今日は草花舎の休み日である。
が、お休みの日でも、喫茶店に出て仕事をしているときにはコーヒーを飲みにお寄りなさい、と昨日言ってもらった。が、せっかくの休み日には、それなりのお仕事があるだろうから、できるだけそういうわがままはしないでおこうと考えていた。
が、今日は午後、ハガキ投函のために出かけ、昨日写真が撮れなかったことが残念で、意を翻し立ち寄らせていただいた。(他に、庭の掃除を手伝われる人、日ごろからTさんのお手伝いや相談役として懇意にしておられる方も来ておられた。)
Tちゃんがコーヒーを淹れてくださった。(写真)
以下、<下和弘展>の作品の数々。
以上の展示作品は、昨日の展示状態のままである。
が、Tさんにとっては、陳列が満足な状態ではなさそうであった。
台の高さを変えたり、しばらく佇んで、全体の配置を見渡したり。
私は、その姿にTさんの、妥協を許さない芸術家の徹底した意思を感じた。
花を一輪挿すときにも、お皿にケーキを盛り付けるときにも、Tさんの、その姿勢はいつも変わらない。
私にも、Tさんに似た面があったな、と遠い昔を思い返した。
その道は違っていても、かつては妥協を許さず、文章を書くという行為において、心ゆくまで徹底した日もあった、と。推敲に推敲を重ねた日々は、遠い昔のことになってしまった。今では、その意欲がすっかり衰えてしまった。そして、いい加減な妥協ばかり。そして、しようもない駄文を書き続けて、ときどき嫌になったり……。
そんなことを改めて見詰める日となった。