日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

戦い済んで日が暮れて…

2013年07月28日 | Weblog


 こんにちは……
 暑い日が続きます。ときには、ゲリラ雨という夕立にあったりもします。そんなときは、以前は、近くの家の軒下にじっとしている、と古風景色を想像しますが、いまでは、マクドナルドやコンビニのなかだったりします。
 いあまでは毎日、鞄のなかには折りたたみ傘は必携という時期です。

 さて、先週に参議院議員選挙が終わりました。結果は予想どおり自民党の一人がちでした。
 これから、アベノミクスは労働、憲法、教育、農業、医療とあらゆる分野に昔のできなかったことをむしかえしてきて、日本がよりアメリカの影のような状況をつくっていくのでしょうか……。

 選挙の内容はあいかわらず投票率が52.61%で、過去3番目の低さという数字から悪かったようです。22日の夕刊(朝日)に「投票に行かなかった理由は…」という記事がのっていました。そのなかに「自民党圧勝と決まっている選挙行く気になれない(31歳・男)」「なんだか一部の人でやっているという感じ。意見が反映されるとは思えない(25歳・男)」など。

 あーあ。政治が期待されていないんだなあ、と思えました。
 それもそのはずで、政治家がいくらいいことをいっても現実とはあまりにも離れた感じがぬぐえないと思えます。
 例えば、雇用問題。
 今、日本の経済を支えているのは契約社員(非正規雇用労働者)という形。アメリカでいえば、中南米(メキシコなど)からの移民の不法労働者みたいなところにもみえます。その結果、生活基盤が大事な労働があまりにも軽んじられて実態に気がつきます。日本の経済を支えているのは低賃金労働者。これでは、やっぱり投票に期待がもてなくなってしまうのもわかるような気がします。何か、将来に期待がもてる目標が、それも労働者側からみた期待がなくなっているような気がします。アベノミクスだって、結局は資本化がもうけてなんぼ…で、そのおこぼれが労働者へ、という図式になっているようにも思えます。

 それから、野党が野党としての対抗軸になっていない。
 「民主党、維新など同じ穴のムジナ」で野党としての形がみえない。かといって社民党や共産党ではまりにも小さすぎる……と見えてしまう。
 これでは、政権をとった自民党は怖いものはない。まして、公明党を見方にいれ、形は民主主義としている。実態は一党独裁です。

 今回の選挙でいちばん喜んでいるのは。電力会社でしょうか。
 朝日の夕刊に「素粒子」という欄があります。そのなかに「一緒にバンザイしていよう電力会社。これから3年、黄金の時か、安倍色の時か。3年間鳴けるか飛べるか民主党」という記事がありました。ほんとうに、そうだろうと思います。これから正念場です。自民党の派閥争いうが表にでてくたらまた、政治が混乱。(一度、権力を民主党に奪取された自民党はどれだけ学習したのでしょうか)

 それから、富士山が「入山料=1000円」(試験徴収)を取りはじめました。
 理由として、自然環境保全などのため、山に入る観光客から支払う料金。国内では世界自然遺産の白神山地の一部や屋久島があるそうです。いずれも任意での協力金。世界的にはエベレストは入山する場合、一人約100万円が義務化されているそうです。

 これは、富士山に登る人以外は無関係な料金。自然保護を守る一部に利用する、のであれば仕方がありません。でも、自然を守るということは、そこにいろいろレジャー施設をつくるということではありません…よね。今のままを守ることでしょう。だから、「自然が悪くならないためにはこんなことをします」の内容が問われると思います。
 一度はのんびり登ってみたい、と思います。



 夏になると思い出す、はるか雲、白球の行方……。
 毎年、高校野球の東京決勝戦は時間をつくって見に行っていたのですが、ここ数年間は仕事が忙しく、まして平日が多いので観戦にでかけることがなくなっていました。
 今年は、予選が順調であったのでしょうか、東京代表の西と東の決勝戦は20日(土)、21日(日)に開催されたということもあって応援にいけました。まして、今年は応戦する某高校が念願の初出場がなるか?、ということもあって力もはいりました。結果は、乱打戦。これは相手のチームの勝利の形。一気にチャンスをものにされダブルスコアーで完敗しました。今年も、無念の準優勝でした。これまで、夏の大会はこれまで何度も決勝まですすみ、あと一歩でした。けれども、いつももう一歩……。なにかが足らないようです。

 でも雨も降らず、まさに盛夏の中のひととき楽しめました。
 私は、夏になると、なにはともあれスポーツの中心は高校野球大会です。およそ3週間毎日やっているのもいいです。それでも、優勝までは前試合に勝たなければならないトーナメントなのでさぞかし大変でしょう。条件は同じでも、やっぱり大変です。

 高校野球の魅力は…と聞かれれば、私は「未完成さ」だと思います。まだまだこれからの伸び盛りの人間がいろいろな失敗をばねに生きていくスタートラインで頑張っている姿が好きです。
 決勝まで出てくるまでのチームは組織運営としてはだいたい完成されていると思います。補欠から代表選手、マネージャーまで多くの高校生によって決勝戦までくると思います。だから代表選手は余計なことを考えずプレーに専念できるのだといえます。だいたい、決勝戦までくるまでにはプレーの質も大事ですが、生徒それぞれが自分の出場チャンスを待ちつつ、裏方で代表選手を支えあうことが大事です。そのなかで、チームが勝つためには、自分がこのチームで何ができるのか頑張っています。そんな決断をの数々を経験し、試合では修羅場をくぐりぬけ勝利する。ないもかも人生では大事なことですが、どれも初経験ですから大変です。だから、観戦にいくとOBの人たちもしっかり応援に駆けつけるのです。

 そして代表選手。このレベルまでくると一つのエラーが試合を決めてしまうことはわかっています。それでも、エラーはあります。
 そんな繰り返しで勝敗が決まるのでしょう。そんななかで、そのチームの勝つために形ができてくるだと思います。それを、日ごろ追求して本番にだそうとするのですが、やっぱりまだ子どもですから、大変なわけです。だから「未完成」なのです。とても正直なのです。そんなプレーが好きです。
 
 今年もそんな思い出観戦していきます。どんなプレーをでてくるのか楽しみです。「完成」にむけて頑張っている選手たちのはつらつしたプレーが楽しみです。
 ちなみに今年は和歌山県代表の箕島高校が出場を決めました。ここの監督は知る人ぞ知る、今は亡き尾藤監督の息子さんがやっているそうです。どんな試合をするのか楽しみです。
 

 今月の読書はあまり読んだ月ではありませんでした。なんとも暑くなると涼しさを求めて右往左往して行動しています。まるで、冬眠前にえさを求めて行動している熊みたいななものです。あとは、ボーとしているかです。

 選挙もあったということもあって三島由紀夫の『宴の後』という小説が面白かったです。また、映画の影響でしょうか『爆心』とう作品もよみました。さらに、俳優とはなんぞや?という興味もあったので高峰秀子のエッセーも楽しくよみました。

 やっぱり映画は映画館でみるのがいいですね……。テレビで放送されますが、CMばかりやっていて、感動もうすれ、映画にのめりこんでいく自分の気持ちや感動が薄くなります。映画館でみていていると自分の感情がストーリーのなかにのめりこんで考えて、悩んで、喜んだり、悲しんだり…という人間の感情がわいてきますが、テレビではそうはなりません。だから、やっぱりいい映画は映画館でのんびりとみるの大事だと思います。

    


◎にんげんのおへそ/高峰秀子著/新潮文庫


 高峰秀子といえば壷井栄作『二十四の瞳』を思いうかべます。
 瀬戸内海の小豆島を舞台にした物語。時代は日本が戦争へと進んでいる時代。大石先生が高峰秀子が暗い時代にほんろうされる子どもたちの生き方をまざまざ見せられて、なおそれでも人を愛するヒューマニズムを失うことなく描かれた映画です。

 その主演の高峰秀子のエッセー集です。
 よく考えてみれば、高峰秀子自身もたいへん貧しい家に生まれ、養子だされ大変ななかで子役から女優になるまでの思いを語ったエッセーです。読んでいてやさしさがでていて大変好きな女優に思えました。


◎宴の後/三島由紀夫著/新潮文庫


 三島由紀夫が描いた政治の世界。
 その裏側の舞台。
 ある程度までのぼりつめた人間が最期に求めるものは名誉なのでしょうか。それとも歴史に名前を残すことなのでしょうか。

 物語は都知事候補に立候補した男、野口雄賢と料亭のおんなかづが立候補から落選までの物語を描いています。どこまでも野口という名門に入りたいかづのとった行動と、政治というものの冷たさを知った野口との関係が人間の欲望のなかでくりひろげられています。そして、打算。

 これが政治の舞台裏とでもいうのかもしれません。


◎寅さんの伝言/小泉信一著/講談社


 「寅さんの伝言」は毎週朝日新聞の日曜版に連載されていた記事を本にしたものです。この記事は毎週読むのが好きな記事でした。今まで「男はつらいよ」の映画に登場した人物にインタビューして連載されたものです。マドンナから脇役、はては「寅んの関係者」までを網羅した記事でした。いつかは一冊の本になるだろうと思っていたのですが、こんなに早く本になったとは思いませんでした。新聞では、各記事の関係者の写真もあってよかったのですが本では写真がなくなっており残念でした。

 DVDでみて、本を読んで、さらなる寅さんのよさ、奥深さを知ることができ、寅さんファンにとっては必携の一冊です。映画での苦労話や登場するロケ地でのできごとなど、おもいしろいです。
 総じて、出演者からの寅さんに対する「お礼」のような内容です。


◎爆心/青来有一著/文春文庫


 映画「爆心」の原作本です。
 日本では、8月がくるたびに全国津々浦々、戦争の悲惨を伝える行事が行われます。これは、大事な行事だと思います。長崎・広島では世界で唯一原爆の落とされた国として世界中でその残酷さを伝えています。
 この瞬間、国中が戦争そのものの残酷さをしる時間でもあるようです。

 さて、当の被爆国の日本の長崎ではそれをどう日々表現しているかといえば文学によって世界中に伝えています。それが、日々の瞬間に思い出すことであるように伝えていること特徴だと思います。被爆して一年中、原爆のことを考えて生きているわえではないことが人間のまたいいところだと思えた小説でもありました。瞬間、その悲劇を思い出すこと…、それが大事なことだと考えさせてくれます。

 青来有一さんの「爆心」はその一瞬を思い出すできごとの題材を「石・、虫・釘・鳥・蜜・貝」の6つのキーワードをもとにつくる出そうとしています。一つの物から、日々に思い出す過去の出来事をひきづりだして私たちに多くのことを物語ってくれるようにつくられた作品です。
 それができる人間の悲しさや喜びをも語っているようにも思えた作品でした。一人ひとりの心のおくに大切な物によって気づかされることがあると思います……。
 


 夏は肉体的に精神的にまいります。暑さもほどほど…がちょうどいいのですが。
久しぶりの神宮球場。
球場では、十代の若さにものを言わせて、プレーする選手たちの姿は気持ちのよいものです。練習の成果が今日に一日です。
 試合はその成果をみる舞台です。これまでの練習でいちばん自分が弱い部分をどれだけ練習してきたのか、延長がなかれば9回まで時間内に出せるようにプレーしていました。勝負ごとには負けることもあります。でも、そこでどれだけ新しい発見をして、練習するのか次回の試合まで頑張ればいいのです。またスタートラインに並んだということだけです。
いつか優勝するまで、何回でもチャレンジすることが大事ですね。



 会社の帰り、帰り道の公園ではやぐらを組んで盆踊り大会が行われていました。小学生たちは、踊りどろではないのでしょう。露天のまえに集まっていました。浴衣をきた女の子たちは、音楽に合わせて踊っていました。
 暑いなか、大人はビールを飲み、婦人の人たちも楽しんでいました。
 ひさしぶり…………………………………………………*こんな景色。
 昔、娘をつれて近くの公園で行われているお祭りにいきました。
 焼きそばをやくのがうまいKさん。元気かな……。

 27日(土)の隅田川の花火大会がゲリラ豪雨(雷・強風・大雨)のため30分で中止になったそうです。最近、こんな天気が多いです。じわじわ降る雨ではなくて、集中的に大雨を降らせ甚大な被害を残して去っていきます。これは、なぜでしょうか。大気不安はあるのでしょうが、それをつくっているのも人間なのでしょう。原因をちゃんと気象庁は発表すればいいのです。
わかっているのではないかと思います。


 今月も終わります。
 来月は盆休みがあります…ね。
 そして、原爆が落ちた月でもあります。日本の八月は、すべて戦争を反省する月になっているのだと思います。

 明日からまた仕事、淡々と消化してくだけです。その中で、新しい発見があればいいのです。
 なにか、いいことがあるといいですね。
 暑さにはくれぐれも、気をつけて。

※「今月の読書」は後日、更新したものです。読んでいていいかげんなのに反省しています。次回は、もっと自分の感想を多く述べてみたいと思います。
 来週は8月に突入です。暑さがまたもどってくるでしょう。体調に気をつけてください。(今、絶不調です…会社も休んでしまいました)

*読んでくださった方、ありがとうございました。


参議院選挙だった……

2013年07月21日 | Weblog


こんにちは……
夏らしい毎日が続いています。
散歩の途中で今年初の蝉の声を聞きました。ニイニイ蝉でしょうか。
働いていると、夏休みといえば、お盆休みくらいでしょう。その休日にむかって当面頑張る…というところです。一年の節目があるとしたら、夏はお盆でしょう。
お盆に故郷へむかうという行為が日本人には大事な行事なのでしょう。

お盆について、ポルトガル人作家のモラエスが『徳島のお盆』とうなかでお盆について書いていたように思います。神戸の領事館勤めをしていたころに、モラスが日本人のオヨネと結婚しますがオヨネが亡くなります。その後、徳島にきてポルトガルへ日本の生活を書いた記事を送り生活しました。そこでオヨネとめぐり合い一生を徳島で過ごしました。その生活を描いた作品で「徳島のお盆」です。徳島ではお盆といえば「阿波踊り」です。
一年い一度、ご先祖さまとめぐり合うお盆の意味を日本人の文化として紹介した作品でした。

日本人にとっては年中行事の一部ですが、そのなかには日本人がいかに先祖を大事にしているのか、ということを書いています。
その日本人のやさしさがお盆という形で表現されているのが「徳島のお盆」だったと思います。お盆とは先祖の霊があの世から帰ってきて家族と一緒に楽しいひとときを過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく行事です。
そんなことを思うと、日本人はキリストのクリスマスと同じ位置にあるのでしょう。
この夏、日本各地でいろいろなお祭りがあります。どれも、平和をモチーフとした形。今年は、どんなお盆になるのでしょうか。


いよいよ子どもたちの待ちにまった夏休みがはじまったようです。近所の市民プールでは多くの親子連れが遊びにきています。子どもたちの冒険の季節、といってもいいでしょう。この、夏休みは自分だけの場所をさがして、友だちと遊ぶのいいでしょう。

子どもを主演にした「サタンドバイミー」という映画があります。
休みの二日間のできごとを映画にした物語です。子どものたちの好奇心をうまく描いているものでした。
子どもは大人や青年やテレビ、雑誌のことの世界が本当にあるのだろうかと、という好奇心がいっぱいです。それを、確かめてみたい時代だと思います。だれの邪魔されず、子どもたちだけでそれを確かめる……という世界が大切なのでしょう。社会のなかではまだ、力も弱い弱者ですが、社会にいといろ影響されながら生きています。それでも、大きくなるための時間が必要なのでしょう。だから、大人や社会は、危険のないように周りでみてあげるだけでいいのではないかと思えた映画でもありました。

とは言え、この時期共働きの両親にとってはいろいろ大変なようです。とくに、都会で暮らすひ人はとくに思います。まして、最近、子どもを傷つける事件が多い、ときいては心配なことでしょう。 
世界で一番信じあえる人は、当面家族なのでしょう。だから、時間が許す限り一緒に遊ぶ時間をめんどうくさがらずに付き合ってみることが大事な夏休みだと思いますが。


今日(21日)は選挙の日でした。それも、第23回参議院議員選挙でした。
はやいもので、4日に公示されたと思いきや、もう投票日です。これまでの事故や事件、あるいは社会状況を考えてみて「今、政治に一番必要なものはなにか…」ということを考える一日でもあるのでしょう。

思えば、昨年、衆議院選挙がありました。
結果は、与党であった民主党が惨敗、自民党が圧勝で終わりました。その結果、「アベノミクス」が出てきて、また「憲法96条改正」が出、自衛隊を軍隊にするということも出てきました。その結果、沖縄にはオスプレイが配置され、住民無視の計画が実行されました。

そして、象徴的なことは「原発再稼働」でした。あれほどの惨事をまねいた福島第一原発を修復するどころか、いつまた地震がおこるともわからないなかの再稼働という政治をはじめたのでした。まったく、ひどいものだな、と思いました。いまだに、原発事故の修復も避難住民の安全も確保されないなか、強行されようとしていることをみると、いったい政治は人の命と暮らしをどう考えているのだろうかと思います。

さらには、TPPへの参加が言われるようになりました。これは、前回説明したとおりになり、ますます農業や教育、医療なども社会にくらすふつうの人々の生活を圧迫する結果をまねくのだと思います。農業の100パーセント自給自足はなくなるでしょう。医療にいたっては、国民皆保障がなくなり、生活保護も軽くなり、自治体破産さえたくさんでてくるのでしょうか。
事実、アメリカのデトロイトでは自治体破産が起きました。かつては、自動車産業を中心に繁栄をしたデトロイトでさえこの結果です。今では、刑事事件が多発し、救急車も3分の1が稼働せず、人口減少が続いているという。日本では北海道の夕張市は記憶にあたらしいと思います。
いったい、国は市民のためになにをやろうとしているのか……という疑問は大いに残ります。

『強い日本を取り戻す』のではなく『弱い市民からなにもかも取り上げる』政治になってきているのではないかと思えます。
『強い国』なんていりません。『強くなる』ということは一方で『弱くなる』ということが出てくるのです。その弱くなった市民を救うのが政治だと思えます。
安倍政権は『アベノミクス』という経済政策で、円安・株高、規制緩和、減税で大企業や裕福な人を富ませ景気をひっぱってもらおうという政策だ。しかし、富裕層は富は得たがそれを市民に分配するほど余裕がないのか、強欲なのかまわさない。その代わり、ますます正規社員を減らし、契約社員をやといいつでも解雇できる状態をつくっている。その結果、正規社員の負担が大きく精神障害などが多発している。事実、精神疾患(躁鬱病患者)が増えている。

やっぱり、なんかおかしい……。
「ねじれ国会」というけれど、この参議院でおかしいと思うところを再度審議させる機関。「ねじれ」も必要だと思います。悪いことのように報道されますが、結局、「ながいものにはまかれろ」という考えが新聞にはあるかのように思えます。これでじゃ、政治はよくならないのにねえー。



今週もまた歯医者に通っている。
一年に一度は必ず通うことになっているようだ。今度はお盆明けに行くことになっている。それにしても、総入れ歯になるのも時間の問題だろうと思った。できれば、へんなことなのだが勤めている間にそうするようにしたものだ。なぜななら保険がまだ生きていて使えるからだ。

こんなことは自慢にもなんにもならないが、仕方がないことだと思っている。自分の歯でゆっくり食事する時間もまだある。おいしいものをみつけてはその時がくつまで頑張るしかないように思う。

さて、明日はきっと自民党の圧勝……という記事がでているだろうか。
今日の朝の新聞にアメリカのデトロイトのことが書かれていた。デトリオトは自動車産業で世界をリードした町である。その町が財政非常事態宣言を出した。なんということ……。失業率は50%、185万人いた人口は半分になったそうだ。公立学校は閉鎖もした。デトロイト市の負債総額は1兆8000億円。

日本の国の負債総額は1000兆円だそうだ。こんな数字をみるとデトロイトは対岸の火事ではない。いま、定年で生きている人のとっては到底払える額ではない。すべて、次世代の人たちへの負債でもある。
一回の政治参加くらいでは到底解決するような金額ではない。でも、頂上をめざす山登りも、まずは一歩からはじめるしかない。

それでも、私は私の責任を果たしたから仕方がない。
未来のために、一票を投じても世の中の流れには逆らえないのだろうか?
そう、思えた一日だった。

さて、さて日本はこれからどうなるのか。
まあ、いまよりはよくならないのだろうと思う。
そんなことを思いつつ今日はこれまで……。
暑さも続くようで、くれぐれも読者の皆様もご自愛ください。
*読んでくださった方、ありがとうございました。


暑中お見舞い申しあげます!

2013年07月14日 | Weblog


 こんにちは。
 毎日、猛暑がつづいています。体調に十分気をつけて、と自分に命じて過ごした一週間でもありました。
 関東甲信地方9日、山梨県甲州市の勝沼で39.1度、東京都心では35.4度と猛烈な暑さです。気象庁が統計してきた1947年以降初めての猛暑日が3日間続いたのは初めてだそうです。厳しい暑さは週末まで続いていますね……。

 さて、今週は参議院選挙も中盤戦、各党首は舌戦を全国で繰り広げているの週でした。わたしの応援したい某政党党首もがんばていました。
 それにしても、原発再稼働の合唱はなりをひそめませんね。
 これも政権をとった自民党の経済一辺倒のおかげでしょうか。『強い経済』ならなにをしてもいいのかと思いますが。

 この『強い経済』のうらにはTPP参加ももちろんあるのでしょう。
 TPPに参加するのはいったなぜか?という疑問がずーっとありました。これは結局ところアメリカの経済政策の一環として日本の農業、医療、教育などあらゆる分野の経済を開放しろ…ということなですね。
 車や食料品など関税を撤廃しろということなのでしょう。すべての分野で関税を撤廃すれば貿易の自由化がもっとすすみ、競争によって安い食料品や医薬品が消費者の手にはいりいいではないか……ということなのでしょう。
 しかし、ことの本質はちがうようです。
 いま、関税があることによって、食の安全が守られ、医薬品なども安全が保たれているのだそうです。これが、なくなれば、今のアメリカのように一部の金持ちしか安全な食料や医薬品がつかえなくなってしまうそうです。
 まして、医療制度までかわってしまうと、結局、今アメリカで起こっている保険会社と契約できていない人は、高い医療費によって医療を受けられなくなるようです。今の日本の保健制度や憲法はたいへん優秀で世界にほこれる制度のようです。(高齢化がすすむ日本では、変える必要はないようです)

詳細はこちらで
「TPPで暮らしはどうなる?」岩波書店



などなど……
選挙に入ってあれも、これも問題だらけですねえ。
いえることは、今の自民党政権でやろうとしていることは過去に引き戻すことなのでしょうね……。相変わらず沖縄の基地は沖縄の意思は無視されていて、アメリカ意向がつよし、経済は結局、大企業が生き残る政策で、中小の一部がそのおこぼれにすがっていくようなものに思えるし、最たるものは原発再稼働でしょう。電力会社は一様に政治の力を期待している様子。



 終末の御茶ノ水……
 その橋の上には駅に行く人で列をなしていた。行けども行けどもときれることがない人の波……。これから、友をさそってビアガーデン、もしくはデート、さらには家路に向かうのだろうか。終末は、働いている人にとっては、やっと一息いれらる日でもある。まして、夕暮れとあっては、残りの仕事をかたづけて……というところだろう。

 終末にゆっくりと、自分の好きな場所に立っていることは理想だろう。会社の帰り道。自分で立てた計画を実行するべく、やってきた駅は神保町。今日はお気に入りの映画をみて帰ろうとしたが、なんともおばかな自分がでてしまった。上映開始日を間違えた。明日なのだ、と。
 終末はそんなことも許せてしまう(自分には甘く……)のだ。

 藤沢周平作の『橋ものがたり』という作品が思いだされる。
 橋を渡り終えたとき、ふと一息いれた。その、男女の一息の思い入れをとてもうまく書いている。橋が人と人を気持ちを運ぶ受け渡しを演じている。

 そんなこんなの週末の橋の上。行き交う人の心の中はどんな気持ちで流れていくのだろう。都会の橋はものとものを運ぶ流通の手段としての橋のような大きさはなく、行き交う人と人の気持ちを運ぶくらいの身近な距離の橋が多い。
 ここ、お茶の水は神田川の上に橋がある。今日の疲れを橋の向こう側において、ほっとした気持ちがこちらに運ばれてくる……、そんな情景が小さな橋がつなげているように見えた。
 さて、橋を渡って何を伝えようとしているのでしょうか。

 それにつけても、今年の笹子トンネルで大規模な天井板崩落事故が起きて以来、日本全国の橋の老朽化が問題にされているよです。これは、ロマンどころかミステリーになってしまいますね。


夕暮れに

終末の橋のうえ
夕日をあびて家路に帰っていく
やっと
暑い週末にほっとし、
ほほをつっぱらせた緊張の糸がゆるむ時間(とき)
やさしい微笑が行き交う

君は笑っているだろうか
熱に
破壊に
むかった7月
無関心と差別に生きた
戦争という傷跡

再び8月がやってくる
死者とともに生きる月
いつ終わるかわからない命を背負って
失われた人間としてのほこりや知恵を
死者によって気づかされていく月

ものであれ、時間であれ、空間であれ
その時代の生きた人たちによって
明日を信じて生きていくあかしを気づかせてくれる
そして生きた人間をとりもどす

平和という気持ちがつくることのむずかしく
戦争という過去に学んだ今
死に行くものが帰ってくるお盆

何を伝えにくるのだろうか
そして、
私は何を伝えることができるだろうか




 今週、神田で会社帰りに映画をみようとしたら初日が翌日だと小さく書いてあったのを帰りの電車の中で発見……。なんともおばかなこと。
 12日(金曜日)はみることもできず帰りました。
ここであきらめたら二度と見られないかと思い、日曜日行ってきました。
リベンジです。



映画なんて久しぶりでした。
世の中にはきっと、いい作品が五万とあるのでしょうが、現在私の問題意識のなかにある映画は『爆心・長崎の空』でした。せっかく、みるのですから自分にとっても何か今を感じるものを……と思い出かけた一日でした。

内容と感想は……
1945年8月長崎に落ちた原爆の後遺症に悩む二つの家族を通して、なんでもない私たちに「生きる意味」を問いかけるものではなかったと思います。二つの家族に起こる、それぞれの死を通して、原爆が落ちた長崎に生きる人間としてどんな生を送ってきたかを問い直す映画でもありました。
「明日にも死ぬかもしれない生を背負って生きている」という人間ドラマでもありました。
それぞれの生のなかにくれまでの死が多くたずさわっているとうことを覚えた映画でもありました。それが、1945年以降、モノ、時間、場所、人間など私たちに語っていることを聞き、明日を信じられるものをつくっていく大切さみたいなものを強く感じました。また、それらがより人間らしくしてくれるメッセージを私たちに発信していることを覚えた映画でした。

日々生活するなかで私たちは「戦争」を知識として記憶に残しています。それをある時期(特に8月日本)。おおやけに式典などをやります。しかし、大事なことは、それぞれの人間の記憶のなかにそれぞれの戦争の記憶をよみがえらす時が必要だと思います。それが、何であれ個人の大事なものを保障していくことが式典より大切なことだと思います。

撮影場所も長崎とあって、私の好きな場所でもありました。また、俳優もよかったと思います。

それにつけても、私の後ろの座席のおばちゃんたちが元気だったこと……。うるさい、と注意もされていましたが、とても素敵な仲間のように思えました。年をとって、あんな関係で映画をつれそってみに来る仲間がいることは人生において大事なことだと思います。みな、それぞれ他人がいて自分がいるのですから……。


<映画データ>
解説
芥川賞作家で長崎原爆資料館館長も務める小説家・青来有一の連作短編集「爆心」を映画化。母を亡くした子と、子を亡くした母がめぐり合い、悲しみを共有しながら生きていくことに希望を見出していく姿を描く。ごく平凡な日々を送っていた女子大生・門田清水は、ある日突然、母が他界。些細なケンカをしたまま母に謝ることができなかった清水は、後悔の念にかられる。一方、代々カトリックを信仰する家庭に生まれ育った高森砂織は、まもなく娘の一周忌を迎えようとしていたが、悲しみを忘れることができない。そんなある日、砂織は新たに妊娠していることが発覚する。清水と砂織はやがて浦上天主堂近くで偶然知り合い、心を通わせていく。祖父母が被ばく体験をもつ、被ばく3世という役どころでもある清水役に北乃きい、砂織役に稲森いずみ。故・黒木和雄監督の愛弟子で「誰がために」「火垂るの墓」を手がけた日向寺太郎監督がメガホンをとった。
スタッフ

監督/ 日向寺太郎 製作/鈴木ワタル プロデューサー/沢田慶
原作/青来有一 脚本/原田裕文 撮影/川上皓市 照明/川井稔
録音/橋本泰夫 美術/丸尾知行 装飾/吉村昌悟 編集/川島章正
音楽/小曽根真 主題歌/小柳ゆき 助監督/松尾崇 制作担当/中村哲也
衣装/宮本茉莉 スタイリスト/宮本茉莉 ヘアメイク/前田美沙子 スチール/遠崎智宏 キャスト/北乃きい 門田清水 稲森いずみ 高森砂織 柳楽優弥 廣瀬勇一 北条隆博 山口光太 渡辺美奈代 門田晶子 佐野史郎 門田守和 杉本哲太 高森博好 宮下順子 高森瀧江 池脇千鶴 高森美穂子  石橋蓮司 高森良一

作品データ
製作年 2013年/製作国 日本/配給 パル企画 上映時間 98分 映倫区分Gオフィシャルサイト




 今週も暑い日が続きました。
 おそらく、梅雨もはやくあけた分、その分だけ暑さもちょっと長引いていくのではないかと思われます。
 さて、今週、職場の「個人面談」なるものがあった。これは、夏季一時金(微々たる金額)にこれまでの成果に理由をつけて個人評価金額に差をつける面談があった。
 毎年のこととはいえ、いつもこの時間だけ理不尽な理由によって、いやな思いが残る一日でもあった。上司によって、減額する理由を何点か述べられ、その内容に納得するなかみでないことに反論し、さらに、あきらめとも、なさけなさに拍車がかかり、疲れる時間が過ぎていった週でもあった。

 人は最終的には「好き、嫌い」で評価しているように思える。同じ仕事をしていて、一方がミスしても、もう片方が上司に可愛がれれば一方は評価は低くなる…という仕組み。それが、この採点の弱点でもある。だが、誰かが、誰かを評価しなくては皆同じになってしまう。そのために、どうしても個人の感情が評価に私情がはいることとなる。
 よく、刑事番組で身内や友人、師弟関係など私情がはいりこむ事件にはその関係者は事件からはずす、という場面があるが、これはまとをえた理由だと思う。

 私の場合の評価、同じラインの場合、低い方にいつもなっている。やっぱり、低い査定がつねについて回ってくるのだった。
 ここには「なぜ?」はない。言ったら上司のいい加減なところが吐露してしまう。さらにはその評価のばかさ加減がわかってもしまう。そんなこんなで、理不尽という言葉をオブラートに包んで終了する。

 誰にも許す、許せない許容範囲がある。
 私の場合、これは範囲内になってくるのが恒例になってしまった。なぜなら、評価する上司の弱さもわかっているので追及したところで「できない」ことを怒りで固めてしまうだけだとも思えた。「できないことはできない」と大きな声で恫喝されて終わりなのだ。世の中にこんな人たちは五万といるだろう。

 面談後、思ったことは、負け惜しみにきこえるが、自分の気持ちをまげてまで上司のごきげんをうかがうほどにはなりたくないと…。
 そんなことをしていたら、ロボットと同じだ。職場の人間のなかでそんな人たちをみるにつけ、批判はしない。
 それにつけても、こんな人たちがいずれ、会社の上役になっていくのはなんの変化もないし期待もないということで、悲しいと思うのだ。
 だから、私は嫌われるのだろうし、査定は低い。これは、もう仕事のなかみでの話しではない。生き方の問題だろうと思う。
 「近親憎悪」という言葉がある。
 たぶん、相手の嫌なところがやたらと目につくということは、自分も同じ嫌な部分を持っているからで、それを見せ付けられているようで嫌なのだ。あの人とは一緒にされたくない、名の人には負けたくないと似た者同士は競いあう…(「たましいの場所」早川義夫著・ちくま文庫)

 世のなか嫌いな人、好きな人は誰でも思っている。それが、年配者の女でであろうと若者の男であろうといる。
 でも、大事なことは、その人といて落ち着けるし、楽しいと思うことが大事だと思う。ということは、やっぱり、好きな人になる。それよりも人生で大事な話し相手とおいえると思う。
 そいつとなら、どんな苦労も頑張ってできる人なのだと思う。そんな思いが年々、消えていくような面接だった。

 今、そんな人は会社内では数えるほどしかいない。それは、それでいいと思う。私は大衆をもっている政治家でもなく、人の命を救う重大な仕事している医者や弁護士でもないのだから。その日一日を、自分が、悪い成果ですといわれても納得する日々を送れればと思っている。
 正直なところ、誰しも他人にはよく思われたいと思うのが人情だろう……。
 そして、査定もAランクで…となっていれば、なにも考えずに過ぎてしまうものだろう。そうはいっても、他人のお世辞をして、自己嫌悪になってはたまらない……なあとも思う。そんな人と話しても、きっとつまらないし、感動しないだろうなあ、と思う。

まだまだ暑い日がつづきそうです。
くれぐれも体調を崩さないように暮らをお送りください。
今週はグチのオンパレードでした。
*読んでくださった方、ありがとうございました。

梅雨があけました……

2013年07月07日 | Weblog


 こんにちは……
 7月が始まりました、かと思いきや連日の猛暑……、となって関東地方も梅雨があけたそうです。もっと、ジトジトした日が続くかと思っていたのですが、今年は少し梅雨明けが早そうに思えました。(前日の夕刊によると、昨年より19日早く、1951年統計をとってから統計4位の早さ)

 私の大好きな夏がやって来たようです。
休日の朝、のんびり起きて静かな、少し涼しい散歩を楽しむのがいいです。

 暑いといえば、今週、第23回参議院議員選挙が公示されました。今回の選挙のながれは、東京都議会の勢いをそのままに自民党がどこまで当選者を出すのか、ということが注目されているようです。そんな、追い風の自民党の圧勝が報道されているようです。
 私にいわせれば「何で、自民党…」なのかね、と思います。安倍首相の「アベノミクス」で経済が本当にうるおっているかといえば、一部の投資家のマネーゲームが利益を得ているだけで、市民にとってはどこ吹く風、のようです。
 むしろ、これから自民党が圧勝の結果やろうとしている、「人の噂も七十五日」といわんばかりに憲法改正やTPP、原発再稼動などが心配です。

 私は個人的に、今回の選挙の争点は一番目に「憲法」だと思っています。日々、そのありがたさを感じたことがなかった憲法をもっと身近にしていく取り組みとして争点に加えて欲しいです。
 今、エジプトで軍のクーデターによって憲法が停止された状態になっています。これまで、いく度も武力衝突を繰り返しやっと「アラブの春」で選挙によって大統領が決まったエジプトでした。それが、軍が権力を掌握し、その結果として憲法が停止され、今日いたっている。
 そんななかでも憲法は、時の権力者の暴走をふせぐ、唯一の法律であるはずなのに、それが停止、ということは軍隊のやりたい放題に道をつくることでしょう。
 日本でもその動きがないかといえば、ないとはいいきれません。
 その結果、安倍政権は憲法改正から、自衛隊の呼び方を軍隊にする、といっています。軍隊が介入するということは、暴力装置としての力の政治があるようになるだけです。そんなことをさせないためにも、あらゆる人に対して法律で安全を守る義務と権利をつくっているのです。私たちが、時の政治家に面とむかって権力の暴走を防ぐ唯一の手段、それが憲法という法律であらからです。

 それから原発問題でしょう。
 最近また、安倍政権は国会で与党にまってから、「原発再稼働」をもくろみはじました。そして、その政治に敏感に反応したのが日本の電力会社の原発再稼働です。東京電力は、新潟の柏崎刈羽原発を再稼働を申請する動きをはじめたというニュースが流れました。これも、昨年の選挙結果でしょう。
 しかし、当の新潟県では「寝耳にみず」の状態で地元の意見がまったくないままの申請であったことに懸念を表明しています。

 それから、日本の電力会社各社(北海道、関西、四国、九州)は原発再稼働を考えているようです。なんとも、破廉恥なことをしてくれるのでしょうかね。いまだに、福島第一原発事故の解決もしていないのに……。さらには、いまだに日本の地震はときおりあるというのに……。
 そんな動きには、なんとも自民党の原発事故への対応より、推進の方向に強くかじをとっているようです。(まあ、昨年の選挙で国民がその事態を選んだのから、といえばそれまでですが)
  
 TPP問題。
 これは、結局のところアメリカの「食料戦略」の一環のようです。アメリカが世界に、とりわけ日本に対してやろうとしている「食も問題」です。
 そのやり方は、日本の農業を企業形態にして、小さな農家をつぶすというやりかたです、(堤未果著「(株)貧民大国アメリカ」岩波新書)の詳しくルポしています。これは、食だけにではなく、教育、医療など競争原理をいれ、利益追求型にもっていく方向です。まさに「アベノミクス」です。その結果、のこったのは、作る農業より、もうける農業になり安全性は危機に瀕するということになるようです。多国籍企業によって牛耳られていく日本の姿を予見しているようです。

 いずれにせよ…、選挙結果は少しずつ生活に繁栄してきます。その選択をしるのも自分です。いま、置かれている場所を考えれば何が大切なことは何か問いつづけていきたいものです。


 今日も散歩の途中……。
 朝も早くもないのに、ハスの植え込みのある公園は写真を撮る人たちでいっぱいでした。ほんとうはもう2時間ばかり早い時間だとハスもきれいに映えるのでしょうが。それにしても、みんな一所懸命です。他人のことなどそっちのけでハスの写真を撮っていました。
 私も散歩の横道にそれ、公園にやってきたのです。
 ハスの花はたくさんの種類があってどれも、咲く瞬間をのがしたような花でした。それよりも、写真を撮影している人たちの方が、いままさに満開で「一心不乱・至福のとき」の勢いでした。まさに趣味の醍醐味の時を見ているようで楽しくなってシャッターをきりました。

 どんなアングルで撮ればいちばんハスらしく、自分がイメージしたとおりになるのでしょうか。相手は何も語らぬ花です。人間がこうでもない、ああでもない…と思いつつカメラにものを言わせます。私にとっては、カメラは芸術品などとるような道具でもなくて、日常をおもしろおかしく、いろいろ工夫しながら生きている人を撮るのが大好きなのです。そんなわけで、今日も「いい写真が撮れた」と思える一日なりました。
 ちなみに、私が撮ったハスの花……?。
 公園の植え込みの花、それだけです。都会で見る花は、見る、観るだけでの花です。観賞用です。あるれいど手入れがあるのできれいなのは当たり前。あまり、興味はありません。季節を感じる花があるのはうれしいですね。




 日本の育児休暇は、きっと大企業と公務員にだけが適用されているよな環境をつくっているように思えた。
 私の働く職場。二人の育児をしている人がいる。時間をはやめにあがる制度は適用されている。だから、みんな残業しようがしまいが、帰っていく。
 それは、仕方がないのだが、残った人がその分残業をしていかないと終わらない仕事も多々ある。
 そんなとき思うことがある。
 「育児時間をとって変えるのはいいが、たまには早く帰れることだけが当たり前だと思わず協力してくれ!!」そんなことを、亭主と相談して仕事が混んでいるときは協力してくれ……、とも思う。

 教師のように代用教員もいない。大きな労働組合の庇護もない。連合はこんな小さな会社のことは何も考えていないかなあー。
 こんな思いで一番大変なのは、当の本人だろう。あげくの果てに職場の人と反目してしまう。ちっとも悪いことをしているわけでもないのに。
 そんなことを思った一週間だった。
 残った仕事をやっている人たちにも余裕がなくなり、ついぞミスなども起きてくる。そんな根本的なところが欠けているのが未曾有の中小組織なのだろう。

 待機児童が多い。それは多くはなるは……な。
 実際に職場でもこんな実態なのだから。
 本当に育児も仕事も両立したかれば、そんな人たちが「労働組合は関係ないよ……」ではなく、関係をつくって働きかけることが大事なのだろう。
 私には関係ない……ではなく、法律をいかすのもそんな実態のなかで働いている人がかわらなければいつになっても酷使される日々があるのだろう。
 そして、育児休暇制度はいいが、職場の実態にそったものも考えるときなのか。何でも「努力義務」ではなく、「義務」として法律になればいいのかな。



 梅雨が明けて、夏が夏らしくなってきました。どこへいっても汗はかくし、タオルははなせなくなりました。ただ、無理をすると暑さに負けてしまいます。熱中症になるともう休むだけです。休養が大事です。
 そして、十分な水分補給が大事だといわれます。

 最近、読みたかった本をインターネットを利用して集めています。予算は1000~2000円前後で無理のないような範囲(小遣い)で集めています。今、集めているのは「藤沢周平全集」です。全部で25~26巻あります。あせらず、一年かけて集めようと計画しています。古本屋専用のホームページで検索すると、日本中の古本屋から取り寄せられることがいいです。

 全国から来ますから、古本に対する保存方法がそのお店の品格みたいなところが見えます。神田神保町などへでかけていた昔もありましたが、それはそれで出かけた町をみながらということもあってそれぞれの特色があるお店があるところを見つけたりすると楽しいものです。
 神保町というところ古本ばかりではなく、スポーツ(山関係)のお店もけっこうありますから楽しいです。映画館もあったり、静かでいいです。
 何年先になるか、のんびりやっていきたいものです。



 今週は町に選挙演説の声が聞こえるでしょうね。
 毎日、利用している山手線の巣鴨駅前では毎日、どこかの政党の候補者が演説をしています。立ち止まって聞くほどの余裕がないのでチラっとみるくらいがせきのやまです。どういうつもりなのでしょうか……ね。あなたの演説をのんびりきくほど企業はやさしくないのにね。
 これじゃ「無党派」も増えるわけです。けっきょく頼るは新聞やテレビのニュースで各候補者の表情くらいです。その、マスコミが自民党優勢…とばかり宣伝していれば、日本人らしく「ながいものには巻かれろ」状態になるのが危険な気がします。これが、「お任せ民主主義」をつくっているのでしょう。

 マスコミは「中立」というのが原則ですが、それはたてまえで現実は権力やあるいは自分の方に有利なほうににじり寄っていくことが実態でしょう。表現の自由はあっても、明日は保障の限りではない、といういまのエジプトよりはいいですが、つきつめれば日本もそうなることはないとは言い切れません。
 そうならないように選挙も時間があるかぎり注目していきたいですね。

 今日は七夕でしたね。一年に一度、織姫と彦星が天の川を乗り切って会うことができるでしょうか。一年一度ですから、会わせてあげたいという思うのが人情でしょう。一度は結ばれた夫婦ですから、年に一度の再開はひとしおでしょう。
 そもそも、この二人は結婚して夫婦ということでした。しかし、機織りと牛飼いの仕事を怠けるようになり、天帝の怒りふれはなれ離れにされたというのが定説だそうです。まあ、人間謙虚で働き者であれ、ということなのでしょう。

 そんなことを思うと、未だに地元福島に帰れない原発の被害者のみなさまのことを思うと、避難されている方々の一刻も早く戻れる日がくるといいと思います。一年い一度、どこかの土地に一同に集まれる場所も国か東京電力が補償することも大事ではないかと思えます。


 それでは、また来週。
 来週は、3連休です。家族でもそれぞれ、自分の身体の調子を整えて何か計画中です。無理のないようにして欲しいと思うのですが。少しずつ暑くなると、体調もくずれがちになります。
 読者の皆様も、くれぐれも体調をくずさぬように。まずい!と思ったら休養です。それが、いちばんです。いつも思います。
 ちなみに、私は山歩きに行く計画です。
 *読んでくださった方、ありがとうございました。