パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ザ・バッド ★★★.5

2015年02月03日 | DVD作品ーさ行
クリストファー・ウォーケン×モーガン・フリーマン×ウィリアム・H・メイシーなど、名優・怪優揃い踏み!!美術品強盗団参上!!3人合わせて200歳越えの強盗団が大活躍!!
あらすじ:美術館の警備員として人生を捧げて来たロジャーとチャーリー。ところが新任の館長によって館内の展示物が一新されることになり、2人の愛する絵画がデンマークへ送られる事を知り愕然としていた。なす術も無く、ロジャーはデンマークへ引っ越す事を考えるが到底無理な発想なので諦めかけていた。
しかし、同じ悩みを抱えるチャーリーが自分たちの絵画を守るため盗み出そうと言い出す。年老いた定年間近の警備員である自分たちにそんな大胆な行動は無理だと本気で取り合わなかったロジャーだが、同じように彫刻像に思い入れのある夜警担当ジョージの存在を知り計画に誘う。
美術館のセキュリティーは強敵・・・。3人は入念な作戦会議を開き、予行練習を行い、美術館からお気に入りたちを盗み出す為に搬出作業当日の勤務に志願する。搬出作業の当日3人は美術館倉庫へ堂々と入り込み本物と贋作のすり替えの手筈を整える・・・。
【キャスト】クリストファー・ウォーケン『ヘアスプレー』『燃えよ!ピンポン』
モーガン・フリーマン『RED/レッド』『インビクタス/負けざる者たち』
ウィリアム・H・メイシー『ファーゴ』『団塊ボーイズ』
マーシャ・ゲイ・ハーデン『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』
ジョセフ・マッケンナ『ロング・キス・グッドナイト』
【スタッフ】
監督:ピーター・ヒューイット、脚本:マイケル・ルシュール、制作:モーガン・フリーマン、ウィリアム・H・メイシー、音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ、撮影:ウエリ・スタイガー(Amazonより)
<感想>この作品も未公開ですよね、これは実に面白かった。私の好きな俳優さん、クリストファー・ウォーケンにウィリアム・H・メイシーとモーガン・フリーマンとくれば、大御所の俳優さんですよね。まぁ、爺さんには違いないけれど、シルバー世代俳優3人が共演するクライム・コメディ。
毎日ボストン美術館内の警備をしている内に、その中でもお気に入りの絵画とか、ブロンズ像もあるわけで、仕事の合間にはその絵の前で一人悦にいったりしてたもので、それが全部デンマークへ送られる事になるのです。
すわ一大事とばかりに3人組で、自分達が働いている美術館の絵2枚とブロンズ像一体を盗むんですから、どうなることやら。

プロの強盗ではないのですが、勝手知ったる我が家同然の美術館なんです。それを利用するわけなのですが、盗んだ絵画2枚とブロンズ像一体の代わりの贋作を用意しなければならず、ブロンズ像はウィリアム・H・メイシーさんが、自分で毎日せっせと彫刻を彫っているものを使うことに。
メイシーさん体鍛えていて、夜の見周りの時に、その彫刻の前で素っ裸になり同じポーズをとる癖があるんですね。あと最後に木箱の中の車に忍び込むときも、素っ裸でびっくりですから。
3人は狙いの美術品を搬出前夜に、用意も周到に、アクションというよりもコメディですね。それぞれの贋作とすり替え、本物を盗み出す計画を実行するのですが、搬出作業当日、すり替え作戦を行ったジョージと、彼の抱える本物の入った箱が、手違いからデンマーク行きの車の中に。実は、ジョージは体が小さくて軟らかだったので、盗んだ箱の中へ裸で新入していたのですね。

さぁ~、大変その車を追うのですが、実はロジャーが奥さんと旅行する約束をしていて、そのすり替え作戦の当日がその日だったのです。一緒に空港まで行く2人と奥さん。手違いでデンマーク行きの車の後ろから、あわてて助けの手を振るジョージの姿が見える。
それからの爺さんたちの手際のいい事といったら、展示品に“萌え”る一風変わった愛は子供のようにピュアなんですね。でも、その行動は大胆にして無鉄砲。喜々として演じる老優たちのいぶし銀の魅力がたまりません。
ちなみにロジャーの奥さんを演じたのは、マーシャ・ゲイ・ハーデン。彼女が浜辺でロジャーが好きで盗んだ絵の彼女そっくりのポーズをとる場面では、ロジャーもドッキリして奥さんの美しさを見なおすわけなんですよ。
ラストで、デンマークの美術館で贋作が展示されているシーンが映し出され、そこにもまた自分たちと同じ警備員が、そのロジャーの絵の女にうっとりしている場面では笑いが込み上げますよ。
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