日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

7月が始まりました……

2012年07月01日 | Weblog


 こんにちは。
 6月も終わりましたネ。6月という月はいい思いのない月なので嫌いな月になっています。また、祝日がないのがいけません。それに、今月は、仕事が忙しくて残業も多かったのでなおさらです。家に帰って、夕飯食べて…風呂に入って…寝る…と、まさに人間の生活じゃネェーなあと思いつつ送った月でもありました。

 さて、今月、野田首相が民主党政権誕生以来の約束がことごとく反古になっていく様子がうかがえた月でもあったようにも見えます。
 一つに「大飯原発再稼働」でした。
 あれほどの事故を東京電力福島第一原発事故で経験したにもかかわらず誰に押し込まれたか知らないが、稼働を決意しました。それも、放射能の危険性がいまだに残っている福島を裏切ったかのような行動には憤懣しています。
 だいたい、放射性廃棄物の処理場も決まっていないのです。さらには、いまだに帰れずいる住民、さらには、放射能を浴びた子どもたちの健康検査も不十分などなど。クールビズだ節電だ…といっては協力してきたことはいったいなんだったと思います。

 こんな政治があるのか…という気がします。
 かと思うと「作用と反作用」で、国会議事堂の前には「再稼働反対」のデモ隊がいつの間にか集まっていました。これも、いまの情勢の反映でしょうか。どこの政党に頼っていいのかわからない、圧倒的な人たちの集会がありました。これまでの、反省も踏まえての集会のように思えました。
 それにつけても、今、労働組合はどう対応しているのでしょうか?
 とくに「連合」という大組織は……

 二つ目は、アメリカより沖縄に配置通告された危険な飛行機垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの問題。この飛行機、安全性に疑問があり、米国総務省でオスプレイの主席分析官だったレックス・リボロ氏は2009年に、「欠陥がある」という指摘した飛行です。事実、開発・試験段階で4回墜落して30人がなくなった事故を起こしています。また、今年4月モロッコで墜落して2人が亡くなっているといいます。
 まさに安心できない輸送機です。ただでさえ、危険な軍事基地にあり、それが住民の住宅地の屋根の上を飛ぶわけですから危険なわけです。
 これに、政府がどう対応して、配備される土地の住民に説得するのかと思います。すでに、沖縄県知事は「反対」を表明いしています。山口でも反対を表明しているとなっています。

 過去、沖縄では1959年6月30日に宮森小米軍ジェット機墜落で17人が亡くなった事故があります。負傷者200人以上だったそうです。
 何つけ、戦闘機があるわから危険であることは確かです。これまで沖縄は本土から見放され状態でったことは、過去、琉球処分いらいずっと続いています。それが、差別化されてきた現実を、今後どうあなうめしていくのか政治判断をするとき必要になってくるのだと思います。

 最後は、民主、自民、公明三党の賛成多数で可決された「社会保障と税の一体化改革」法案。
 このメインは消費税の値上げ。消費税を2014年に8%、2015年に10%と段階的にあげていく方法をとる消費税増税。結果、給料から20~30万円分が消費税によって減るそうです。また、中小零細企業はお客に値上げを通告しなければならなくなり、理解を得られなければ廃業に追い込まれる危険性がある法案だそうです。

 民主党内ではこの法案に反対する議員もいて50人以上が表明していました。
 小沢元民主党代表を先頭にこの反対の旗振りをしているわけですから、事実上民主党は分裂状態というわけです。

 民主党も政権発足当時から考えれば、こんなはずじゃなかったと思うのでしょうがこれからどうなっていくのか、分裂によって「政治不信」が増長されるのは困ったものです。

 ……いろいろと、あった6月でした。まったくろくなことがありませんでした。
 そんな中、少しはいいこと?あるのか…と考えれば……。
 私の小指の筋が無事、つながったことくらい。あとは散歩コースの多摩川に鮎が泳ぐようになったことくらいでしょうか。
 まあ、今月は前月よりもいい月になるように、プランを立てていきたいものです。

PHOTO:早起きはしてみるものです。午前4時半ころ、東の空の朝焼けが美しいこと。久しぶりにみました。こんな空を眺めていると、それだけで、みんな忘れて気持のいい朝です。平日は、まだ寝床ですが、休日は早く起きてみるものです。まあ、ご褒美でしょうか。
 
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▼第39作品 寅次郎物語

 たいへんごぶさたしていました。
 そろそろ、今年の新企画の第2回目をやらないと、忘れられてしまうかもしれないと思っていました。
不定期な企画とはいえ、今回が2回目とは、この怠慢さを反省しています。
 どんな言い訳をしようと、自分の好きなものがこれほど「後回し…」になっている日々があることを実感しています。だけれど、みると心が「ホット」する作品なのですから不思議ですね…。きっと、日々の生活に忙殺されている中、何か思い出させる「何か」があるのだと思います。大切にしていきたいものです。
 さて、今回は第39作めの「寅治郎物語」です。私なりの感想を書いてみました。


【あらすじ】

 ある日、福島県郡山から一人の少年が京成線の柴又駅に降りた。この少年は、父親に「おれが死んだら柴又の寅さんを訪ねろ」といわれてきたのだという。
 そんな少年を寅屋の人たちは「もしかしたら、寅の子?」というかん違いをはじめます。そこに、寅さんが旅先から帰ってきて、少年の身元が判明される。

 寅さんによれば、少年の父親とは仕事仲間で、その母親も知っている。父親が死に、少年にとっては母を捜すにもあてがない。そこで寅さんが、少年とともに、母を訪ねる旅にでたのだった。

 寅さんと少年がその旅先(奈良県吉野の宿)で宿は先で少年が高熱をだした。その夜、寅さんは混乱する、たまたま、隣に泊まる化粧品のセールスをしていた隆子(秋吉久美子)をも巻き込んで騒動がはじまる。

 その看病をしている一夜だけ、寅さんと隆子は夫婦のように協力して少年を看病したのだった。翌朝、医者をよび診療してみてもらい、にわか夫婦の二人の看病したかいがあって熱がさがる。

 隆子は少年が食べたいというものをつくる材料を買うため隆子は表にでる。神社でお参りをしていた寅とばったり隆子と出会い、昨夜のことを話し合う。そこで、隆子は、本当は昨夜は男と宿泊する予定だった。その男が裏切った形となり、隣に泊まる少年を看病するようになっただけ…と寅さんに告白する。
 でも、男に振られてよかったともいう。そうでなければ、寅さんにも会えなかったともいう。そして「これでよかったのだと思う」。さらに、隆子にも生まれていれば少年と同じくらい子どもいたという。そんな告白をして別れる。隆子はそんな自分のこれまでの身の上話を聞いてもらって、これからも、がんばって楽しい人生をつくっていこうと決意する。
 
 元気になった少年は、また寅さんと一緒に母親を捜す旅にでる。そして、多くの助けをかりてやっとのことで母親に会うことができる。
 

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【感想】

 前回紹介した「寅治郎あじさいの恋」でも、マドンナ役のかがり(いしだあゆみ)も男に裏切られて、その身を心配してくれた寅さんに話しを聞いてもらい、生きることのヒントを気づかされた女性である。

 寅さんのシリーズの登場する女性はみんな何らかの重荷を背負っていきている。ただ、それを聞いてもらう人が誰かは特定していないが、たまたま寅さんに話しているというシーンをつくっている。旅先で偶然にもでくわし、お互いが話しをしているうちに、自分の人生の一部を寅さんに投げかけている。

 そのん話しを聞いて寅さんは冗談を交えながら笑いを誘い、涙を消えさせ、次のステップのスタートラインをつくっているような会話が多いことに気がつく。

 見知らぬ人に偶然出会い、少しずつ話しを聞いてもらい、自分のこれまでの人生のアカを落としていっているように思える。
 まして、寅さんのように旅から旅の毎日。貧しい旅だが、そんなことよりも話しをした人に心の貯金を一人ひとりにさせているような気がする。

 今回も地方回りの化粧品のセールスをしている隆子にあっている。隆子役の秋吉久美子もまたいい女優であることがうかがえる。
 1970年代、鮮烈に登場した女優・秋吉久美子は「しらけ女優」とか「なまいき」とバッシングされた時代がある。しかし、今回の映画に出るため、運転免許も教習所に通い取得して出演するほどまじめな女優である。まさに「生きててよかった……」と思えるシーンを地でいった女優だと思う。

 ちなみに、秋吉久美子さん、昨年4月、福島の避難所で炊き出しやラーメンづくりを手伝ったあと、母校の高校の入学式式に参加し、新入生を励ましたそうです。「私たちの世代はいつまでも青春、というか、感受性の強い世代。敗北感という倦怠感を引きずってきた」「でも、いまやあの人も行動し、励ましあっている。私も『がんぱっぺ!』という気持になったの」(2012/4/8朝日)
……と頑張っている様子です。

 また、ひとり素敵な女優がいました。

 最後に、いつもみて思うことだが、失敗したり、悲しんだり、励ましあったりして生きていく人の世界。そんなことを思うと、世の中「男と女」。生きていてよかったと思える「醍醐味」を小さいけれど投げかけてくれる作品にはいつも感心している。
 東京・葛飾柴又の「寅さん記念館」に
 「一つの言葉で喧嘩して、一つの言葉で仲直り、一つの言葉で頭が下がり、一つの言葉で笑いあい、一つの言葉で泣かされる」という詩を思い出しました。


◎データメモ:1987年12月26日上映

監督:山田洋次/脚本:山田洋次・朝間義隆/ゲストスター:秋吉久美子・五月みどり・すまけい・伊藤祐一郎・河内桃子/ロケ地:奈良県吉野山・三重県志摩・伊勢市・二見浦・和歌山市



 今日から、7月が始まりました。今月はロンドン五輪があります。時差のせいでまた、眠気をさそう平日が続くでしょう。
 でも、一瞬でもいい、みんなで一つを応援する時間があるとこれも楽しいです。おれって、日本人なんだと思う月でもあるのでしょうか。
 素直に日本を応援できる7月になりそうです。連休もあるし、天気がよければ、また、けがにもめげずに山歩きに行ってこようと考えています。

今月、原発に反対する集会も東京・代々木公園である月でもあります。
 とにかく、自分のやりたいこと、言いたいことをしっかり探していきたいつきにしたいものです…ね。自分にできる範囲で原発を考え、行動できるところろで日々を考えて行動したいと思います。

7.16「さようなら原発10万人集会」 ※詳細はこちらでどうぞ。

※日曜日の午前中、雨で散歩はやめて近所の映画館にいって「臨場」という映画をみてきました。テレビドラマを映画用にしたものです。やっぱり、映画館でみると迫力が違います。内容はテレビと同じでしたし、映画にするほど……とは思いました。ファーストデーということもあって、料金が通常の半分近い料金であってのでよかった、と思いました。

また、1週間「ガンバッペ!!」ではまた、来週……

*読んでくださった方、ありがとうございました。

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