日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

梅雨があけました

2010年07月18日 | Weblog


 暑さが日々ましてきました。寝苦しい朝、窓をあけたら素晴らしい朝焼け…。こんな景色を眺めるのも何年ぶりでしょうか。以前、見た朝焼けよりはおとりますが、早起きはしてみるものです。
さて、関東地方も梅雨があけたようです。これから短い夏がきますね。そう思うと一年の半分は終わったのかと思います。
今年は、関東地方に梅雨らしい雨も少ないように思いましたが九州、中国、近畿、北陸など大雨の被害がおきていました。それも極地的な豪雨で車も人も流され、生命まで奪うほどの災害がありました。山間の住宅に泥流がながれ生き埋めになってなくられた人や生命までなくさられた人も多くありました。
おくやみ申し上げます。

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃ス┃ク┃ラ┃ッ┃プ┃ブック┃
 今週は休みます。
 


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┃今┃週┃の┃現┃場┃で┃考えた┃こ┃と┃
 家族で1年に2度ばかりの楽しみの「歌舞伎」を赤坂ACTシアターに行って来ました。
 演目は『人情噺文七元結』というもので、落語でもある人情噺でした。
………………………………………………●あらすじ
 晦日も近づくある長屋。放蕩三昧の左官屋長兵衛(勘三郎)が博打であちこちに借金をかかえていた。晦日の支払いにも頭をかかえていた女房お兼(扇雀)が長兵衛をしっかりしろとしかる。そこにきて、お久にもこれまで通りでは家族がばらばらになってしまう不安を女ながらにとく思ったのか、放蕩三昧の父をもういちどまっとうな男に戻したく娘のお久(芝のぶ)は吉原に身をうり借金の肩代わりを決意する。。
 その事実を聞いた吉原の女将が娘のやさしい心にうたれ、50両という金を長兵衛に貸す。それも、一年後の今日、必ずまじめになって借金を返しに来たらお久を返す…という約束のもとに貸した。

 長兵衛も50両を持って、これでも一度やりなおそうと決心しつつ大川にさしかかった時、身を投げようとした男に出会う。なぜ、大川に身を投げようとしたのか男に理由を聞く。男は大店の番頭で、これまでの商売の儲けの金を取りに行っての帰りだった。だが、夜中、怪しい男とぶつかった時…それ以来持っていた50両というお金をすられたらしいと思ったのだった。そして、どうすることもできず、大川に身を投げて主にお詫びしようと思ったということだった。
 わけを聞けばきくほど長兵衛の心も動揺した…。どうするか…苦しみながら思案した結果、とうとう長兵衛は自分の50両をやってしまう。

 さて家に帰った長兵衛。持っているはずの50両のいくえをガンとして妻のお兼ねに番頭にわたしたことを理由にいいわけするが信じられず、また博打でしってしまったのだと怒る。
 やがて、大店の主と番頭が訪ねてくる。すられたはずの50両が戻ってきた。「番頭が訪ねた武家屋敷に忘れてきた」という理由で50両を返しにくる。そして、番頭がお世話になったとお礼をいう。
 主がいうのには、優秀な番頭にそろそろ嫁を探していたところで、いい人がいないか思案中だった。長兵衛の今回の出来事でそのやさしさに感心した主は、娘さんもさぞかしやさしい娘だろうと、番頭に嫁に欲しいという。
 娘のお久も承諾して親も安心させる。
 いつのまにか当たり前の家族がよみがえってきた長屋だった。
 ……という人情噺。

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 すこし長々となってしまいましたが、ざっとこんなあらすじでした。
 感想は、江戸時代、人々の心中には重い年貢や法律があったのだろうと思います。そんな時代の庶民の楽しみは、歌舞伎だったいうわけですからやはり庶民感覚が表現されたのでしょう。それも、どんなに放蕩していても最後の一線はなくさない。それが、普通の人間のくらしだったんだろうと思いました。それは、今も昔も同じだったのでしょう。その日その日の暮らしで一人ひとりのよさを最後まで信じていくすがたにも感動しました。
 難をいえば劇場でした。狭いし、休憩時間はゆっくりできないし、外では売り子がうるさいし、あれでは1年に一回の楽しみもだいなしでした。
 やっぱり歌舞伎はそれ相当のゆったり感がほしいね。

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 たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。


 

第22回参議院議員選挙はおすみですか…

2010年07月11日 | Weblog
 季節は梅雨の真っ最中…。それにしても、いつもの梅雨ではないように思えます。極地的な大雨や落雷等などと地球の異常を感じさせる状態じゃないのか?と思うのはわたすだけでしょうか。
 路地のツバメの巣からヒナがすっかり大きくなって飛ぶ練習をみたりすることもあります。巣立ちがはじまり大空を矢のように飛ぶ姿は気持ちのいい風景です。こうみると、自然の営みは人間の欲望を横目に着実にすすんでいるのですね…。

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃ス┃ク┃ラ┃ッ┃プ┃ブック┃
 相変わらず日本の国技である相撲は「野球賭博問題」でもめています。
 賭けごとはいろいろあるが、これほど大問題になるとは思っていなかったのでしょう。相撲界のなおかではほんの「遊び」のつもり……あるいは「お付き合い」のつもりで日々の小遣い銭を使ってやった賭け事がこんなに大問題になるとは思っていなかったのではないかと思います。
 これが日常の付き合いのバランスを保つ手段であったのかもしれません。
 例えば、「お中元」「お歳暮」とお世話になった人へのお礼の意味で贈っている物が賄賂だと騒がれてしまったようになったのではないかと思えます。自分と関係のある人へのお礼のつもりで…と言い分けしても、非難するひとはここぞとマスコミやそのすじの機関に訴えて大問題にしてしまう人々もいることがわかります。
 さらにいえば「プライベート」のつもりでもいつのまにか、公になり、ますます問題を大きくしてしまった…、それを取り上げ新しい地位を獲得する立場の人をつくる上げる…ということも考えられます。

………………………………………………………………●賭け事の背景
 賭け事には「合法」「違法」あるとういう事実。
 合法なのは、競馬、競艇、競輪、宝くじ、サッカーくじ、商品先物取引、外国為替証拠金取引があるそうだ。違法は、賭け花札、賭けゴルフ、サイコロ賭博、野球賭博、公営ギャンブルノミ行為など。
 賭博禁止の理由を1984年衆議院の政府答弁で「サラリーマンが普通にやっているような場合は大概あたらない」としつつも「金銭を賭けて争う場合は一応は賭博罪になる」(東京7月10日26面)といっている。
 …となると公営ギャンブルは金銭を賭けてやっている。賭博禁止の考えでは賭博罪になる…とまあ、厳しく問える。また「ギャンブル依存症」という病気も急増中だという。
 
 昔、東京の都知事であった美濃部都知事は東京の公営ギャンブルを廃止した歴史があった。その理由を調べればきっとその本質がわかってくるのではないかと思う。(ここでは追求しない)
 
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 大きく考えれば、資本主義自体が大きなギャンブル世界だと思う。それが大きな社会問題化すれば時の政治はその問題を解決すべく、法律をつくって違反者を社会への戒めのために罰する。しかし、その問題で弱者が圧倒的に多ければさらに税金を大量につぎこみ「救済措置」の法律で政府を保とうとするだろう。しかし、それでも解決がつかなければ、政権交代か武力で黙殺しようとする軍事政権になるのだろうと思う。
 いつに時代になってもギャンブルはなくならないと思う。なぜなら、ギャンブルでしなければ夢が叶わないと思えてしまう社会がある限りなくならないからだ。ちゃんとした労働政策、老後が安心できる年金生活の保障、衣・食・住にからむ安定した法律ができ、実践しなければいつになってもギャンブルは絶対になくならないのだと思う。




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┃今┃週┃の┃現┃場┃で┃考えた┃こ┃と┃
 『踊る大捜査線』を市内の映画館で観て来ました。
 第1作目は面白かったので楽しみにしていった。
 いま住んでいる社会で起きそうな事件を背景に港湾署の刑事達がどう解決していくのか…というのも楽しみにしていた。また、事件解決に黒澤明監督の『天国と地獄』のワンシーンも出てきて、映画の流れをこう生かすのかと印象的だった。これはいいぞ…と思った。
一作目のいかりや長介演じる刑事の人間味があってよかった。今回はその甥っ子が登場するということもあってどんな映画になるかということも楽しみにしていました。

 さて今回の『踊る大捜査線』「ヤツラを解放せよ!」では引越シーンからはじまりました。旧湾岸署から新湾岸署へ引越し…。「本部長!」よ呼ばれた青島くん…おお…出世したかと思ったら「引越し本部長」。
 事件はこのこのドタバタ引越し最中に拳銃3丁が盗まれてしまう。それが発覚して、保身の3管理職(神田署長、秋山副署長、袴田課長)が事件性になるのを恐れて隠してしまう。しかし、それが何者かによって使われ殺人事件となり、ことは大きくなっていく。

 殺人事件の背景には同映画第1話の猟奇殺人で逮捕された日向真奈美の釈放だった。第3の殺人を予告してさらに事件は大きくなっていく…。とうとう日向真奈美の釈放を決断、その条件として新湾岸署に閉じ込められた刑事の釈放だった。しかし、日向真奈美の目的は旧湾岸署での自殺。そのことによってますますエスカレートする事件の拡大だったが、爆破寸前で青島が助けてしまう。このことによって事件は未然に?防がれた。
 ……とまあ、こんなあらすじだった。しかし、全体的にドタバタしていてどういうことで事件が解決されたのか、その点が少しあいまいであった。ただただ時間におわれていく感じがあった。本当に事件の解決するための糸口から解決までの流れがよくわからず。終わってみれば時間とともに終わっていた…という感想であった。
 第1話と比較するとなんともお粗末なてんまつ…だと思った。
 というより、第1話がよくできていたのだろうと思う。

 やっぱり映画は映画館で観るべきでしょう。小さいことがよくわかる。

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 たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。



ワールドカップも最終戦!で思うこと…

2010年07月04日 | Weblog

7月に入りました…。
FIFAワールドカップ南アフリカ大会も決勝トーナメントに入り、私の応援する代表チーム(アルゼンチン、ポルトガル、日本)が消えていくのは残念に思っています。できれば、今までに優勝経験がないスペインに優勝をしてもらいたいと思っていますが、今現在、絶好調なのはドイツチーム…。さてさてどうなることか…。

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃ス┃ク┃ラ┃ッ┃プ┃ブック┃
 参議院議員第22回選挙。ことらもいよいよ後半戦で入りました。どこに一票を投票するのか思案中…というところ。
 それにしても選挙戦はというのはどこの政党もいいことばかり宣伝していますね。自民党は「一番」に目標におくという。では、一番になる意味とはいったいどういうことなのだと思いました。結局、一番がいればビリもいるわけで、一番をつくるのに弱者を払いのけるようなイメージが強く残ります。この政党は、相変わらず「弱肉強食」という政策は大原則にあるように思えました。
いまさらなのですが、民主党がこれまで実施してきた政府案は、この政党と比較されておこなわれきたように思います。さらに、のりこえようとがんばってきたように思えます。これまでの何十年ものこの間、自民党の垢をおとすだけで精一杯の政権交代であったように思います。そう思うと、これからのことが大事だと思いますが…。

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  私は民主党から「普天間問題」で与党を離脱した社民党の行動は大事だと思います。おそらく社民党にとっては「苦渋の選択」であったように思いますが…。
 今年は戦後65年。その戦争の悲惨な歴史を知っているのは沖縄です。日本がアメリカから唯一戦闘場でったのも沖縄です。1945年3月の米軍の爆撃がはじまり、4月1日に上陸開始。この時期に「集団自決」「ひめゆりの悲劇」という戦争のもつ残虐な行為が沖縄県民にやられました。県民の犠牲者は当時の沖縄県の人口の4分の1にたる15万人もの命が犠牲者になったいわれています。さらに、米軍の駐留。
 それを思うと、米軍は移転すべきだという社民党の主張は当然だとお思います。そのための、党の命運をかけた「政権離脱」。一方ではわがままな党、青臭い党…に思えますが、こうやって背筋をただす党があっていいと思いますが。



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┃今┃週┃の┃現┃場┃で┃考えた┃こ┃と┃
 『闇の列車、光に旅』観て来ました。
1か月の間、「これは観たい」と思っていた1本。いつ、行こうかと思っていたのですがとうとう、最終日。意を決して会社の帰り有楽町「東宝シネマシャンテ」に行って来ました。それは『闇の列車、光の旅』という作品でした。

*****内 容************内 容********内 容***

中米ホンジュラスからメキシコ経由でアメリカに向かう移民の姿を描いたロードムービーでした。
ホンジュラスで暮す少女サイラは父親、叔父とアメリカに渡ることを決意。ある夜、乗り込んだ貨物列車で土地のギャング団はいっている少年カスペルと出会う。カスペルは頭目に最愛の女性を殺されて頭目には反感をもっていた。同じように少女サイラもこの犠牲になろうとしていたところ、カスペルは頭目を殺してしまう。それを知ったギャング団はカスペルに報復を計画する。サイラは自分を助けてくれたカスペルを慕うようになる。できれば、カスペルとお一緒にアメリカに行きたいと願う。
父親や叔父はそんなサイラの行為を反対する。
しかし、父親は国境巡視隊から逃げる途中、貨物から落ち死んでしまう。叔父は警備隊つかまり足止めされる。サイラとカスペルは二人でアメリカに向かうが途中、ギャング団に銃でうたれ報復され死んでしまう。サイラは国境へと向かう…。最後に助けてと電話するシーンで終わる。
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  時はサッカーワールドカップ。
 南米の代表チームが活躍を見る度にこの映画の一シーンを思い出すことでしょう。南米サッカー代表国一人ひとりのサクセスストーリーにも社会環境の悪いなかでもスポーツ選手になって家族を守っているということが言われます。それが、国を代表して支えて戦っていることが思い出されます。
 さて、映画に登場する若者たち。仕事もなくその日暮らし。日々の職日を稼ぐのにせいっぱいの毎日…。アメリカへ職を求めて移住する人々…。それも命がけで国境を超えて働きにくる。その現実がアメリカの経済の底から支えているのはこうした移民の人立ちだといいます。
 「米国との国境を合法的または非合法的に超えるメキシコ人。米国の人口の1割以上を占め、最大のマイノリティになったヒスパニックの活躍。」(「メキシコから世界が見える」・山本純一・集英社)とも書いています。
 こんな環境になってまで生きていくことの大切さを、生命をかけて旅する人の姿でわたしにうったえかけてきます。
 
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 たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。