パンフルートは1管1音の多管楽器であり、それを手に持って管移動の操作をするものですからおのずと巾(管数)
には限界があります。
小さい順より、ソプラノ・標準型アルト・テノール・バスパンフルート。
標準型アルトパンフルートの最低音ソは、5線譜上第2線のソに記譜されます。
パンフルートの管数はピアノのように多くの音程を並べるわけには行きませんので、管数を最低限に絞って4種類
の型として製作されています。
やはり音程の限界のあるフルートも長さを変えて出せる音域を広げていますが、同じような考えと思われます。
今日本で流通しているパンフルートは8割方標準型アルトパンフルート(低音ソから始まり3オクターブ22管)です
ので、みなさん手持ちのパンフルートはアルト型が多いのではないかと思われます。
次に多いのが中音域テノールパンフルート(当工房では最低音加線下第1線上のドから始まり3オクターブ+1のレ
までの23管)で標準型より高音部を3管カットし低音部に3~4管プラスしています。
ソプラノパンフルートは標準型の低音部を2管カットした20管。
バスパンフルートは標準型を1オクターブ下げて同じ管数で22管です。
風の音パンフルート製作工房では温かく柔らかい音の広島産竹を使って楽器作りを行なっております。
購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。