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パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ラスト・シャンハイ ★★★.5

2013年10月18日 | DVD作品ーま行、や行、ら行
1930~40年代の激動する上海で裏社会のトップへのぼりつめ、愛する女性との別れと再会を繰り返しながら、やがて戦争の渦に巻き込まれていく男の姿を描いたドラマ。
貧しい家庭に生まれ育ち、果物屋で仕事をして生計を立てるチェン・ダーチーは、愛する女性ジーチウと別れ、ある騒動に巻き込まれた彼は、それをきっかけにして上海マフィアのひとつである青幇へと入会することに。青幇の権力者である黄金栄の妻からの信頼を得て、チェンは次第に上海黒社会で頭角を現す。
持ち前の頭の良さや度胸を武器に上海の裏社会で頭角を現したダーチーは、やがてジーチウと再会を果たすが、自分とは住む世界が違うと悟ったジーチウはダーチーの前から姿を消してしまう。

時は流れ、日本軍が中国侵攻をうかがっていた1937年、ダーチーは地下組織の一員であるチェン・チェイメイの妻になっていたジーチウに近づき、地下組織のリストを手に入れるよう命じられる。製作に「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ。
マフィアのボスにサモ・ハンが、ダーチーの幼馴染の女ジーチウにヨランダ・ユアン、日本軍の西野少佐には倉田保昭が出演している。

<感想>9月に公開されたチョウ・ユンファのアクション映画、地方では上映されなかったので、早めのDVDレンタルで鑑賞。舞台は1930年~40年代、日本軍が侵攻していた激動の上海。暗黒街のボスに登りつめようとする男の生き様を描いている。主役の若き日を『イップ・マン 葉問』などのホァン・シャオミンが、中年期を『男たちの挽歌』シリーズなどのチョウ・ユンファが、ダブル主演を務めたクライムムービー。監督は「ゴット・ギャンブラー」(89)、「シティハンター」(93)などの作品で一時期、香港のバカ映画の帝王とリスペクトされていたバリー・ウォン。
この監督は何でも撮れる器用な男で、おまけにサービス精神を過剰に持っている人なので、本作でも主人公とヒロインの悲恋や、ハードな裏社会の抗争劇に、日本軍による侵略、そして抵抗と。などの要素をぎっちりと詰め込んだ濃すぎる内容に仕上がっている。

特に日本軍による上海大空襲シーンは圧巻です。そしてクライマックスでは、拳銃・ガバメント片手に修羅場に飛び込んでいくチョウ・ユンファの姿を見ていると、「ガン・アクション映画にぴったりな男」と思わずにはいられません。
身体の動きに、少し年を取っている気配は感じますが、それでも愛する女のためなら、自分の命の一つや二つ投げ出しても構わないというような、男らしさを感じました。
しかし、ダーチーは仲間を大事にするので、右腕の男の凄まじい死にっぷりに唖然とし、もう一人おデブの子分も最後までよく働いてくれたと感心。

若き日のダーチーを演じたホァン・シャオミンも美青年で中々でしたが、後半部分での美味しい役を全部チョウ・ユンファがかっさらってしまったということですかね。

相手のヒロイン、ヨランダ・ユアンも綺麗なんですが、他の男と結婚してしまい、ダーチーは年下の若い女と結婚します。その女性の方がどちらかと言うと、私には綺麗な女優さんだと思い、夫を愛するあまりに敵の男の愛人にまでなって、最後にはその男を拳銃で殺すという。幼なじみの女ジーチウに一途に熱を上げるのもいいのですが、こんな女性の生き方の方が私には好みですね。
クライマックスで、日本軍が侵攻して来る中、敵のマオ将軍を倒して妻の亡骸を抱いて車に乗る。最後の日本軍による銃弾の嵐の中、妻を必死と抱く男の姿に痺れます。
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