サイタ
サイタ
サクラ
ガ
サイタ
隣家の桜が、ほぼ満開となった。
静謐な美しさ!
ひとりでに、大昔、小学校で最初に学んだ国語教科書の文(上記)を思い出す。
<サクラ読本>(昭和8年~昭和15年)を学んだ世代は、かなり高齢化している。
が、同世代の人であれば、誰しも無条件に、口ずさめる一文であろう。
快いリズムとともに。
<サイタ サイタ サクラガ サイタ>の次は、<コイコイ シロコイ>、<ススメ ススメ ヘイタイ ススメ>と続いた。
私の場合、記憶はそこまでで、その先は、思い出せない。
小学校、4年の教科書に、<万寿姫>の話が載っていたように思う。
かなり長文の、哀しい物語であった。
それを一度も言い直しせず、完全に朗読できるようにと、先生の指示を受け、懸命に朗読の練習をした記憶がある。
入手できれば、小学校の読本を読み返してみたい。
<サクラ サクラ>と口ずさみながら、国語教科書は、いつも時代を映す一面を持つものだろうな、と思ったりする。
とにかく今年は、戸外を歩めばあちことで、桜に巡り合えそうである。
昨年のように、桜の眺められない春など、春ではないような気がする。
隣の桜を眺めた後、朝の庭を一巡した。
沈丁花は満開となり、海棠は咲き始めた。
チューリップも、一部咲き始めた。
終日、花壇を眺めては、変化を楽しんでいる。
はやくも、3月、去る!!
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