰則つきの「守秘義務」について56%が「負担が重過ぎる」と回答しています。つまりは、裁判員は判決で終了した後もいっさい自分の経験を語れないとうことです。今後の制度に必要でことでも、いっさいその経験は参加者が一生背負っていくしかないということはなんともきついことだろうと思うと、正直なところ参加したくないという思うのは当然だと思います。まして、裁判の経過のなかで証拠である殺人現場や被害者の写真などを見て自分の脳裏にしまいこんでおくことができるでしょうか。ノイローゼになってしうまのではないと私は思うのですが…。
 だいたい人は会話によってその半分以上は楽になると思います。その会話のなかに自分の経験を語れないということは、不幸なことだと思います。守秘義務という訓練がない市民のとっては「苦痛」だと思うのですが…。まして、自分のかかわった犯罪が「冤罪」などということになったらどうするのか…。
 他人の一生と自分の一生を悲劇にすると思う人はいないでしょう。

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 一方、この裁判員制度の廃止を訴える弁護士や文化人もいます。「裁判員制度はいらない!大運動」によると声明で「国民は裁判員制度が「市民の司法参加」でなく、罰することへの強制員であることを見抜いている」として、破綻をとなえ、廃止を訴えています。
 ということは、まだまだ不十分だということではないかと思います。まして、最近の事件は凶悪犯罪が意味不明…で実行されます。その背後も普通で考えられるような犯罪が多くなってきました。
 その多くは環境に規定されたなかで起こっているということは事件が解決したところでその本質は解決されていない…というむなしさが残る事件が多いと思います。
 犯罪は「時代を映す鏡」だという言葉を思い出します。その判決も時代を反映していて、自分の意見よりも歴史の流れに押されて評決してしまう…こともあるかもしれません。例えば太平洋戦争の犯罪を裁く「東京裁判」では勝者が敗者を裁き、歴史の流れのなかで証拠不十分でもあって重罪のなってしまうケースもありうるということです。良かれ悪かれ私は、犯罪者を「死刑台」に送れるかといったらできないのではないと思います。なぜなら、法律のついてのプロではないし、犯罪とそのれにかかわる前後の必要な法律を勉強していないからです。さらには、それを十分勉強する時間を保障する社会ではないからです。
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┃今┃週┃の┃現┃場┃は┃…┃
 いま、愛煙家の人たちは肩身がせまい思いをして喫煙しているのではないかと思います。「歩行の喫煙は禁止!」などという看板があったりして、青い空のもと「どうれ…一服するか…」と思って路上で狼煙をあげていると、思い過ごしなのでしょうかときどきすれちがう歩行者の迷惑そうな顔があります。千代田区などは「路上喫煙禁止!」というステッカーなどを見かけたりします。さらには、とうとう私の職場でもあるビル内での喫煙は全館つうじて禁止!となりました。おかげで、喫煙する時は外へ行ってやっています。(といっても、まだ、勝ち取った既得権で一部内部に喫煙コーナーがあります)
 さて、最近この喫煙コーナーに新聞の切り抜きで「禁煙する人、禁煙する努力…」などという見出しの新聞のコピーがはってありました。誰がはりつけたか不明。喫煙者への配慮なのか、それとも嫌がらせなのか…。(私にとっては嫌がらせ以外なにものでもないと思うのですが…)即!ゴミ箱へ丸めて捨ててやりました。

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 最近「嫌煙権」運動は人の健康という常識からしてすすんでいるようです。しかし、それを他人に強制するほどいやなものはないです。さらに、それを大袈裟に喫煙者を追い出すような感じでやられるのには閉口します。
 ちょっと違うのではないか…やり方が。お上と市民がタッグを組んで喫煙者を押しやっていうくようなことはオカシイ…。

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たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。

参考:健康増進法と神奈川の条令
第二節 受動喫煙の防止 第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。 神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例は、2009年(平成21年)3月31日に公布され、翌2010年(平成22年)4月1日に施行される予定の条例である(一部の条項は2011年(平成23年)4月1日から施行。)。条例の目的は、不特定多数の者が出入りすることができる公共的な空間における受動喫煙による健康影響を防止することである。受動喫煙の防止を目的とする条例としては、全国の地方公共団体で初めて制定された。
神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例 主な内容は次の通り。

* 「公共的施設」を、施設の性質によって「第1種施設」(病院、学校、劇場、官公庁など)と「第2種施設」(飲食店、ホテル・旅館、カラオケボックスなど)に区分する。
* 「第1種施設」は禁煙とする。「第2種施設」は禁煙又は分煙を選択する。
* 「第2種施設」のうち次の施設は「特例第2種施設」とし、この条例による規制は努力義務とする。
1. 調理場を除く床面積が100m2以下の小規模飲食店及び床面積700m2以下の宿泊施設。
2. ぱちんこ屋、マージャン屋等の風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)対象施設。
* 分煙 - 第2種施設において分煙を選択する場合、喫煙禁止区域にたばこの煙が流れ出ないようにする必要がある。
* 喫煙所 - 施設区分に関係なく、もっぱら喫煙のためだけに使用する喫煙所の設置が可能。その方法や基準は分煙と同様。
* 個人の義務 - 何人も、喫煙禁止区域内においては、喫煙をしてはならない。
* 施設管理者の義務 - 施設の入口などに禁煙・分煙等の表示を行うこと、喫煙区域に未成年者を立ち入らせないこと、喫煙禁止区域にたばこの煙が流れ出ないようにすること。また、禁煙・分煙の措置を利用者に周知すること、分煙とした場合に喫煙禁止区域を公共的空間の2分の1以上とすることを、努力義務とする。
* 罰則 - 喫煙禁止区域での喫煙には2万円以下、施設管理者の義務違反には5万円以下の過料を科す。
* 施行期日 - 2010年(平成22年)4月1日から条例を施行する。ただし、第2種施設内の喫煙禁止区域での喫煙や、施設管理者に対する罰則は、2011年(平成23年)4月1日から適用する。

エコポイントとはなにもの…

2009年05月17日 | Weblog
 5月も中旬、散歩する途上でツバメが巣づくりにせいを出していました。
 多摩川の土手を歩いていたら、ながい釣りざおをもって鯉を釣り上げていた人をみました。
 あれよ、あれよというまに1年の2分の1もせまってきました。季節も寒さから暑さを気にする時期となってきました。この時期、梅雨も近づきつつあるなかで精神的にもめいる時期でもあるのでしょうか。私はこんな時は、できるだけ、天気のいい日は外へ出かけることも大切な時だと思っています。動物園や植物園に行ってみたり、できるだけ自然との付き合いを感じてむるようにするのもいいと思っています。

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃事┃…┃
 5月15日から「エコポイント」という制度が導入されました。
 「エコポイント」って何?ということで各新聞は、このなれない言葉に対してQ&A形式で紹介していました(毎日5月14日朝刊など)。対象商品は家電でとくにエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビなど。とくに、これから地上デジタル放送に変更していく中で利用が多く期待されいるところでしょう。エコ対象を購入し「エコポイント」を貯めて他の家電商品を購入する際に還元できるという仕組み…。それにしても、まだ、エコポイントを貯めからといったところでそれを本当に還元してくれるのかは不透明なところげ現状だ。なぜなら、それらを管理・運営する事務局さえまだ整っていないというありまさだから…。(民間に委託する予定であるが、この事務局もきっと官僚の天下りする場所になるのだろう)
 さらに、「エコカー」にも導入することになっている。環境適応カーを購入した人に対して1台あたり最大25万円の助成をするということだ。これには、制約もあり、購入から13年以上たった車を廃棄し、2010年度燃料基準を達成した車に買い替えるといった場合ということだそうだ。

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 さて、この「エコポイント」要は、経済対策の一貫としての導入されたようです。それが環境にもやさいい…とくれば一石二鳥…というわけです。しかし、新しい家電を買うほど今の家計に余裕があるとは思いません。春闘でも賃上げはマイナスに近い実態、これを推進できる労働者は現実的にいって、少なくても確実に一時金が出る一流企業か公務員の人たちかもしれません。明日の仕事をも探し回って日々、大企業の不安定と銀行の貸し渋りに心配しながら働いている中小企業にとってはどうでもいいような制度なのかもしれません。だいたい、エコポイントのす製品を作っている所は大手ばかりでしょう。私が、それよりは消費税をもっとうまく活用して欲しいと思うのですが…ネ。いったい、消費税はどこへいったのでしょうか。3%から5%に上がりうまく動いているとは思いません。消費税をあげてもよいのですが、それがちゃんと還元する仕組みをもっとすべきだと思うのですが、病院は閉鎖されるし、高齢者介護、年金の不安も増大する実態です。それらに使われるはずさったのでしょうが、いったいどうしたのでしょう…?そして、だいたい「補正予算」も成立していないのに…混乱を大きくしているように思います。

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┃今┃週┃の┃現┃場┃は┃…┃
 「新型インフルエンザ」で職場でもうっかり風邪もひけない状況です。風邪をひいて休んでいてそろそろ治ってきたので会社に出社しようとしたら「もっと、完全に直して来てよ……」という声もありまして、ええ、……と思ってしまいました。
 とうとう国内でも感染者がでて、この会話も冗談ではないようになってきました。風邪のウィルスのワクチンが早くできることを願うほかありません。人間の世界もミツバチの世界もウィルス騒ぎで大変な状態です。

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たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。

53回目の誕生日でした…

2009年05月10日 | Weblog

5月の大型連休も終わり、ちょっと一息いれているころでしょうか。今年の連休は楽しい思い出はできたでしょうか。ゆっくり自分の時間を持てるということは大切なことだと…つくづく思った休みでした。
私にとっての連休は、次に楽しむことが見つかった休みだったことが大きな収穫だったと思います。(神田川を歩くとか…)
今月はどこへ出かけるにも、暑くもなく、寒くもなくひじょうにいい季節だと思います。ひごろ、運動不足の解消ということで近所の路地や公園にいってみるのもいいかもしれません。
お疲れ彼様でした!!

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃事┃…┃
 今週もあいかわらず「新型インフルエンザ」に振り回されていたように日々でした。日本人もついに感染者が出たようです。いま、いちばん仕事しているように見える厚生労働大臣が「水際でくい止める」といっていますがどうなることでしょう。
 さて、今週の「気になる事」ですが「裁判員制度」についてです。もう、時間の問題で実施されそうです。で…いったいどうなるのでしょうか。
 最近、冤罪事件(足利事件など)が多くなっているなかで「有罪」にしてしまった人が民間人であったら…と思うと罪を裁いた人も裁かれた人も人生が変わってしまうのではないあと思うと不安になります。
 さらに、裁判員には「守秘義務」などという罰則がつく…。会話もできないかもしれません。暗黙が不安をあおるような「守秘義務」制度、素人には思い鎖のように思えます。
 どうなることか。もう少し勉強してみる価値はあるようです。




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┃今┃週┃の┃現┃場┃は┃…┃
 今回は私事で恐縮ですが…ついに私たち夫婦も25年経ったということを娘にいわれて驚いてしまいました。
 本人は日々の生活でせいいっぱい、○○記念日なんてついぞ遠いことのように送っていました。こんなときは、親しい友人や子どもが気づいてくれるようです。いやはや、なんとも長い間、夫婦(ガマン…失礼)で頑張ってきたかと思うと感心しています。まだまだ、これから続くであろう生活のことを思うと、今日一日はほんの通過点にすぎないですが、その日を一つの節目として娘が祝ってくれました。
 1日、新橋演舞場で「歌舞伎」に招待され、楽しんできました。

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 私にとって歌舞伎…?ちょっとピンとこないというところが正直なところでしょうか。それでも、わたしが「鬼平犯科長」の中村吉衛門が好きだとういうことを知っていてくれた娘が「これだら見られるだろう」と思いチケットを買ってくれたものでした。だいたい、歌舞伎ときくと「高い、長時間、退屈」というところが私のイメージでした。さらに、もうちょっと年齢がいって、時間的に余裕があったらと思っていましたが(余談ですが「サザエさん」でカツオの母親・フネが時々、歌舞伎にいってくると言っているシーンを思うと…)。

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 さて、感想ですがたいへんおもしろく見られました。
 「鬼平犯科長」はテレビドラマでおなじみのシーンが舞台のうえで繰り広げられて楽しい。しかし、テレビのように景色や鬼平のすきな酒の肴の内容がでていないということにはもの足りなさを感じます。舞台では、人の心をキビというのでしょうか、悲しみ、楽しみ、厳しさをダイレクトで表現されます。さらに、歌舞伎役者をなまで見られる迫力があります。やはり、本物を身近にみるということは迫力をじかに訴えてきてくるようです。当たり前ですが、役者にとって全てが本番という覚悟もみている人に感動を持たせるのでしょう。
 2部の「於染久松色読販」も歌舞伎役者がいれかわり立ち代り、スピードがありまた人も面白さや(騙されて舞うしまう人)、悲しさ(悪党が人間の欲望を満たそうとする)などがこっけいに演じられて笑え、マジックショーのような変身術など、この作品もいいものでした。

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 歌舞伎をみていたら、いつのまにか江戸時代にもこれと同じような舞台が演じられていたのだろうと思いました。おおよそ、歌舞伎は庶民の楽しみであったのですから…。
 『お能』が権力者の見るものあるなら、『歌舞伎』は庶民の演劇だったと聞きます。人の思いを、代わって演じていることが楽しみだったでしょう。
 「中世の民衆がその生活のなかから生み出してきたさまざまな芸能が、封建社会の強化期に歌舞伎となって凝集した…。伝統文化として脚光をあびる歌舞伎が民衆の喜びや悲しみを盛り込んだ歴史…」(「歌舞伎以前」林屋辰三郎・岩波新書)。と書かれています。まさに歌舞伎がうまれる時代をひもといていくと、また歌舞伎の魅力を強く感じることができるのでしょう。
 最後に、小説でも古典というものが今でも読まれてつがれているにはそれなりの理由があるように、遠い昔から現代まで延々と受け継がれてきた歌舞伎もそれなりの理由があるのでしょう。生活するなかで、千差万別それぞれの生活があります。日々の悲喜こもごもが演じられているのでしょう。その一部分が、近所のおじさんにそっくりだったりして共感するものもあるのでしょうね。時代のなかで生きてきた生活してきた人々の姿を映し出しているのではないかと思います。行って、見て、それは、何か知ってみるのもいいのではないでしょうか。
 また、ぜひみたいものですネ。
*……*………*………*……*……*……*ちなみにプログラム
 夜の部(16時~20時30分)
一、鬼平犯科帳(おにへいはんかちょう)
狐火 
長谷川平蔵  吉右衛門            
密偵おまさ  芝 雀           
狐火伜又太郎  錦之助            
同弟 文吉  染五郎               
お久  隼 人             
河合伝内  由次郎            
小房の粂八  歌 昇           
瀬戸川の源七  歌 六            
相模の彦十  段四郎
二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
お染の七役   柳島妙見の場より   向島道行の場まで 油屋娘お染/丁稚久
松/許嫁お光/後家貞昌     奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六  福 助
鬼門の喜兵衛  染五郎               
女猿曳きお作  高麗蔵                
油屋多三郎  桂 三                 
召使お勝  歌 江                 
船頭長吉  錦之助               
山家屋清兵衛  歌 昇                 
百姓久作  段四郎

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たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。

神田川ウォーキング◇その1

2009年05月05日 | 川を歩く日記
神田川ウォーキングその1
┃は┃じ┃め┃に┃…┃
 今年一年をかけて「神田川ウォーキング」のブログを計画することにしました。内容は、休日を利用して、神田川流域を訪ねての感想文になります。
 神田川の下流(隅田川)~上流(井の頭公園内)を歩いてみての感想文です。



 今まで、東京という街に30年以上も住んでいながら東京という街をゆっくり歩いてみたことはありませんでした。よくよく、考えてみれば、文化や政治や経済の中心で、世界に発信している情報がいっぱいある東京なのにそれほど魅力というものを感じていませんでした。どうせ、文化や政治といっても、ほとんどが大企業の利益優先の誘導みたいなことばかりたれながされている都市としか感じていませんでした。事実そうであるのですが、自分からその中心の疑問をひとつ考えてみようと思い腰をあげた次第です。
 それには一つキーワードのようなものが欲しいと思い、考えた末「川」をメインに考えて、さらにその主な川を歩いてみて東京という都市がどんなふうになっているのか、考えたみようと思ったわけです。そして、プラス「歩く」という最もお金がかからず、さらには軽い運動ということで企画してみました。
 私も例にもれず、運動不足がめにみえてきました。その運動不足を解消するためにもと思い、「誰でも、いつでも、低予算」で軽い運動ならできると思い計画してみました。好きな山歩きとあわせて取り組んでみようと思います。

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┃内┃容┃は┃こ┃ん┃な┃こ┃と┃…┃

 内容は自分で歩いてみて、見て、聞いて、食べて…の感想文が中心になるようにしました。なぜなら、一つひとつのことを、歴史的に考えてみたところで十分にできるわけでもないだろうし、さらには到底そんな高度な頭脳は最初から持ち合わせておらず、もっと知りたい人は研究書を探して読んで、さらには他のホームページなどを参考にしてみればわかることだからです。
 そんなわけで、私の「神田川ウォーキング」は、結局は自分の歩いた部分の紹介であればいいと思っております。そこで、感じたことや考えたことを並べてみることくらいしかできないと思います。あとは、それをヒントにしてもっと知りたい人はがんばってください。

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┃出┃発┃は┃JR浅草橋から…◆ゆっくり歩こう!
▼140:柳橋-139:浅草橋-138:左衛門橋-137:美倉橋-136:和泉橋-135:神田ふれあい橋-134:万世橋-133:昌平橋-132:聖橋-131:御茶ノ水橋-130:水道橋-129:後楽橋-128:小石川橋-127:船河原橋まで
 私の場合の出発点は下流の「柳橋」から始めることにしました。交通はJR総武中央線の「浅草橋」東口を右手に行って神田川沿いを隅田川に向かって歩くことになります。地下鉄「都営浅草線」も来ています。東口を出ると、まん前に街の地図がありますので、迷うことはないと思います。浅草橋駅・jr/総武本線(ホームページ参照してみてください)
 5分ばかり歩いていくと神田川にかかる「浅草橋」に着きます。そこから隅田川に向かってこれも5分ばかりあるくと緑色のアーチ型の「柳橋」に着きます。ここが神田川の最終の地点となります。ここを起点として、井の頭公園の源流にいくことになります。総距離約25km、橋の数140となっています。途中、台東区、中央区、文京区、新宿区、杉並区、武蔵野市、三鷹市という具合に電車でいえば下っていくことになります。
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┃柳┃橋┃は┃…┃◆潮のかおりがほんのりしていました
 5月2日、快晴。風邪がとてもすがすがしく感じられ吹く風にのって、海の近さを感じさせる潮風がひ吹いていたようです。ほんのり潮の香りがしてきました。神田川の浮かぶ屋形船や釣り舟が多数ありました。夏の風物詩「隅田川の花火大会」を船で見る人たちはこの潮風に吹かれてのんびりみるのでしょう。きっと、ここからでも十分楽しめそうな川の近さがあります。


 今回はこのへんで失礼します。次回は神田3丁目から秋葉原にお茶の水、さらには飯田橋までを特集します。

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*読んでくださった方、ありがとうございました。
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