日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

53回目の誕生日でした…

2009年05月10日 | Weblog

5月の大型連休も終わり、ちょっと一息いれているころでしょうか。今年の連休は楽しい思い出はできたでしょうか。ゆっくり自分の時間を持てるということは大切なことだと…つくづく思った休みでした。
私にとっての連休は、次に楽しむことが見つかった休みだったことが大きな収穫だったと思います。(神田川を歩くとか…)
今月はどこへ出かけるにも、暑くもなく、寒くもなくひじょうにいい季節だと思います。ひごろ、運動不足の解消ということで近所の路地や公園にいってみるのもいいかもしれません。
お疲れ彼様でした!!

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┃今┃週┃の┃気┃に┃な┃る┃事┃…┃
 今週もあいかわらず「新型インフルエンザ」に振り回されていたように日々でした。日本人もついに感染者が出たようです。いま、いちばん仕事しているように見える厚生労働大臣が「水際でくい止める」といっていますがどうなることでしょう。
 さて、今週の「気になる事」ですが「裁判員制度」についてです。もう、時間の問題で実施されそうです。で…いったいどうなるのでしょうか。
 最近、冤罪事件(足利事件など)が多くなっているなかで「有罪」にしてしまった人が民間人であったら…と思うと罪を裁いた人も裁かれた人も人生が変わってしまうのではないあと思うと不安になります。
 さらに、裁判員には「守秘義務」などという罰則がつく…。会話もできないかもしれません。暗黙が不安をあおるような「守秘義務」制度、素人には思い鎖のように思えます。
 どうなることか。もう少し勉強してみる価値はあるようです。




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┃今┃週┃の┃現┃場┃は┃…┃
 今回は私事で恐縮ですが…ついに私たち夫婦も25年経ったということを娘にいわれて驚いてしまいました。
 本人は日々の生活でせいいっぱい、○○記念日なんてついぞ遠いことのように送っていました。こんなときは、親しい友人や子どもが気づいてくれるようです。いやはや、なんとも長い間、夫婦(ガマン…失礼)で頑張ってきたかと思うと感心しています。まだまだ、これから続くであろう生活のことを思うと、今日一日はほんの通過点にすぎないですが、その日を一つの節目として娘が祝ってくれました。
 1日、新橋演舞場で「歌舞伎」に招待され、楽しんできました。

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 私にとって歌舞伎…?ちょっとピンとこないというところが正直なところでしょうか。それでも、わたしが「鬼平犯科長」の中村吉衛門が好きだとういうことを知っていてくれた娘が「これだら見られるだろう」と思いチケットを買ってくれたものでした。だいたい、歌舞伎ときくと「高い、長時間、退屈」というところが私のイメージでした。さらに、もうちょっと年齢がいって、時間的に余裕があったらと思っていましたが(余談ですが「サザエさん」でカツオの母親・フネが時々、歌舞伎にいってくると言っているシーンを思うと…)。

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 さて、感想ですがたいへんおもしろく見られました。
 「鬼平犯科長」はテレビドラマでおなじみのシーンが舞台のうえで繰り広げられて楽しい。しかし、テレビのように景色や鬼平のすきな酒の肴の内容がでていないということにはもの足りなさを感じます。舞台では、人の心をキビというのでしょうか、悲しみ、楽しみ、厳しさをダイレクトで表現されます。さらに、歌舞伎役者をなまで見られる迫力があります。やはり、本物を身近にみるということは迫力をじかに訴えてきてくるようです。当たり前ですが、役者にとって全てが本番という覚悟もみている人に感動を持たせるのでしょう。
 2部の「於染久松色読販」も歌舞伎役者がいれかわり立ち代り、スピードがありまた人も面白さや(騙されて舞うしまう人)、悲しさ(悪党が人間の欲望を満たそうとする)などがこっけいに演じられて笑え、マジックショーのような変身術など、この作品もいいものでした。

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 歌舞伎をみていたら、いつのまにか江戸時代にもこれと同じような舞台が演じられていたのだろうと思いました。おおよそ、歌舞伎は庶民の楽しみであったのですから…。
 『お能』が権力者の見るものあるなら、『歌舞伎』は庶民の演劇だったと聞きます。人の思いを、代わって演じていることが楽しみだったでしょう。
 「中世の民衆がその生活のなかから生み出してきたさまざまな芸能が、封建社会の強化期に歌舞伎となって凝集した…。伝統文化として脚光をあびる歌舞伎が民衆の喜びや悲しみを盛り込んだ歴史…」(「歌舞伎以前」林屋辰三郎・岩波新書)。と書かれています。まさに歌舞伎がうまれる時代をひもといていくと、また歌舞伎の魅力を強く感じることができるのでしょう。
 最後に、小説でも古典というものが今でも読まれてつがれているにはそれなりの理由があるように、遠い昔から現代まで延々と受け継がれてきた歌舞伎もそれなりの理由があるのでしょう。生活するなかで、千差万別それぞれの生活があります。日々の悲喜こもごもが演じられているのでしょう。その一部分が、近所のおじさんにそっくりだったりして共感するものもあるのでしょうね。時代のなかで生きてきた生活してきた人々の姿を映し出しているのではないかと思います。行って、見て、それは、何か知ってみるのもいいのではないでしょうか。
 また、ぜひみたいものですネ。
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 夜の部(16時~20時30分)
一、鬼平犯科帳(おにへいはんかちょう)
狐火 
長谷川平蔵  吉右衛門            
密偵おまさ  芝 雀           
狐火伜又太郎  錦之助            
同弟 文吉  染五郎               
お久  隼 人             
河合伝内  由次郎            
小房の粂八  歌 昇           
瀬戸川の源七  歌 六            
相模の彦十  段四郎
二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
お染の七役   柳島妙見の場より   向島道行の場まで 油屋娘お染/丁稚久
松/許嫁お光/後家貞昌     奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六  福 助
鬼門の喜兵衛  染五郎               
女猿曳きお作  高麗蔵                
油屋多三郎  桂 三                 
召使お勝  歌 江                 
船頭長吉  錦之助               
山家屋清兵衛  歌 昇                 
百姓久作  段四郎

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たまたま、読んでくださった方、ありがとうございました。