ぶらぶら人生

心の呟き

杏子の開花

2014-03-18 | 身辺雑記
            杏子の花、梢の先に開き始める。

           
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3月の月

2014-03-17 | 身辺雑記
               16、17日の両日、深夜の玄関先で、3月の月を眺めた。
                  月は、前の家の、屋根の上に、上っていた。

               
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春一番

2014-03-16 | 身辺雑記
 春一番の風が吹き、その今日、シデコブシの花が開き、クロッカスの花も咲いた。
 

      

                   
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3月の庭 (再 <丁子恵美>さんの作品)

2014-03-15 | 草花舎の四季
 昨日、郵便局へ出かけた後、草花舎で食事をした。

     

 前日来、天候が定まらない。
 昨日も、傘の手放せないお天気であった。
 食後、庭歩きはせず、丁子恵美さんのガラス作品の一つ一つをを見て回った。
 常識的ではない形なのに、不思議な調和がある。施された色にも。

 今回は、場所を得れば、さらに個性を発揮しそうな、見ごたえのある大きな器たちを紹介する。

  
   

   

   

   

    
                                  お雛様


          

 昨日は、ちょっと変わった読書をした。
 草花舎の書架から取り出した本は、絵本であった。
 『わすれられないおくりもの』 (スーザン・バーレイさく え ・小川仁央やく)

       
             
                     表紙

   
  最初のページ(老いたアナグマ)・ 最後のページ(亡くなったアナグマに「ありがとう」を言うモグラ

 この本は、幼い子どもの心にどう響くのだろう? などと考える前に、大人の私の心が揺さぶられた。
 昨夜、就寝前、ベッドで目を閉じたときにも、アナグマの静かな最期をの姿を思い浮かべていた。

 このお話は、衝撃的にも、年老いたアナグマの安らかな死から始まる。
 死期を悟っているアナグマは、静かな最期を迎える。
 お別れの手紙を書き、愛用のゆり椅子に腰かけ、やがて眠る。
 夢の中で、アナグマは長いトンネルを抜け、晩年愛用の杖も必要でなくなり、自分の足で軽やかに走り続け、やがて浮き上がるような浮遊感を覚えて自由になる。
 アナグマの安らかな死である。

 これは、大人の読むべきお話ではあるまいかと思う。
 大人でも、私のように年老いていればなお、最初の場面に描かれた死のイメージは、至福の出来事に思える。
 この場面を読んだだけでも、満足である。

 が、このお話は、<わすれられないおくりもの>なのだ。
 アナグマからいろいろなことを学んだ森の動物たち、キツネ、モグラ、カエル、ウサギなどは、アナグマを失って、深い悲しみにすずむ。
 しかし、春の訪れるころには、アナグマと一緒に暮らしていた間に、アナグマから受け取った、愛の溢れた贈り物の存在に気づく。そして、悲しみは感謝に変わってゆくのである。

 小さなお話だが、意味は深い。
 平和な社会の理想郷みたいだ。
 私はアナグマのようには死ねないのかな。
 生前の善行がないからなあ、と考えてみたりする。

 とにかく、一読後、「ハイ、さようなら」とは言えない、深い味わいを残す、いい本だ。 
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春の便りとプレゼント

2014-03-14 | 身辺雑記
 一昨日、ゆうパックの小包が届いた。
 送り主は、兵庫県在住のHさんだった。

 近況を伝える便りのほか、絵手紙と、炭屋の<いかなごのくぎ煮>(新子)・箔一の<ジュエリーボックス>が入っていた。


 
            

   

 絵手紙には、お雛様と紅梅が描かれている。
 添えられた文字は、以下の通り。

    三月間近
     今年も
      嫁、孫、と一緒に
      七段雛を
       飾りました

    遠い遠い日の
     母の
    面影が
     重なり
       ます


 
 T さんと、その一家の幸せが感じられる絵手紙である。

 今は、いかなご漁が解禁となり、初物の出回る季節らしい。
 時期を同じくして、朝日新聞の<声欄>に、くぎ煮を作る春の楽しみについて、老女が投稿しておられた。
 私は、生きたいかなごの小魚を見たことがないし、くぎ煮をしたこともない。
 この季節、手間をかけて作られる佃煮のようだ。

 さっそくいただいた。
 その味は美味で、ご飯がますますおいしくなった。
 佃煮というのは、材料の如何にかかわらず、味が均一的になりがちだ。
 だが、このくぎ煮は、素材のうまみを生かし、おいしく作られている。

 ジュエリーボックスは、 金沢の箔一の品である。
 図柄が美しい。
 蓋を開けると、その裏は鏡である。
 私の持つジュエリーのうち、このボックスに似合いそうなものを選んで、収めようと思っている。          

 <いつの間にか誕生日(私の)が過ぎ…>と、便りに書かれていた。
 誕生日祝いの気持ちも添えた贈り物なのであろう。

 Hさんは、昔、ご縁のあった人である。
 人生の、ほんのひと時のつながりから、今も続いている交わりをありがたいことに思う。


 3・11から3年、その夜か前夜、NHKで、鎮魂の歌番組が組まれていた。
 聞くともなく聞いていた時、幾人もの歌手に交じって、さだまさしさんの歌が聞こえてきた。
 
 NHKの放送番組、「鶴瓶の家族に乾杯」のテーマ曲として、なじみの曲である。
 今までは何気なく聞いていた歌詞に、その夜は、思わず聞き入った。
 

    古い時計が時を刻むように
     緩やかに年老いてゆけたらいいなどと
     この頃思うようになりました


 と、歌っている。
 一度聴いたら、忘れることのない、あの声で。

 いい歌詞だなと思った。
 そうだ、<緩やかに年老いてゆけたらいい…>と。

 さっそく、CDが欲しくなり、先日、ジャスト店で求めた。

           

    誕生祝をありがとう
     忘れずにいてくれてありがとう
     誰かが私の生まれた日のこと
     憶えていてくれると 独りきりではないと
     とても勇気が湧いてくるのです


 と、続く。

 <B1rthday>と題する歌であることも、実は知らなかった。

 昨日来、CDを繰り返し聞いている。
 Hさんに、さだまさしさんの歌詞の心を、お礼の気持ちとして送りたい。           
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春嵐の日に

2014-03-13 | 身辺雑記
 朝から、春の嵐である。
 雨と風!
 

 尋常な吹き方ではないので、裏戸を開けて、様子をみた。
 ゴミ箱の蓋が、2個飛んでいた。

 風雨の中、蓋を拾いに庭に出た。
 昨日は蕾だった椿の花が咲いていた。(実は、ピンクの蕾には気づかなかった。)

 白とピンク、それぞれ一つずつ。
 昨日の春日和に、促されたのだろう。
 だが、今日は最悪のお天気。
 気の毒千万!

      

  
      
 
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張る➡春

2014-03-13 | 身辺雑記
 <春>の語源は、<張る>らしい。
 草木の芽が<張る>季節。

 (田畑を<墾(は)る>意、気候の<晴る>意から、という説もあるようだ。)

 とにかく、四季の中では、最も力が満ちて、自然が萌える季節である。
 

 昨日の庭には、春の日差しがあふれ、木々にも地面にも、<張る>生命力が感じられた。 


           

       

       

                  

    
       

 芽吹きを眺めながら、鶯のさえずりを聞いた。
 ホーホケキョとひと鳴きし、ひとときのしじまの後、また、ひと声鳴いた。
 鶯が、里まで下りてきたらしい。
 佇んで、宝物のように、その声を受け止めた。
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驚きました!

2014-03-11 | 身辺雑記
 今日は、T 医院に出かけた。
 定期検診を受けるために。

 診察室に入ると、いきなり
 「ブログを書いておられるのですね」
 と、先生に言われ、びっくりした。
 「県知事賞も受けられたようで…」
 とも。

 それは、もうかなり昔の話である。 
 私は当時、確かにもっと熱心に、ブログを書いていた。
 高齢(当時75歳)でありながら、PCを楽しんでいる、というので表彰されたのだが、背景には、PCの手ほどきをしてくださったソコロシステムズの推薦があってのこと。
 特別晴れがましいことでもない。
 現在は、高齢者であっても、PCに精通した人は、かなり増えているだろう。
 

 ただ不審に思ったのは、どうして私のブログのことを知られたのか、という点だった。
 看護師のおひとりから聞いた話では、<県名・市名・私の氏名>で、検索したところ、ブログにたどり着けたとのことである。
 そんな簡単なことで、ブログが開かれるとは思ってもいなかったので、実に驚いた。

 帰宅後、私のPCで試みたところ、簡単に出てきて、再度、驚いた。
 私の実名で検索できるのは、県知事賞のせいだと判明した。

 おまけに、私と同姓同名は、県内には一人もなく、日本全体には18名いることなども分かった。
 PCの処理能力には驚嘆するばかりだ。
 資料は電話帳以外にあるとは思えない。
 電話帳には、未登録の人もあり、同姓同名の数は、多分もっと多いだろう。
 <○子>のように、<子>の付く名前は、近年、ほとんど見かけない。
 私と同姓同名の<○子>は、年々減ってゆくに違いない。

 今日は、驚きの連続であった。

 先生が、私のゆとりのある生活を羨まれた。
 PCで、遊べる生活。
 そのお気持ちがよくわかる。
 私も、仕事をしていた当時はとにかく多忙で、職業以外のことには目を向けるゆとりがなかった。
 花を眺めたり小鳥のさえずりに耳を傾けたり…といった潤いのある生活はできなかった。
 賃金を得ながら働いている間は、多忙と拘束から逃れることができなかった。どこか間違っているとは思いながらも。
 現職の人は、今も同じなのだろう。

 そう考えると、老いて、いいこともあるのだ。

 写真は、T 医院に活けられていた紅梅である。
 その下の写生画は、最近、医院に置かれた鉢の花を、いつも優しい看護師さんの描かれたもの。


             

   

             
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蕗の薹

2014-03-08 | 身辺雑記
 家の庭で、蕗の薹がのぞく場所は、例年決まっていた。
 が、今年は、いつものところに姿を見せず、思いがけない場所に、一つだけ、緑の花茎が頭をもたげた。

      

 一つの命の誕生である!
 けなげな命を眺めて、ただそれだけで嬉しい。
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山口へ

2014-03-06 | 身辺雑記
 春の雪景色の中、山口へ出かけた。
 全国的に寒さがぶり返し、各地から雪のニュースも届いていた。
 今年は、春の足取りが不確かだ。

 県境にも、うっすら雪が降り積もっていた。
 モノクロームの風景の中を、友人の車に乗せてもらい、往復した。

        


 桜の季節には、春の旅に出かけたいと考えている。
 山口の<JTB>に出かけて相談するなど、所用を済ませた。

 本屋では、嶋田祥造さんの著作 『アー・ユー・フリー? 自分を自由にする100の話 』 (小学館・2014年3月刊)に出会った。

          

           
 嶋田祥造流に言えば、思いがけず「恋人」に会った思いである。
 
 (この本の中《P35》で、嶋田さんは、様々な恋人として、<実際の恋人、アメリカ文学という恋人、詩という恋人、絵という恋人、老子という恋人>などを挙げておられる。)

 同じ意味で、嶋田祥造という人は、私にとって魅力的な恋人と呼びたい存在である。
 かつて、上京の際、大丸の三省堂書店(今は、ない)で買った『求めない』 (2007年刊)を、書店に付属した喫茶店の窓際で、コーヒーを飲みながら読んで以来の……。

 今回購入した本は、嶋田祥造さんの、27の講演から、抜粋された100の話からなっている。
 話し言葉が文章化されたものなので、作者の生の声を聞く思いで読むことができる。

 「アー・ユー・フリー?」という題名は、
 「心が解放されているか?」
 「心がいきいきしているか?」
 との問いかけである。
 日々の過ごし方を振り返りながら、いろいろ考えさせられる。
 
 まだ10話を読んだだけである。
 が、そう在りたいと思う話ばかりである。

 その一つ。

 <「センス・オブ・ワンダー」、つまり、物事に驚くマインドというものをもち続けていれば、私たちは老化しない。逆にいくら年が若くても、驚くことのできない人は、年寄りだといっていい。幼い子どもが驚きでいっぱいなのに接すると、つくづくすばらしいと思います。>

 と、ある。       
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