こんにちは……
いよいよ連休が始まりました。
田舎に帰る人、地元に残りそれなりの楽しみを探索している人と、この休みにとにかく遊んでいる人が中心になる季節です。国内に、海外にと移動がはじまりました。そして、渋滞アンド満員。それでも移動はやめられない……。
気分を一新リフレッシュできる時間を大切にしたいものです。
連休の前半。
何をして過ごしているのでしょうか。
私の場合、連休のはじめは「メーデー」に参加の毎年でありました。しかし、連合主催のメーデーになってからというもの年々、遠のいていくようになりました。なぜでしょうか……ね。
時代のながれといえばそれまでですが、結局今の連合の問題意識や運動のあり方が「へんだな…」と思うようになってきたからもしれません。
さらに輪をかけて、連合系、全労連、全労協などと分かれてメーデーをやるとう労働者組織ってどうなのよ……と思います。意見の違いはあるものの労働者の求めるも結局のところ同じなはずです。メーデーくらいは一緒にやって欲しいと思います。結局、これは、政党との関係が大きなポイントになっているのでしょう。まして、福島原発事故以来、電気労連という大きな組合はいったなにをしているのか疑問なのです。それを、組織する連合はいったい何をしているのか……もあります。
さらに、今年は連合主催のメーデーで、政党で社民党が招待されなかったというメーデーでもありました。これは、異常だなあ……。
(連合は、これまでメーデー中央大会に社民党も来賓として招待してきましたが、労働政策やエネルギー政策、それに消費税などを巡り、意見の隔たりが大きくなっているなどとして、今回招待しませんでした。
これについて、社民党の福島党首はNHKの取材に対し、「毎年必ず参加し、労働者の権利を守ろうと発言してきたのに、招待されないのは全く理解できない」としています。 関連記事うより)
こんなときだからこそ、政策の違いを超えて「労働者の団結」のために共闘さすることができなのか……と思います。日本の労働者の利益は民主党だけでできているものではありません。日本の労働運動も民主党支持組織だけでやっているのではありません。
今回のメーデーは大変残念な状況だと思います。政治も労働組合も一つの組織のエゴですむ状態ではないのではないかと考えます。
28日(日曜日)東京都沖縄でそれぞれの会場で沖縄を考える集会が行われていました。東京では政府主催の「沖縄主権回復式典」。一方当地、沖縄県では「主権回復式典」に抗議する集会。
どちらも沖縄が戦争以降、連合国の占領から主権を沖縄に移行した日。
しかし、現実はオスプレイは飛ぶは、米軍の犯罪は起きるは……とあまりにも沖縄は変わっていない。戦争の傷跡はいまだに残ったままの中で式典はあまりにも沖縄県民を無視した税金の無駄遣いのように思えましたが……。
連休の前半。読者の皆様はどこで、何をしているのでしょうか?
この休みの日、高速道路は大渋滞、空港は満員、列車は100%以上の旅客列車……とニュースがでます。きっと、そのなかの一人として故郷へむかっているころのでしょう…ね。
この時期思いだす詩があります。室井犀星の詩です。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
今の私にとってはこの詩は、私自身そにもののようです。連休に帰る人にとっては思うまえに会いにいける人がいることが大切なように思えます。そこで、肉親に会いにいくことと、ふるさとに会いにいくことが一緒になります。だから、どんな大渋滞も大混雑も乗り越えていけるのだろうと思えます。帰りは事故に会わないようにかえってきてください……と願うのが、今は帰るところがなくなったわけで、今では私自身が故郷なのでしょうか。
今月読書はトルストイの小説を読んでみました。そな名も「復活」。
今月は私の生活も「復活」を期待しての読書だったようにも思います。家族に病気の人をかかえ、いつもの生活に戻す意味でそう考えたのかもしれません。
さらに人生について。
まさに、自分の生活をふりかってとき、大事なことはいったい何かと考えた月の読書でもありました。とはいえ、現実のなかでのこと。その現実を書いたのが「突然妻が倒れたら」や「死ぬという大仕事」というエッセーでした。健康な日常が突然、非日常だった病気が起きて生活が一変します。そんななかでも、健康な日常に戻す苦悩が書かれたものだと思います。そして、「老い」。誰もがいずれ、老いてなくなります。それでも生きているうちは病気であれ、病魔と付き合いながら楽しく送りたいと思うのは人間として当然なことでしょう。しかし、病気にほんろうされ忘れてしまいがちです。
それを、もう一度、健康だった自分に引き寄せて考えたみたい本でした。
正直、しんどい、重いテーマです。しかし、いずれ、人はこうなるのだと思います。そんなとき、恐怖で忘れがちな自分を取り戻すための本だったと思います。
◎復活・上・下/トルストイ/新潮文庫
【感想】
ロシア文学というと登場人物が多くて、その名前を覚えるだけでも一苦労……ということで敬遠していました。
とはいえ、古典、さらには名作ときいて、一度は読んでおかないと思い頑張って読んでみました。
内容は、若いとき勢いで妊娠させてしまった女性、出会うことから始まる物語です。それも、裁判所での出会い。
女性は貧しさのために犯罪に巻き込まれて、裁判所で刑をうける側で、一方、若いとき女性に暴行をした側が裁判官として……。
世のなかの皮肉さもあって、落ちぶれてしまった女性にこれまでの生き方を反省し、彼女を守ろうとする。
感想は連休にまとめます……もうしばらくお待ちください。
◎妻が突然倒れたら/松本方哉/新潮文庫
本の内容
家庭の司令塔であった妻が46歳で倒れた。最重症のくも膜下出血。一命は取り留めたものの、言語や記憶など知的機能が十分働かない高次脳機能障害が残る。フジテレビ・キャスターの夫と小学生の息子にとって「普通の暮らし」は突如、遠いものとなった。夫が仕事と介護、育児に奔走するなか、さらなる重い病が妻を襲う。実体験から日本の医療介護の問題点をも突く「私ドキュメント」。
松本 方哉
1956(昭和31)年、東京生れ。’80年フジテレビに入社。報道局記者として官邸や防衛庁担当、ワシントン特派員などを務める。湾岸戦争、米同時多発テロ、アフガン戦争、イラク戦争などでは情報デスクを務めた。2003(平成15)年夏から「ニュースJAPAN」編集長。同年秋にアンカーに就任。専門は日米関係、米国政治と米国外交、国際安全保障問題。妻の介護を通じて、医療・介護問題を見つめ続けている
【感想】
ある日突然、妻がくも膜下出血…、病院で重篤。病院から退院。
◎死ぬという大仕事/上坂冬子/小学館文庫
感想は連休にまとめます……もうしばらくお待ちください。
今年初めての山歩きにいってきました。
天気は快晴。風なく、寒くもなく最高の一日でした。
こんな休みの日には、いかなければもったいない……と、思いつつ、早起きして行ってきました。
思えば、今回の山歩きは半年ぶりです。妻が入院したり、その後は通院したり……と気の重い日々で山歩きをしているところではありませんでした。それも、通院が軌道にのり、病気ともうまく付き合うようになり、気候もあたたかくなって少しずつ、回復はしないもののやっと、今のところ、日常がとりもどしつつあります。
というわけで、次はいつ行けるかもわからない。いま行ってこようと決断したのでありました。
あんのじょう、高尾山は満員盛況の山でした。
しかし、さすがに裏高尾のほうは静かでした。山道を歩いていると時折吹いてくる風を受け、なんとも気持ちのいい山歩きを堪能できた次第です。
そんなとき「我は旅人……。行き交う人も旅人なり」
こなまま永遠に続いてほしいという思うのでした。
ゆっくりと歩いていると、ただそれだけに集中できて忘れていくことが大事な時間だとも思えます。そして、記憶をたどって自分を心と身体を取り戻す時間でもあります……ね。
裏高尾のピーク、陣場高原。
人も多いけれど、みんな楽しそうで、いい景色もあり疲れも忘れました。
ここでは、富士山も見えます。さらには、冬は空気が澄んでいると遠くに江ノ島も、浮いて見えます……よ。(冬にいくと静かでいです)
ここがピークですから、あとはくだり。ゆっくり歩けるから頑張れるのでしょう。
お昼の景信山。どのベンチも人でいっぱい。
恒例のもちつきも行われていました。ここで休憩……。ビールは極上の一杯となりました。団体の子どもたちの声が、蜂の巣をつついたようにうるさかったのですが…、仕方がありませんね。泣いているよりはいいです。ガマン、ガマン。
本当は静かな山歩きがすきなのですが、こんな日もあるということですかね。
本当に静かな高尾山を楽しみたければ、紅葉が見られる初冬の時期です。あるいは真夏の一日くらいでしょう。真夏は動物園と同じで人もまばらですよ。
おまけ;今高尾山を歩くとスタンプを押して景品もらえる企画を実施しています。時間のある方は参加するといいですよ。景色も眺めて、スタンプを押して一日つかって頑張ってみてはいかがでしょうか???
mont-bell チャチャパック 35
今回、新調したリュックです。モンベル35リトル。(一泊二日くらい)
これまで使っていた、ノースフェイス25リットルが、かびだらけになり、使うのには限界と判断し、新調しました。オスプレイという会社のリュックもよかったのですが、名前がよくありません。今、もめている飛行機の名前です。どうもへんなところにこだわるクセがあります。これは仕方のないことのようです。
さて、今日は、今月最後の日曜日になってしまいました。
今月もお疲れ様でした。まだ、休みの後半があります。
また、友と山に行きます。天気さえよければいいのですが……。
やっぱり、人間には身体を矢休める日が必要です。キリストはえらいものです。
連休の後半は、山とふるい友人(15年ぶり)にあってきますわ。
*読んでくださった方、ありがとうございました。