5月5日・万葉公園散策
鯉のぼり🎏5景
(万葉公園の東口を下り、車道から眺めた鯉のぼり。)
鯉のぼりは、なぜか私の心を躍らせる。
心の求める自由を見ている気になるのかもしれない。
クヌギ(ツルバミ)
木の麓には、万葉の
歌が紹介されている。
橡(つるはみ)の衣(きぬ)は人皆事なしと
言ひし時より着欲しく思ほゆ
木々の個性を楽しんだり、あちらこちらに設けられた万葉の歌を読んだりして歩くと、いくら時間があっても足りない。
散策
友達と歩いていると安心感があるせいか、小さな坂を上ったり下ったり、石段をトントン威勢よく降りてみたり、軽快に体が動いた。86歳という年齢を考えると上出来!?
(しかし、今日は遠足のあとのように、少々脹脛が疲れている。)
<子どもの日>とあって、親子連れで賑わっていた。のどかである。
世の中が平穏であることの証であろう。
その様子を眺めながら、私たちの子ども時代の遊びを思い出す。
私は戦前、友達は戦後と、幼少期にずれはあるけれど、遊びは似通っている。
私たちの遊び場は、土の時代であったことと関係があるのかもしれない。
ベンチに掛けて休みながら
少々、風景は霞んでいるけれど、高島が見え、魚待ち灯台のある岬も見える。
木陰にいると、折からの風も心地よい。
花
ウツギ?
トベラ?
トベラ(かと思える)花にやってくる綺麗な蝶がいた。
身軽に花から花へと移るので、撮影には失敗した。
万葉公園を数日おきに歩けば、その都度、その折々の季節の花に出会えるだろう。
地面に目をやると、庭石菖の群生しているところもあった。
昨日歩いた範囲では、花数が少なかったけれど。
「来年は桜の花を一緒に見に来ましょう」
と、友達に誘われる。
<やすらぎの家>の前に立つ枝垂れ桜は見事だし、並木の桜も美しいから……と。
老いの身にとっての明日は(来春となると更に)、不確定なことだが、機会があれば是非、万葉公園の桜に会いたい。
水車と手水鉢
<やすらぎの家>で昼食。歯の不調で、食事がままならず、一番食べやすそうな「山菜うどん」をいただく。
お食事のほか、ベンチに掛けて、二度休憩した。
水分を補給したり、万葉公園とは関わりのない昔話をしたり、本の話をしたり。
友達の話から、ぜひ読んで見たいと思った佐藤真一さんと久坂部羊さんの本を、帰宅に合わせアマゾンへ注文したいと思っている。
昨日は、足で歩く散歩だけでなく、心の散歩日ともなった。