老いてくると、自分のなかに、頼もしく成長する何かを見出すことは、なかなか難しい。それは当然のこととして受け止めながらも、寂しさを覚える。
そんな日常において、若い日とまったく変わらず、伸びることを緩めないものがある。
髪の毛と爪。
今日は、伸びた髪をカットしてもらうため、午後、街へ出る。
バス停へ向かう途中も、バスを待つ間も、強風に苛まれる。進路の不確かな台風14号の影響であろうか?
美容院を出てイオンに向かう途中、足を止めて眺めた空と雲。
雲の動きも速い。
買い物を終え、タクシー乗り場で空を見上げると、雲量が驚くほど増えていた。