日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

連日の猛暑のなか、今日も涼を求めて右往左往

2012年07月29日 | Weblog


 連日、猛暑が続いています。
 こんにちは…。
 いよいよ7月も終わりです。梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。この季節のなか、ややもすると、体調をこわしやすい時期です。この暑さのなかの健康管理には十分、気をつけていきたいものです。

 さて、ロンドン五輪がはじまりましたね…。
 「4年に一度の腕試し」という世界中のアスリートが活躍する期間がやってきました。
 そして、4年に一度だけ選手たちを世界中が競技に活躍するすがたにくぎ付けになり、選手の笑顔、悲しみ…と共有する瞬間でもあります。
 「メダルがいくつとれるか?」なんてヤボなことは言わないで、必死でがんばっている選手の表情をみているだけで満喫できるのだと思います。…でも、応援する側はわがままなものだということも理解できますが…。

 世の中に「奇跡」という言葉がありますが、その「奇跡」に立ち会える一瞬。先にもあとにもきっとないことを思うと、生きていてよかった、と感動も与えてくれるのも選手です。

 きっと、スポーツが何かを解決するかぎになっているのでしょう。素直に歓べる時間を多く持つことができればいいのですが。
 選手のみなさんに感謝……。ガンバレ!!
 この期間、負けても勝っても、一人ひとりの選手たちの言葉が大事に聞いていたい。

 私のほうは、今週も忙しい毎日を送っていました。なにゆえ、こんなにも仕事の段取りが下手で、わがままな客が多いのだろうかと思った1週間でもありました。
 いやなことばかり…。それでも、「じっとがまんして…」と同僚がいうようにの毎日が続いています。そんなことを思っていても時間はまってくれず、どうにかノルマを消化している連日でもあります。

 現実の生活では、今週、「7割過労死基準以上」(東京7月25日)残業時間の報道がのっていました。東証1部上位100社の三六協定の上限時間について報道だれていました。慢性化した残業時間になんの対策もないまま、経済はすすんでいる様子がわかります。残業時間があってやっと仕事が通常に動いている実態とは、困った現象です。

PHOTO:この時期、どこかで花火が夜空を飾っています。私の住む近所でも夜空に花火があがっていました。この時期、花火を見に行くか、オリンピックを見るか…という選択が続きます。しかし、自分の住むところから、写真のように見えるといいのですね。ちょっとした贅沢な気分…。人間って欲望のかなたまりで、わがままなんですね。まるで、4年に一度のオリンピックのように一瞬の美が舞います。





 今月の読書…暑さもあり、なかなかゆっくり読む時間ができないところです。通勤電車でも、本を読む手と汗を拭くタオルと落ち着く時間もない夏が始まりました。夏休みでもあれば、課題図書ではありませんが、何らかの本を選んで読んでいった時間を思い出しました。でも、こんな読みかたがいちばんつまらないですね。……と、思っても好きなものはト止まらない、好奇心をもってこれからも読んでいきたいものです。

 今月は、いま旬な小説家の一冊を読んでみました。あとは、ルポルタージュ、さらには、また、下手のよこ好きの詩についての本も読んでみました。

  

◎晴天の迷いクジラ/窪美澄著/新潮社


【内容】
 倒産寸前の小さなデザイン会社に働く由人。結婚し、一人娘を残し離婚、東京に出てきて必死に働き自分の好きな絵を追いかけて、デザイン会社の女社長になった野々花。しかし、経営がうまくいかず倒産寸前だった。
 母親の病んだ愛情に自殺を考えた正子。
 この三人が自分の人生をひきずるながら、人と人とのつながりのなかで織り成す人間模様。
 やっと気づいた。ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ??。心療内科の薬が手放せない青年の由人、倒産しそうなデザイン会社の孤独な女社長、親の過干渉に苦しむ引きこもり少女。壊れかけた三人が転がるように行き着いた海辺の村で、彼らがようやく見つけたものは? 人生の転機にきっと何度も読み返したくなる、感涙の物語。
 ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ??『ふがいない僕は空を見た』の著者が放つ待望の二作目。感涙長編小説。

窪 美澄窪 美澄
1965(昭和40)年、東京都稲城市生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。短大を中退後、さまざまなアルバイトを経て、広告制作会社に勤務。出産後、フリーの編集ライターに。妊娠・出産を主なテーマとし、その他女性の体や健康、漢方、占星術などについて雑誌や書籍で活動する。2009年「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。2010年には受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)を発表



【感想】

 この小説を読んでいたら大津市で起きた少年の自殺で世間中が騒いでいた事件を思いだした。誰でも、心の奥に誰にもいえない闇があった。それを、誰にも理解されず、自分の命を絶ってしまう。生きる上の苦しみ、悲しみはみんな一つや二つは持っているのだと思う。
 それをどう解消していくかが、問題があるよりも大事なことだと思う。
 その問題をどう修復し、たちあがってまた生きていくか?というテーマを追った小説だった思えた。

 偶然にも、知り合うことができたことの幸せを感じられれば、会うことができたことに感謝できるであろう。もし、知り合った人が自分をいじめる人であれば、これは回避して生きていくこと考える必要があるだろう。
 それが社会のあり方だと思う。
 自分にとって、誰が大事な人であるのか、避けていかねばならないのか…ということを学ぶことが大事なことだと思えた小説でった。


◎詩とことば/荒川洋治著/岩波現代文庫


【内容】

 知らないうちに私たちは、生活のなかで、詩のことばを生きている。しかし、詩とは、なにをするものなのか?その意味を考えることは、私たちと世界とのあたらしい関係をひらくことにつながっている。詩をみつめる。詩を呼吸する。詩から飛ぶ。現代詩作家が、詩の生きる時代を照らしつつ、詩という存在について分析する。

荒川 洋治
1949年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部卒業。1975年刊の『水駅』でH氏賞受賞。以後、詩、詩論、文芸時評、放送などの分野で活動。詩集『渡世』(高見順賞)、『空中の茱萸』(読売文学賞)、『心理』(萩原朔太郎賞)、エッセイ・評論集『忘れられる過去』(講談社エッセイ賞)、『文芸時評という感想』(小林秀雄賞)など著書多数


【感想】

 自分が好きな「詩」はいったいどんなものだろうかと思うことがある。
 言葉を数行の文章にまとめて、一つの物語をつくる……いう詩についてちょっと勉強をしてみた。要は、その瞬間を、あるべき言葉で(自分の言葉)どう伝えていくかということなのではないかと思えた。

 抽象的なものより、より具体的な言葉で伝えるということだと思う。


◎日本の路地を旅する/上原善広著/文春文庫


【内容】

中上健次はそこを「路地」と呼んだ。「路地」とは被差別のことである。自らの出身地である大阪・更池を出発点に、日本の「路地」を訪ね歩くその旅は、いつしか、少女に対して恥ずべき犯罪を犯して沖縄に流れていった実兄との幼き日の切ない思い出を確認する旅に。大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

上原 善広
1973年大阪生まれ。ノンフィクション作家。自身の出身地である大阪・更池から中上健次の故郷・新宮など日本全国500以上の「路地」(被差別地区)を巡りあるいた『日本の路地を旅する』で、2010年、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、『「最も危険な政治家」橋下徹研究』(新潮45)で、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞


【感想】
 なし



 日々、暑さはましているようです。ややもすると体調を崩し、生命まで危うくする季節だと思えるこのごろです。
 体調は「自己管理」といえでも、電気の節約や電気料金の値上げというなかで「自己管理」も限界ということもいえるのではないのでしょうか。

 暑い休日、友達はクーラーは電気代が高いので外でクーラーのきいた場所を見つけては動いている……とのこと。ある人は、パチンコ屋さんに朝から晩までずーといて涼んでいるとのこと。どうも人間は熱には弱い動物のようです。
 とくに、お金のかかる電気代がかかわってくるとなると、弱いのです。
 同僚はいわく「会社にいたほうが涼しくていい」と……。(納得)

 体調を崩しているくらいなら、休めばもとに戻る希望がもてるからいいのですが、精神まで病んではたまりません。

 また、最近、食中毒を気にしてかお弁当はやめて、昼食時は外の食堂にいったり、社内契約の弁当屋さんに注文したりと、仕事以外にも悩む時期です。
 
 今週、お弁当を注文して食堂で一人食べていたら、若いときに野球をやっていた人といっしょになりました。彼は、なぜか、会話をしたがらない様子でした。なぜかな……??

 だいたい、人間関係っていうのは、向こうがいやだなと思うと、こっちもいやだな……と思うそうです。きっと、私にいいずらいこともあるのでしょう。
 少しずつ、他人からの会話をさけたくなってくるということは対人関係につかれているのでしょうか。私も避けていました。
 いずれ、避けるばかりではらちがあきませんし、強引に話すこともあるでしょうか、そういう時期を少しずつくりあげるしかありあませんね。
 気にせずやる必要があるのかな……と思います。なぜなら、今、話さなくと別に問題がなければ、一生話すこともないからです。そんな割り切りも必要だと思います。

 みなさんはどう解決しているのでしょうか。万人と仲良くなんて無理なのです。

 

 梅雨があけたと思いきや、あつーい夏が到来して、体も心もオーバーヒート気味です。なにをやるにも、だるい毎日です。
 そんなわけで読書もろくに読めず終わった……と、いいわけになりますが。

 仕方のないことです。これが日本の夏だと思いつきあっていくしなないと思います。
 さて、8月に入ると、今年最後の連休イベントの夏休みがありますね。
 以前は、お盆には家族で四国に帰っては、阿波踊りにつりに、観光に楽しんでいたものです。最近は、両親もなくなって、法事でもなければいかなくなりました。さびしいことですね。

 四国の小豆島を中心に小さな島々の瀬戸内海は絶景でした。
 さて、今年はどんな夏休みを計画するのでしょうか。
 なんでも、くるまでが楽しいものですが……。
 8月も少しずつ楽しくしようと思います……ね。

*読んでくださった方、ありがとうございました。
今月もお疲れ様でした!!