パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

マジック・マイクXXL ★★

2015年10月20日 | アクション映画ーマ行
チャニング・テイタムの実体験を基に、男性ストリップの世界とその裏側を描いたマジック・マイクの第2弾。前作から3年後を舞台に、引退を決めたかつての仲間たちと共に最後のショーを飾るため、ダンスコンテストを目指すさまが展開する。チャニングのほかマット・ボマー、ジョー・マンガニエロらが続投し、彫刻のような肉体と情熱的なダンスを披露。さらに『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのエリザベス・バンクス、『ラム・ダイアリー』などのアンバー・ハードが新たに参加。

あらすじ:3年前に男性ストリップのパフォーマーを引退したマイク(チャニング・テイタム)は、念願の家具店を開業したが、仕事の方は火の車で保険金も払えない。恋人のブルックも出て行ってしまったし、こんなはずじゃあなかったと。そこへ、かつてのボス、ダラスが死んだという電話があり、喪服姿でかつての仲間たちと再会する。ダラスの死のことは、マイクを呼び寄せるための口実だった。

同じく引退を決意した仲間たちと、最後にもう一発ド派手なショーを決めようと盛り上がり、サウスカロライナ州、マートルビーチで開催されるダンスコンテストを目指すことに。ワゴン車で道中さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、彼らは持ち前の肉体美とサービス精神で女性たちを魅了していく。

<感想>男性ストリッパーから肉体派俳優へと転じたチャニング・テイタムの自伝的映画マジック・マイクが大好評だったので、だったら続編をもう1本撮っちゃいましたって、そう簡単に観客は望んではいないようだ。シネコンで公開されたが、座席はガラガラで客席は女性のオバサンが3人だけでした。
今回は、ダラス役のマシュー・マコノヒーは、仲間のストリッパーたちを捨ててキッドだけを連れて香港へと出かけたらしい。

れでも、見どころは何て言ってもチャニング・テイタム。家具を作りながら身体が勝手に踊りだすシーンを皮切りに、女性たちをドキドキさせる意外性のある色っぽい大人のムーブがポイントで、ダンスはどれも見応えあり。ラストのコンテストでの大きな鏡を中央に、女子を椅子に座らせて、まるで対比しているかのように、向かいの黒人ダンサーと同じ振り付けのダンスを踊るという手法にびっくりですから。

その他、ムキムキマッチョマンたち、マット・ボマーは踊りというよりも、歌が上手かった。特に「エデン」という曲を甘く謳い上げるのだ。それに、巨根過ぎて悩んでいるジョー・マンガニエロと、絵画のセンスを持ち合せる通称ターザンの、プロレス出身であるケヴィン・ナッシュやデブのオカマの運転手とか、ステージで踊る異次元のパフォーマンスを堪能しよう。

ストリップ稼業にも賞味期限があることは、マイクたちも承知しており「最後にデカイ花火を打ち上げようぜ」と、ラストステージを飾るべく、全米ストリップコンテストを目指すというロードムービーになっている。

だから、途中で砂浜での女性といちゃいちゃや、マイクの元カノであるロームこと、ジェイダ・ピンケット=スミス(ウィル・スミスの奥さん)の館へいき、そこでは女性客相手に、マッチョマンたちのストリップショーが各部屋で行われているのだ。中でも黒人ダンサーたちの、刺激的な過激なショーに圧倒されまくりですから。

この観客の女性たちは、夫や恋人に踏みつけにされた女たちで、夜な夜なこの館へ集まって来て、マッチョマンたちに慰めてもらっているという寸法。
まぁ、このロームことジェイダ・ピンケット=スミスを司会にして、大会へ出ようと考えているのだから、ここへ寄るのは仕方がなかったようだ。

でも、もう一つ、浜辺で引っ掛けた女の子の豪邸へ押しかけるも、母親がアンディ・マクダウェルで、巨根のジョー・マンガニエロに慰めてもらいご機嫌のママ役を演じている。
その娘にアンバー・ハードが、お相手はもちろんチャニング・テイタムですよ。この場面はいらなかったのでは。

しかし、今までの警官の姿で踊ったり、消防士だったりでは客に飽きられるし、今風のテクノポップスの音楽にノリノリで踊らないとダメだとマイクが考えた振り付けは、それは現代風でありマイクの想いがダンスに現れていた。
ダンス会場での最新のダンスは、腰大丈夫なのと「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のベッドシーンを真似てダンスでは、観客をステージへ上げて、手足を縛りつけてその女性へ男性ストリッパーたちが身体をくねらせて踊るという。
前作で監督を務めたスティーヴン・ソダーバーグは製作総指揮だけでなく、撮影・編集も担当。もちチャニング・テイタムも製作に参加してるし、それでも、ダンスが日本人には、Tバックで腰を振る男って、ちょっと卑猥で過激な感じがするので、目のやり場に困ってしまう。R-15+指定ですから。
2015年劇場鑑賞作品・・・212映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング