21日の昼過ぎ、窓から外を見ると、空が無気味なほどに晴れ渡っていた。
こんな日、家にくすぶっているのは、精神衛生上よくない、そんな口実を設け、草花舎に電話した。今からでも、昼食がいただけるか、と。
1時を過ぎていた。
「大丈夫、どうぞいらしてください」
との返事だった。
外に出てみると、哀しいほどの青空だ。頭を360度回転してみたが、雲のかけらもない。(写真)
虚空は寂しい。一片の雲でいいから存在してくれと、念じたくなるほどだった。
草花舎で、食事をすませると、2冊の図録を丁寧に眺めた。
一冊は、「高島野十郎展」の図録(1988年)。(写真 上)
もう一冊は、「香月泰男と1940―50年代の絵画」(2009年)。(写真 下)
第四章まで読んだ『野十郎の炎』を思い出しながら、高島野十郎の絵画を鑑賞した。
<蝋燭>の炎を描いた絵は勿論だが、観る者の魂に響く絵が多い。月の絵、というより闇を描いた絵もいい。雨の法隆寺や新宿御苑の老木など、一度見たら忘れられない作品が多い。
<香月泰男>を中心とした画展は、現在、下関美術館で開催中のもので、Yさんは、先日行ってこられたとのこと、お土産に絵葉書をいただいた。
シベリヤシリーズ以前の香月泰男の作品を展示してあるようだ。会期はまだ先なので、機会が作れたら、行ってみることにしたい。
他の画家の絵のなかにも、実際に見てみたい作品がかなりあった。
草花舎は、次の展示<ヴァグリエのバッグと小物>展の準備中だった。
今日は静かに図録を鑑賞し、庭歩きもせず帰宅した。
こんな日、家にくすぶっているのは、精神衛生上よくない、そんな口実を設け、草花舎に電話した。今からでも、昼食がいただけるか、と。
1時を過ぎていた。
「大丈夫、どうぞいらしてください」
との返事だった。
外に出てみると、哀しいほどの青空だ。頭を360度回転してみたが、雲のかけらもない。(写真)
虚空は寂しい。一片の雲でいいから存在してくれと、念じたくなるほどだった。
草花舎で、食事をすませると、2冊の図録を丁寧に眺めた。
一冊は、「高島野十郎展」の図録(1988年)。(写真 上)
もう一冊は、「香月泰男と1940―50年代の絵画」(2009年)。(写真 下)
第四章まで読んだ『野十郎の炎』を思い出しながら、高島野十郎の絵画を鑑賞した。
<蝋燭>の炎を描いた絵は勿論だが、観る者の魂に響く絵が多い。月の絵、というより闇を描いた絵もいい。雨の法隆寺や新宿御苑の老木など、一度見たら忘れられない作品が多い。
<香月泰男>を中心とした画展は、現在、下関美術館で開催中のもので、Yさんは、先日行ってこられたとのこと、お土産に絵葉書をいただいた。
シベリヤシリーズ以前の香月泰男の作品を展示してあるようだ。会期はまだ先なので、機会が作れたら、行ってみることにしたい。
他の画家の絵のなかにも、実際に見てみたい作品がかなりあった。
草花舎は、次の展示<ヴァグリエのバッグと小物>展の準備中だった。
今日は静かに図録を鑑賞し、庭歩きもせず帰宅した。
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