パンフルートの管の並びは右側低音で伝わって来ており、私たちはパンフルートとはこんなものと多少疑問には
思いつつ慣れ親しんで来ております。
写真左が従来より伝わって来ておるルーマニア標準型アルトパンフルートで左流れ。
右が現在製作中の標準型とは正反対の流れとなる、左低音のアルトパンフルートで右流れ。
日本の現時点ではルーマニア標準型96%、左低音の右流れパンフルート4%ぐらいの比率になっております。
みなさんは右流れ・左流れどちらのパンフルートをもたれて練習されてもよろしいです。
どちらも習熟度に差はありませんのでどちらの道から進んでも到達点は同時期になると思われます。
私が左右流れのパンフルートの感覚の違いについては「たまたま生まれ育った国が左側通行であれ右側通行であれ、
真反対の交通ルールに皆したがって問題なく生活しておられます。」と説明しております。
ただルーマニア型パンフルートは代表的な鍵盤楽器であるピアノと反対方向の流れになっており、その1点で戸惑う
方が多いのは事実であります。
最近私の工房では右流れの注文が増えているので右流れ専用の組み立て台を作って対応しております。
パンフルートを使用される方の感覚の問題ですから、こちらからルーマニア型を押し付けるわけには行きません。
今後は上記理由で右流れパンフルートの需要が増えることが予想されます。
風の音パンフルート製作工房では広島産の竹と木を使った楽器作りを行なっております。
見学は広島市安芸区上瀬野町205へ、お問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。