ぶらぶら人生

心の呟き

続、やなせたかしさんの世界

2013-11-16 | 身辺雑記
 2冊注文したうちの、もう1冊が、 『やなせたかし 明日をひらく言葉』(2012年刊 PHP文庫)である。

      

 この本は、<PHP研究所 編>である。

   第1章 愛情と育ち方    ―ぼくはこんなふうに生きてきた……
   第2章 仕事と運不運    ―続けていれば、あるとき目の前の席が空く……
   第3章 希望とよろこび   ―幸福は日常の中にそっとかくれている……
   第4章 正義と善悪     ―アンパンマンは倒すより助けるヒーロー……
   第5章 子どもと個性    ―力が足りないなら、ゆっくり走ればいい……
   第6章 いのちと生き方   ―人生にムダはひとつもない……

 「やなせたかしの名言集」と言っていい。
 取り上げた名言の背景が、解説されている。

 その中のほんの一部を引用しておきたい。
 息苦しさの救いとなるような言葉ばかりだ。

   ごくありふれた日常のなかに
   さりげなく
   ひっそりと
   幸福はかくれています


   一寸先は闇でも、
   その一寸先には
   光がある。


   正義のための戦いなんてどこにもないのだ。
   正義はとても不安定なもので、
   ある日、突然逆転する。


   逆転しない正義とは
   献身と愛だ。

   それも決して大げさなことではなく、
   目の前で餓死しそうな人がいるとすれば、
   その人に一片のパンを与えること。

   子どもは
   いつも先生。

   もうなくなってしまった
   純粋な心を
   大人に教えてくれる。

   ぼくのように、
   あまり才能に恵まれていない者は
   ゆっくりと走ればいい。

   「あきらめるな!」と自分を叱咤しながら
   眼の前一メートルぐらいの地面だけ見て
   走り続けるというやり方です。

   八十を過ぎると人生のマニュアルがない。
   毎日が新鮮でびっくり仰天。
   見ること、聞くこと、やること、なすこと、
   すべてが
   未知の世界への冒険旅行だからおもしろい。

   人生の後半戦をいきいきと過ごす秘訣は
   「何でもいいから、熱中できるものを持つこと」
   私の場合はたまたま仕事でしたが、
   遊びでも何でもいいと思うんです。

   たとえ十種の病気もちでも
   運は天に任せて、
   できる限りおしゃれもして、
   この人生を楽しみたい。  
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